Calendar

<< 2009/4  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

記事一覧

なぜおもしろい?紙芝居

紙芝居理論で考えてみます。

【1】額縁【紙芝居枠】で絵を囲むことで現実世界とフィクションを区切る。
…これは、美術作品が額縁や台座にて、作品を現実世界と区切ったのと同じ発想でしょう。

【2】区切ることは、一方でフィクション世界をある範囲の空間に閉じ込めることでもあります。

紙芝居には、区切ると同時にせっかく作った区切りを打ち破る動きがあります。

絵を抜いて差し込むという動きです。

抜くことで、閉じ込められていたフィクションが、空間に大きく広がります。

閉じ込める動きと解放の動き。

その相反する二つの動きの造りだすダイナミズムが、紙芝居のおもしろさです。

【3】紙芝居口演者の語り口。

特に民話系紙芝居の場合、日本語の口承文芸のリズムに近づくように、文章の段階からリズミカルに区切られています。

口承文芸のリズムと言っても様々でしょうが、ご詠歌や念仏のリズムとたしかに通底しているところがあります。

このリズムが、口演者の語りに、聴衆の集中を造りだしています。

◇絵の領域が造りだすダイナミックな動き。
語りの領域が造りだす日本語のリズムの魅力。

この二つの融合に、紙芝居の魅力が潜んでいる、といってよいのではないでしょうか?

【釜】

崩壊と蘇生の間で

北九州国際会議場

今日は、北九州国際会議場へ行ってきました。
第10回水俣病記念講演会を聴くためです。

この会は、毎年開催されています。

講演会ポスター

今年は、水俣病を通して私たちの社会と自身のありようについて考えるために、「崩壊と蘇生の間で」をテーマに講演が行われました。

13時半に開演してから17時まで、5名の方々の講演を聴くことができました。

講演をされた方々は、異なる分野で活躍されている方(政治社会学・作家・建築家・疫学)が4名。
何らかの形で水俣病と出会い、関わって来られた方々ばかりでした。
そして、水俣病の患者さんが1名。
やはり、患者さんの言葉は一番心に響いてきました。

水俣病。
それは、熊本の水俣で起きたこと…。
ではなく、
いま生きている私たちの生活に深く繋がっている、
そして、水俣で起きている崩壊と蘇生を知ることで、私たちの社会の未来が見えてくるのでは…と改めて感じました。

【法】

紙芝居は「雪わたり」で

紙芝居と語りで綴る「宮沢賢治童話劇場」。
それを構成する紙芝居は「雪わたり」と、確定しました。

初チャレンジの童話です。
童歌で綴られている「雪わたり」ですから、紙芝居のパフォーマンス度も高めたいもの。

紙芝居のおもしろさの秘訣を踏まえて、紙芝居理論に合ったパフォーマンスを造っていきます。

紙芝居理論とは…。大それたものではありませんが、「なぜ面白いのか?」ということには、ちゃんと理屈があります。

その理屈を生かすことで、パフォーマンス度をアップすることも可能でしょう。

紙芝居の理論…。
それは次回でご紹介します。お楽しみに。

【釜】

ついに!紙芝居第一弾届く!

ついに届きました!待望の紙芝居!

紙芝居3作品

紙芝居に取り組むことを決め、作品を決め注文してから早数日。。
自宅に帰るとちょっと大きめの段ボールが・・・

ハッと気づきそこからは無我夢中で段ボールを破り開けました。
(おかげで変な所から取り出すはめになってしまいました(笑))

「雪わたり」「どんぐりと山猫」「雪おんな」

中を開くと3作品の登場です♪

夜に開けてしまったのでワクワクして眠れるかが心配です( ̄▽ ̄;)
あぁっ、日曜日の稽古が待ちきれないっ!o(≧▽≦)o

【尚】

盛りだくさんの稽古!!

今日は、稽古日でした。
4月から、新しいことに取り組み始めた稽古内容は、毎回盛りだくさん!!

まずは、歌から。
キーボードの弾き語りに挑戦中…。
そして、紙芝居に欠かせないキーボードとアコーディオンのセッション☆
8月に学校公演が決まった「シイの木はよみがえった」。
本公演に向けての稽古。
と、とても濃い内容でした!!
最後には、制作の時間を忘れずに…。

新しいことに取り組み出すと、なかなか進まない気がしますが、そんなことはなく、確実に未来に向かって走る劇列車!!

