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記事一覧

本日の公演情報

くるめ演劇祭特別ユニットとして集まった久留米の演劇人たちが繰り広げる不思議な物語。
劇団ランクルー『Fairy.Tail ふぇあり〜てぃる そしてある時は田中三郎の冒険』
いよいよ本日、19時開演となりました。

制作の私は受付。
お客様と一番最初に顔を合わせる受付。
なぜかキャストとして出演するよりも、緊張します。
ですが、お客様の変化を一番感じられる場所でもあります。
来たときと帰るとき…その表情で、この公演の出来がわかります。
どんなお客様が来るのか、どんな表情で帰られるのか楽しみです。

朝から曇り空で、少し天気が心配ですが…。
皆様に足を運んでいただけることを心よりお待ちしております。

【法】

朝倉の子ども劇場へおじゃま

頓田の森ピースキャンドルナイトの案内で、朝倉の子ども劇場事務局へおじゃましました。

夕方18時過ぎという遅い時間に、お世話になりました。本当にありがとうございました。

頓田の森ピースキャンドルナイトは、事件継承にご尽力のあった方々のご協力をいただきながら、確実に輪が広がってきています。

それは人数の問題ではなく、人の苦痛にもだえて苦しむ「もだえ神」の心、悼む心を持った人々の、ささやかなネットワークの広がり。

そんなつながりが、見えないどこかで、人に優しい共生の地域づくりなっていくのかも、とそんな気がしてなりません。

子ども劇場のみなさんとも、近い将来にピースキャンドルナイトで力を合わせることが出来たら、こんなに嬉しいことはありません。

「協同」は、協同の相手が喜んでくれることから始まるものですよね。
決して「自分」が先ではない。もしそうなると、協同の関係は発展しない。

肝に銘じて、ピースキャンドルナイトのネットワークづくり、がんばります。

【釜】

劇団通信編集後記から

やっと劇団通信第20号が出来ました。印刷はまだですが。いつもかかってから二週はかかるので、やっと抜けました。

通信は約150名の方々への郵送なので、編集後記からの抜粋をブログに転載します。
以下は、転載分です。

■さて、ぴーすきゃんどるナイトの打ち合わせ中に、昨年出演の方がこんなことを。
「うちの子が森で亡くなった子どもたちを見たっていうのよね」
じつは、こんな話しはよく耳にはさみます。
これも昨年きゃんどるナイトに参加された方々の話ですが、「亡くなった子どもが喜んでいるのを感じるの」とか「何かが来ていたような不思議な感じ」とか。

■「心霊現象は実在するか」などの話しをしようというのではありません。そう感じた方々がいる事実を、お伝えしたかっただけです。

■鎮魂は、魂と対話し祈ること。死者を想起し生者のいまを確かめること。
きゃんどるナイトは。そんな祈りと継承の場でありたいものです。

■願わくば、きゃんどるナイトの日は晴れて欲しい。
この願いよ、森の子どもたちのいる天国へ届け。

【釜】

民話と紙芝居

紙芝居には民話がよく似合う。今日「六月のむすこ」「雪女」の紙芝居を研究しての実感です。

民話には磨き抜かれた強靭な物語性があります。
それが、単純化と簡素化を旨とする紙芝居との相性のよさでしょうか。

紙芝居は12枚か16枚で語り尽くす物語ですから、単純化簡素化することで成り立つジャンルです。

それは、奥が深いことと矛盾するものではありません。

そもそも民話とは何か。
「伝授された口頭言語による物語」「この世界に呼吸している私たちの心の表現」なのです。

決して古くさい物語ではなく、学校の怪談だって立派な現代の民話。

民話に取り組む時は、そのくらいは押さえてかからないと、アプローチを誤るのではないでしょうか。

くれぐれも「民話=身近で親しみやすい物語」などと、安直な理解はしたくないものですね。

【釜】

阿蘇郡波野の神楽館、そしてピースキャンドルナイト

神楽館神楽館所蔵仮面
阿蘇郡波野の「道の駅波野」は、神楽を上演する広場と神楽資料館である神楽館を併設しています。
行ってきましたよ。

大地や空、神との交歓、農から生まれた祭、お神楽。中九州以南では、そんな伝統芸能による村起こしが盛ん。
学び糧にするに値する題材です。
(写真は「道の駅波野」の神楽館と所蔵仮面)

