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記事一覧

いよいよ法人登記へ

皆既日食に大雨に…。自然の神秘と怖さを感じる一週間となりました。
福岡県内でも避難勧告が出ていましたが、みなさんは大丈夫でしたか?

さて、3ヶ月半前の4月12日。
NPO法人舞台アート工房・劇列車の結成総会をおこないました。
そして本日、福岡県NPOボランティアセンターから連絡があり、県知事の認証がおりたとのこと!
いよいよ、残すは法人登記のみとなりました。
結成総会から今日までに、新しい維持会員の方も増え、より身の引き締まる思いです!

【法】

劇団通信第21号より(2)

劇団通信第21号の主張「地域ということばの概念ずらし」から、前回の続きです。

前回は、「共通の自然生態系を土台としたひとまとまり」を、地域ととらえると、劇団の主張する地域像にぴったりくることまで、述べました。

さて続きです。
「自然生態系の共通するところとしての地域を、すべてつなげていってみるとどうなるか。
地球〈グローブ〉となります。全体の部分を構成する地域があつまると、全体〈地球〉となる。あたりまえですけどね。

さて、『地球の部分としとの地域』という考え方をすれば、地球上で起こるあらゆる出来事は、私たちと無縁ではなく、隣の出来事となります。

イラクやアフガニスタンの悲劇も、隣のことになります。

この思考からは、地球人の意識が生まれてくるのです。

昨年、韓国の済州島の劇団が、朝倉で公演した時、私は息を呑みました。
彼らがスクリーンに映し出したサンドアニメーション〈砂絵〉は、劇団の原点である〈頓田の森〉の絵物語だったからです。

もちろん、済州島の民が頓田の森を知っていたわけではありません。

聞くところによると、母なる島を襲った悲劇、済州島事件を原点とする彼らは、朝倉に到着してすぐ、島の事件に相当するような朝倉の事件はないか、と聞いたそうです。

済州島の悲劇にこだわっている彼らだから、地球の別な地域の悲劇にこだわることもできるのでしょう。

けれども、こう考えることもできます。

どんなところも地球の部分。済州島という〈部分〉も朝倉という〈部分〉も、地球の一部。
隣人が隣人の悲劇をキャッチして、何の不思議がありましょうか、とね。」

以下、続きは次回に。

【釜】

劇団通信第21号より(1)

劇団通信第21号より、「地域ということばの概念ずらし」掲載です。

「■地域から地球へ

私は劇列車の活動をお話する機会があれば、『地域』という言葉を多用しています。
『地球的視野で地域に生きる』とか『アートの力で地域づくりに歩む』などなど。

それでは、『地域』とは、いったいどこからどこまでの空間を指す言葉なのでしょう。
その質問にはっきりした答えを持っていなければ、地域像は不鮮明のまま。明晰な言葉となっていきません。
劇列車の活動土台を表す言葉としても、ぼんやりとしたままになります。

ここで考えてみました。
地域という単位は、市町村単位の空間?通勤通学圏のこと?それとも都道府県単位?

しかしいずれも、劇列車が言葉を使用する感覚とズレてしまったのです。

次にこう考えてみました。
地域とは『自然生態系を共通とする、そしてひとまとまりになってい
いるところ』

そう定義される地域は、村単位までミクロ化される場合もあるでしょうし、東アジア地域までマクロ化する場合もあるでしょう。

こうした考えに基づくと、地域は集落単位から国家超える範囲まで、何層にも重層化した概念へと変貌するのです。』

以後、明日からのブログに続きを掲載します。

【釜】

概念ずらし

表現者が集まる稽古場では、日々の過酷なスキルアップの成果を出すことが求められます。
当然一度に大幅には伸びません。ですが僅かずつでも確実に、目の前の壁を少しずつでも確実に上っていることを確認できます。
だからこそ不調のトキにはものすごい葛藤に悩まされます。でもそれは当り前ですね(笑)
NPO法人として歩むことを決め迎える、初の本公演。
11月には確実に成長している劇列車をお届けしますよ!