今後が楽しみです。

【法】

学校ボランティア公演オファー続々

「シイの木はよみがえった」学校ボランティア公演オファーが、今日もありました。
8月6日で、という話です。
しかし、その日はもう公演が決まった学校があり、依頼に応えることが出来ず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

記憶の継承は、可能な限り数多い公演機会があった方がよいのは当たり前。
一方、働きながらの活動は融通がきかない辛さがあります。

働きながら…を、片手間の活動とか捉える見方には強く抗いますが、体が一つしかないのは事実。

今できることを精一杯に。働きながら…を表現の強さに。

オファーに応えられない残念さを、表現のエネルギーへ。
頑張ります。

【釜】

フェアトレードショップめぐりin福岡

昨年劇団の財政基盤を補助することを目的に始めた物販活動。
今年はアジアと私たちを結ぶフェアトレード物産を扱おうと計画中。

そこで今日は、ぽかぽか陽気の中、フェアトレード商品を取り扱っているショップを巡りました。

福岡市内のお店を回り、嘉麻市の方まで足を延ばしてみることに。
そこで見つけたフェアトレードのお店『気まぐれや』。

気まぐれや

表ではヤギ2匹をはじめ、さまざまな動物がお出迎えしてくれました(*^▽^*)
民家の一部だったため、「お店の中に入っていいのかなぁ~?(・_・;)」と思いながらも「お邪魔しマス。」

お店の中でしばらく待っているとご主人の立田さんがいらっしゃいました。

気まぐれやご主人、立田邦征さん(店内にて)

フェアトレードについて、アジア雑貨販売について、アートについて、アジアについて・・・
地球規模でどんどん話が盛り上がりました♪(@ ̄▽ ̄@)

そして、その足で秋月にある『ろまんの道』へ。
ろまんの道のご主人とも物販の話やアートの力など様々なことをお話ししました。

フェアトレードについて実際にお店を見て、商品を見て、話をして。
自分たちで調べるだけでは分からない感覚を味わうことができた、素敵な1日となりました(*^_^*)

【尚】

紙芝居と語りの口演決まりました

「口演」とは誤字ではありませんよ、口で演じるから口演。

語り芸として紙芝居の研究を始めていましたが、実演が決まりした。

6月27日土曜日に杷木町で子どもたちを相手に初演です。

紙芝居は、もちろん街頭ライブで鍛えていくものでしょうが、まずは語りと組み合わせて、劇列車の新しいジャンルとしてやってみたい。そう考えています。

子どもたちと、いい時間を作るために頑張ります。

公演日が決まってくると、気持ちも引き締まりますね。

【釜】

学校ボランティア公演オファーあり

今年の学校ボランティア公演案内の発送を終えたばかりでした。

今年は朝倉市、大刀洗町、筑前町、小郡市、うきは市の小学校中学校70校に案内郵送。
「シイの木はよみがえった」公演です。
「平和のために足下から記憶を継承する」趣旨で、年1回から2回の公演予定です。

それが早速、うきは市の小学校からオファー。早い!8月6日に公演が確定しました。

年1回から2回と言わず、もっともっと学校ボランティア公演が出来たらよいのですが。
働きながらだと、そうもいかず。

その分、1回1回をほんとうに大切にして、子どもたちと出会いたいと思います。

【釜】

NPO申請受理されました

本日、福岡県NPOボランティアセンターへNPO申請をして、受理されました。

縦覧期間などを経て認証、そして法務局に登記に行けばNPO成立です。

設立総会を行い、申請が受理されたので、一番大きな山場を越えました。
ホッと一息です。

【釜】

フェアトレードと地球市民

昨年はじめた劇団の物販活動。少しでも活動の足しに、と自然素材和ろうそくを売りました。

今年は一歩進めて、アジアと私たちを結ぶフェアトレード物産を扱おうと計画中です。

グローバル化経済ではなく、対等な循環型経済構築を目指した地球市民の活動が、フェアトレードです。

劇団はもちろん表現団体ですが、活動を成り立たせる財政基盤確立補助として、こんな活動があっていいと思います。

むしろフェアトレードから学ぶことも多いはず。創造にも刺激を受けるはず。

フェアトレード物販活動、けっこう楽しみです。

【釜】

結成総会!!