今日は頓田の森ピースキャンドルナイト打ち合わせ。えーるビアで行いました。

昨年にいらっしゃいました市民の方々の話や、頓田の森に散った子どもたちが昨年のキャンドルナイトに訪れたと感じた方々の話など、あっという間に時間経過。

私は超常現象など信じていないのですが、一方で魂の領域があることも知っているつもりです。

【釜】

杷木フェスと、そして黒川能

仕事を終えてから、筑後川堤防の道を、一路杷木町へ。杷木国際子ども芸術フェスティバルの宣伝チラシの追加分を受け取りにいきました。

筑後川堤防には、もう菜の花が。いよいよ春ですね。
杷木フェスは、子どもが豊かに育つ文化芸術の一大イベント。
今年出演をさせていただくだけでなく、劇列車が出来る範囲のお手伝いもしたいなぁ。そんな打ち合わせもしてきました。

さて、昨日今日とある新聞の文化欄に、山形県庄内の黒川能の連載記事が載りました。
黒川能の新聞記事
京都造形芸大で芸術学を学びながら、「東北学」で知った黒川能。

農と能が結びついた労働から生まれた伝統能です。

大変興味をそそられていたところ、新聞に大きく載ってびっくり。

黒川能は、宮沢賢治の思想を受け継いだ山形のアナーキスト詩人「真壁仁」が初めて紹介した、秘事能です。

秘事能といっても、地元の人々が時流に翻弄されず、頑固に継承してきたという意味ですが。

いつかは見てみたい能です。
最近思うのですが、現代舞台アートの創作にあたって、伝統芸能(能楽、狂言のみならず文楽や神楽など)を学ぶことが大切に思えてなりません。

【釜】

NPOサポートセンターで設立相談

今日は、仕事の時間休をとって、福岡県庁吉塚合同庁舎に所在する「NPOサポートセンター」に行きました。予約を入れておいた設立個別相談です。

見ていただいた劇列車定款案は、全く問題なし。次には、NPO事業計画や予算案の作成に入る時が来たようです。

あと2〜3回はサポートセンターに足を運ぶことになりそうですが、足を運ぶ度に設立が具体的になっていくでしょうね。

それから、不安だった法人住民税の負担も、減免の方向で問題なさそうです。
ほっと一安心です。

劇団の非営利法人化、スタートから準備の歩みへ踏み出しました。
皆様、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

【釜】

紙芝居を借りてきて

紙芝居『のばら』紙芝居『ゆきおんな』紙芝居『六月のむすこ』
筑紫野市図書館から、紙芝居を三点借りました。

劇団財政から支出し購入して、研究しようと思っていた三点ですから、ビンボな財政支出をせずに研究できてラッキーです。

紙芝居『六月のむすこ』

なかでも出色は、「六月のむすこ」。

民話研究と創作で魅力的な、松谷みよ子民話珠玉選の紙芝居です。
絵もとっても素敵ですよ。

朗読の大衆的発展形として、子どもも大人も楽しめる紙芝居の研究。

新しい表現パラダイム試行の一貫です。

さてさて、私にはファンタジーが適していることを、ほんとうに遅ればせながら、あらためて発見。

これは資質でしょうが、
空と風、土や木の息吹きを感じる中で、初めて表現したい心が生まれるのです。「六月のむすこ」は、日本版「森は生きている」といってよいくらいの、素敵な冬のファンタジーです。

話が脇道に逸れました。
紙芝居という廃れたジャンルは、日本独自芸能として、復活があってよいのではないでしょうか。

演じ手と聞き手が素朴にダイレクトにつながる独特の魅力を、再発見していく研究をしたいものです。

【釜】

劇団ランクルー『Faily Tail』

そよ風に春の温もりを感じたお昼間でしたが、やっぱり、まだ2月。
稽古が終わり、建物を出ると冷たい風が吹いていました。

14日、本番まで残り2週間となりました。
本番までのスケジュールも配られ、より一層、身が引き締まりました。
稽古中には、細部まで演出が入り、それについて演出家と出演者の意見が熱くぶつかり合い、シーンごとに練り上げられていきます。

制作として、みなさんへの宣伝のしがいがあります。
来週からは、通し稽古の連続です!!