さて、スキルアップと同時に、私たちのコア(核)である方針も、明確な言語・論理を持ち始めました。
感覚で持っていることを言語・論理化する作業はとっても大切です。それにより説明を受けた相手はより理解しやすくなり、共感を生み始めます。
本日発行した劇団通信VOL.21〈夏の号〉では「地域」ということばの概念ずらしについて論理的に、でも非常に分かりやすく触れています。
劇団通信に分かりやすく明確に書くことができるのも、学問を学び明確な論理・言語を求められた学者さんが居、その成果に劇列車が出会うことができたからですよね。

「地域」ということばの概念ずらしの内容については、WEB上でもおいおい掲載していこうと思っています。お楽しみに♪

【尚】

ぴーすきゃんどるナイト広報開始

あと20日を割ったぴーすきゃんどるナイトくるめ。

久留米市の後援をいただいて、広報活動を加速させています。

とはいえ、少人数の動きですから、一気な拡大が難しい(;_;)

今日はチラシ折り込みの依頼をしてまわりました。

【釜】

初めて観る世界

昨日、久留米市にある永福寺というお寺に行ってきました。
劇団黒テント第67回公演「新装大回転玉手箱」を観るためです。
全国旅公演で久留米に来るなんて、めったにない機会!と思い、足を運びました。
お寺の中に入ると、アングラの世界が広がっていて、その空間に漂う空気は、私にとって初めて体験するものでした。
急に始まる「うた」、様々な「楽器」を見ながら、劇列車に似て…る?などと思いながら、あっという間の2時間でした。

そして、今日は劇列車の稽古日。
まずは、8月11日「ぴーすきゃんどるナイトくるめ」の制作の時間をしっかりと取りました。
その後、8月6日うきは市立大石小学校公演に向けて「シイの木はよみがえった」の稽古を再開。
最後に、11月23日本公演に向けての稽古。
と、同時進行中です!

【法】

民話は心のかたち

劇列車は、今年は民話や伝統芸能の表現にとりくみだしています。

もう少ししたら、11月定期公演、演目公表もできるようになりますから、お楽しみに。

そこには、民話的世界や伝統芸能が並ぶことになると思います。

「私たちは何者でどこへいくのか?」その問いの答えは、「私たちはどこからきたのか?」にあるのだと思います。

この場合、「私たち」という言葉は、民族と考えていただいて結構です。

私たちの民族的伝統を知ることで、明日の私たちを思い描くことができるのではないでしょうか。

【釜】

ぴーすきゃんどるナイトくるめ企画の集い

今日は、『ぴーすきゃんどるナイトくるめ』に向けて、2回目の準備会を行いました。
8月11日まで残り1ヶ月を切り、より細部まで話を進めました。
経過報告の後、当日のタイムスケジュールに加え、プログラムも決定!
歌や演奏、朗読…そして、語り部の方のお話し。
市民の皆様と一緒に、アートで久留米空襲を追悼するステキな時間となりそうです♪

【法】

子どもの体験活動指導者養成講座アカデミア

昨日は「子どもの体験活動指導者養成講座アカデミア2009」に参加してきました。
毎年8月に2週間、大自然の中で子どもたちだけでキャンプを行う“子ども村キャンプ”。
その子ども村キャンプで子どもたちの体験をサポートする人を養成するための4日間の理論・実技基礎講座です。
残念ながら仕事の都合で子ども村キャンプには参加できないため、初日の基礎講座のみ参加。

しかし、講座の話はとても魅力的で面白いものでした。
子どもの発達・成長、直接体験による感動、あそびと創造力について3人の講師の方から学び、
理論構築された話は劇列車が実体験で体得してきたものと重なり、なるほど納得!とっても胸が躍る5時間の講座でした!(*^□^*)