本日は、NPO法人舞台アート工房・劇列車の結成総会を行いました。
NPO結成総会

14時からえ〜るピア久留米の研修室を借りて、約2時間の総会。
出席者8名(+委任状5名)。
結成総会ということで、設立趣旨・定款・事業計画書・予算収支書などの提案と可決を法律に沿った形式で行いました。

その後、場所を変えて、学校ボランティア公演案内の発送作業を行いました。

どちらも、これからの活動に大切で、充実した1日となりました。

総会の最後には、出席された維持会員の方々から激励の言葉もいただきました。
支えていただけることに感謝の気持ちを忘れず、頑張っていきたいと思います。

今後とも、劇列車を宜しくお願いいたします!!

【法】

明日から劇団名が変わります!

明日は大事なNPO結成総会。
今までの任意団体と比べて、組織の質的な転換となります。

よって、身も心も心機一転。名前が「舞台アート工房・劇列車」に変わります。
劇列車は変わらない、けれども変わり続ける。
そんな気持ちと決意表明と言えば、当たらずとも遠からず。

「舞台アート工房・劇列車」今までに引き続き、よろしくお願い申し上げます。

【釜】

桜吹雪の御嶽流神楽大会

御嶽流神楽大会

5日、日曜日は、豊後大野清川の御嶽流神楽大会へ行ってきました。
豊後大野清川は、久住町を越えて竹田市を過ぎて、九州のナイアガラ「原尻の滝」を過ぎて、やっと着きます。

御嶽流神楽は、旧大野郡に伝わる出雲系神楽。
神楽大会は、朝8時半に始まり、夕方5時期に終わります。

もちろん全部見るには、日帰りでは辛く、三時間くらいの間、野外神楽フェスティバルを、堪能してきました。

桜吹雪散るなか、春うららの野趣溢れる神楽に、身も心も解放。

神楽の舞手たちの体の柔らかいこと、農作業に従事しながらも、踊る修練を積んだ体です。

神楽大会に、公称五千人の人々が押しかけていました。
もちろん、地元の方々が多いようですが、車のナンバーをみると、熊本や福岡、宮崎からも。

今年一年、農山村の伝承芸能を見て歩くつもりです。

【釜】

昨日、4月稽古再開

杷木フェスティバル以来、最初の稽古日が昨日でした。
もちろん、劇団活動が休止していたわけでなく、NPO法人化への実務活動が先行していたのです。

たくさんのメンバーがいれば、もっと違うスピードで活動できるのでしょうが。

それはともかく、昨日の稽古再開。
新作の戯曲読み合わせを中心に、いつもどおり充実した内容。

役者を追い込む台本ですが、役者がこなした時、演技力向上著しいこと、間違いなし。
皆さん、お楽しみに。

【釜】

久留米市民劇団の発足

携帯をなくして、劇団ブログへのアクセス出来ず、しばらくお休みでした。

一昨日は久留米市民劇団の発足がありました。
劇列車は、劇団員一人一人が個人的に参加。
幅広い層の方々と交わることで、刺激を受けていきたいと思うのと、久留米の演劇環境がゆたかになるために、なにがしかお手伝いできたら、という気持ちです。

いままで出来たらいいな、と思っていた市民劇団の旗揚げ。

関係者のみなさんのご尽力に敬意を表しつて、今後の展開が楽しみですね。

【釜】

NPO結成総会に向け、資料精査!

空がぐずつき、雨が降ったり止んだりではっきりしないお天気。
今日はNPOの資料精査を行いました∠(*^ー^*)o

研修室の中で2時間半。
不備がないか、記載に変なところはないか、みっちり資料とにらめっこo( ̄ ^  ̄ o)
細かいところまでしっかりチェックしました。

実務作業は細かいですが、応援頂いている方々の信頼に応えるためにも決して手は抜けないところ。
地道にではありますが、頑張ります!(*^□^*)

7日には再びNPOサポートセンターへ♪
NPOサポートセンターへ通うことも次回が最後になりそうです。

そして12日には、いよいよNPO結成総会!
大きな節目を迎えることに期待をよせつつも…少し、緊張しています(◎▽◎;)

【尚】