【法】

春一番、朗読教室と宮沢賢治。

春一番が吹き荒れて、今日はぽかぽか陽気の春のきざし。

福岡で朗読教室を見学しました。
劇列車の今年の課題はスキルの向上。学ぶ場を求めて朗読教室を見学しました。

技術向上に妥協を許さない劇団の稽古とは違って、緩やかな教室の空気。
それもありですよ、ほんとうに。
万葉集を声に出して読んだりする一時。和やかで楽しいものでした。

みなさんが朗読を楽しんであることに、日頃の身を刻む精進の心にも春の風がそよいだ気分です。

表現とはスキルあってのもの。スキルに怠ける心は内なる敵です。僅かな向上に心血を注ぐもの。

一方で表現は、内なる沸き上がる衝動を解放していく、ふくよかな時間。

とってもふくよかな一時を味わった見学でした。

宮沢賢治展示会

それから、イムズで開催中の「宮沢賢治の贈り物」展示を見学。

宣伝が大規模であった割には、企画倒れか。
厳しく採点したい展示でした。

それでも、久しぶりに賢治の世界に触れることが出来ました。

岩手花巻を久しぶりに歩きたくなりました。
写真は、展示入り口を何気なく写したものです。

【釜】

語り力急上昇!?~そしてステキな歌声披露♪

月の明かりがぴっかりぴっかりキレイな冬の夜。
今日は語りの稽古を行いました。

語りの稽古では、前回の稽古で聴いた時よりも格段にレベルアップしていました。
(そんな急に上がるはずは…!?)と驚いていたら、朗読CDを聴いて語りの聞かせ方を研究したとのこと。。
それもこれも日々の基礎力アップの稽古を行っているからこそのレベルアップなのだとは思いますが、
そのわずかな差でビックリするほど上手く感じられました…(*゚□゚*)
語りってやっぱり奥が深い!

稽古風景1 稽古風景2

そして今日の稽古には、杷木フェスでご一緒させて頂く歌手の方に来て頂きました☆
さっそく一曲披露!やっぱりステキな歌声でした♪
今日は杷木フェスで歌って頂く曲目についての打ち合わせのため来て頂いたのですが、
打ち合わせだけでなく歌手の方と劇列車、お互いの文化活動に対する熱い思いを語るひとときともなりました(≧▽≦)

【尚】

劇団ランクルー『Fairy Tail』

10日 通し稽古
いつもより少し早めの稽古開始。

キャストが衣装を準備し終え、初めて観に来られたスタッフさんも、どんな仕上がりになっているのか、少し緊張ぎみに見守る中、初の通し稽古が始まりました。

あっという間に21時を過ぎ…。
19時20分に始めた通し稽古は、終わってみると約2時間。
普段から稽古を見ている私も時間を忘れていました。

何とも不思議な世界。
ブラックユーモアな世界。
本番が楽しみです!

【法】

いよいよNPO準備始動!

NPOの定款案も、維持会員募集チラシも完了していたのですが、今日は福岡県NPOサポートセンターに電話。

設立について、来週火曜日に個別相談を予約しました。

いよいよ始まりましたね。

演劇というのは、時間場所と費用人員と、極めて負荷の高いジャンルです。

これが文学ならば、鉛筆とノートがあれば、一人でも出来る行為なのですが。


この文学と演劇の違いが、NPOにする意義でもあります。

よってたかって、お金と時間、人々の関わりが必要なのが演劇。

そこに人々をつなぐ広場としての効用があるのでしょう。

【釜】

劇団ランクルー『Fairy Tail』

ますますスピードを上げて、良い仕上がりを見せている劇団ランクルー!!
昨日の読売新聞「筑後かわらばん」に大きく掲載され、キャストのモチベーションもぐんぐん上がっています。
演出にも、より力が入り、立ち上がっての指示が飛んでいます。
次回の稽古は、いよいよ照明や大道具のスタッフさんも入っての通し稽古です!

【法】

紙芝居表現研修とユニット打ち上げ

10時から13時まで、劇団の紙芝居表現研修。

研修資料

朗読表現研修として、クラムボンの会、林洋子さんの「よだかの星」や長岡輝子さんの「月夜のでんしんばしら」のCDを聞き、感想の出しあい。

紙芝居表現の原理を、子どもの心に返ってみて一からの学びあい。

紙芝居

語り表現が日本の口芸の伝統に立っていることを、あらためて実感しました。

日本語の語りのリズムには、長い長い蓄積の伝統があります。

銀河鉄道の夜打ち上げ

夜は、銀河鉄道の夜ユニットの打ち上げ。

遅くなりましたが、楽しく一つの区切りをつける宴を開けました。
客演のみなさん、ほんとうにありがとうございました。

みなさんのお陰で、素敵な公演が出来ました。

【釜】

劇団ランクルー「初めての殺陣指導」

本番まで、残り20日となった劇団ランクルー。
各メディアから次々と取材が入ってます。
久留米の劇団が集結したユニットなだけあって注目度が高いですね。
さて、前回の稽古では、初めての殺陣指導がありました。
出演者の身の軽さにびっくり!
制作として参加している私は、デジカメで稽古風景を撮影していたのですが、それを忘れて見とれてしまいました。
『Faily Tail』の見所の一つになりそうです!

【法】

人の輪、ピースキャンドルナイト

今日で、今年の頓田の森ピースキャンドルナイトで、なにがしか役割を担う方々と、全員に連絡がとれました。

昨年より着実に、人々の輪が広がりを持ってきたことを感じます。

祈りと記憶の催しが、文化を通じた継承運動になってきています。

文化による継承運動は、大きくいうなら、地域づくりでもありましょう。
そんな草の根のアートをつくりたいなぁ

【釜】

ワクワクしました!

雨があがり月夜の空が高く感じるほど透きとおった夜。
本日は語りの稽古を行いました♪

稽古風景

まずは歌の稽古、そして『月夜のでんしんばしら』。
語り手は語り回しを思い切ったカタチにして、劇団員の前で披露!
まだまだ荒削りではあったけれども、そのカタチは成功していて、
今後の磨き具合がとても楽しみです☆(≧▽≦)

三人語り『シイの木はよみがえった』では前回稽古に引き続き、細かい部分をブラシアップ↑↑
イントネーションの上げ下げや抑揚・速度のメリハリなど、気をつけなければならないところはたくさんあるけれども、
今日の稽古では、本当に些細な変化がガラリと印象を変えてしまうことを改めて実感しました。

月夜のでんしんばしら』も『シイの木はよみがえった』もますます磨きがかかっており、
次にこの作品を通すときにはどんな仕上がりになるか…すごくワクワクしました!(*゚▽゚*)

杷木フェスまで残り2ヵ月弱。。
期待に胸躍らせるとともに、『語り手に負けていられないっ!』と思った、いち音響スタッフでした(*^_^*)

【尚】

劇団ランクルー『Fairy.Tail』

今日も久留米は雨が降り、何だかどんよりした空気の1日。
本日は劇団ランクルーの稽古に参加しました。

天気がどんよりだけど、ランクルーの稽古にはそんなの関係ナシ!
本日も役者と演出のかけひき…作品がもみ上げられています。(*`∀´)
上演初日まで残り1カ月をきりました。
日々稽古は進み、今までわずかずつ仕上がっていた作品もどんどん急ピッチに出来上がりつつ。。
音響として参加している私も本番に向けてワク②しています♪
同じ音響担当Kさんとも打ち合わせ後お互いに『がんばりましょう!』と気合いをいれ。。

本番まで残り3週間ちょっと…がんばるぞー!!(*>▽<*)!!

【尚】

CD「宮沢賢治ひとがたり〜林洋子

半月がきれいな夜空です。
きっと明朝は寒いのでしょうね。まっくらくらの夜明け前のジョギングも、もう一年。
地球の鼓動を感じます。

さて、今日は感激。クラムボンの会、林洋子さんの宮沢賢治ひとがたりを一度聞きたいと思っていたのですが、CDにて実現したのですから。

聞き惚れるとともに、勉強になります。
また、タンバリンという素朴な打楽器が、異様な迫力を持つことも発見。

よだかの星が、音声を介して素敵にふくよかになっておりました。
あらためて、朗読の持つ可能性を再発見して、なんだか楽しい気分が心に滲みてきます。

【釜】

小さな劇場「紙芝居」

劇列車の今年の課題に「朗読のゆたかな展開」があります。

語りに力を入れてきた劇列車です。
でも一方で、朗読にもっと大衆性と娯楽性が必要なのでは…と、痛感してきました。

そこで…紙芝居という日本独自の伝統芸に注目しています。

2月から紙芝居研究を初めていこうと、インターネットで資料注文をするつもりだったのですが。
今日筑紫野市図書館で発見†

紙芝居の演じ方

わくわくして、かつ財布に優しい(笑い)

さて借りてきたのは、写真の「紙芝居の演じ方」、そして「紙芝居・共感のよろこび」です。(いずれも著者まついのりこ)

実技には理論の裏付けが大切と、日頃感じています。
さあ、ねじりハチマキで勉強、勉強。

【釜】