【尚】

シイの木公演、新しい客演決定

私たちに、地域に生きる魂を発見させてくれた「シイの木はよみがえった」公演。

おかげさまで、40ステージ、4000人を超える方々に見ていただくことができました。

2004年以来の公演活動です。
わずか10数人の市民の皆様の前で行った公演も、一度や二度ではありません。

けれども、亡くなったこどもたちの魂を背負ってやってきました。

ヒロシマでもナガサキでもなく、知覧や東京大空襲でもなく。

頓田の森を語り継ぐことは、継続させるだけで困難を味わい、世間の冷たさに身を切られてきました。

それでも続いてきたのは、心ある市民の皆様のご尽力によるものです。
深く感謝申し上げます。

おかげさまで、来年に向けて客演の方も決まり、私たちの頓田の森継承活動も、7年目となります。

新しい客演の方と、新しいシイの木公演を作っていきますよ。
いまから楽しみにしています。皆様お楽しみに。
また、新しく客演される野村さん、よろしくお願いします。

【釜】

子どもぶんか体験プログラムのお手伝い

6月には人形劇団むすび座の篠崎さんによる人形劇ワークショップ。
7月には清水さんによるパントマイムワークショップ。

九州こどもアート主催による、子どもぶんか体験プログラムのお手伝いが二回終わりました。

意欲的なプログラムに、お手伝いに入って勉強になることばかり。

今後、9月から来年2月までの体験ワークショップのお手伝いを、継続的にさせていただくことになりました。

しっかり学んで、私たち自身の創造と活動に生かしたいものです。

秋には、チェジュ島のザパリ研究所による「サンドアニメーション」ワークショップ。

この技は劇列車のものとするまで、身につけていくつもりです。

来年にはサンドアニメーションを使った作品が登場することになるでしょう。
お楽しみに。

さて、昼のワークショップお手伝い、夜の食事会と、贅沢な時間に恵まれることになりました。

これを糧にしていかないと、バチがあたりますよ、ほんとに。

刺激的な「子どもぶんか体験プログラム」を制作された、九州こどもアートに感謝です。

【釜】

パントマイム体験

今日は、昨日に引き続き「子どもの“ぶんかたいけん”プログラム」でパントマイムワークショップのお手伝い。

子どもたちと一緒に遊びながら、私たち自身、数多くのことを学ばせていただきました。

出会いと経験はこどもたちとってもとても大きな財産になるはず。

本当に素敵な時間でした。

【尚】

パントマイム体験広場でお手伝い

今日は、「子どもの文化体験プログラム」でワークショップのお手伝い。
2回目の7月は、パントマイム体験広場です。
約40年パントマイム一筋の方が講師をされました。
子どもたちは、身体を動かしながらパントマイムの魅力にどんどん引き込まれている様子でした。
そして、私たちも…。
毎回、色んなことを勉強させていただいています。
子どもたちだけでなく、劇列車のメンバーにとっても、体験の場であり、学びの場であり…。
ステキが凝縮された時間です!
そんな場所と時間を提供していただいたことに感謝しながら、明日も頑張ります。
さて、明日はグループにわかれて、パントマイムを使ったお話し作り。
今日学んだことから、子どもたちがどんなお話しを作るのか楽しみです!

【法】

久々の学校公演

今日は、筑前町にある東小田小学校で「シイの木はよみがえった」の公演。
真剣な眼差しをしている子どもたちに、私たちの願いが届くようにと、祈りながら語りかけました。
公演後、たくさんの子どもたちから感想を言っていただき、嬉しい気持ちでいっぱいです。
子どもたちとの出会い、そして、共有できる時間を大切に、これからも「シイの木はよみがえった」の公演を続けていきたいものです。


さて、明日は「子どものぶんかたいけんプログラム」2回目!
今回は、パントマイムのワークショップのお手伝いに行ってきます♪

【法】

明日は東小田小学校へ

明日は、いよいよ筑前町立東小田小学校4年生の子どもたちに、「シイの木はよみがえった」公演をお届けする日です。

昨年は、福岡市立内浜小学校「母と女教師の会」へおじゃましたことを、懐かしく思い出します。

子どもたちとの出会いを大切に。
子どもたちが、平和と連帯をこよなく愛する大人に成長することを祈って。

明日は頑張ります。
忘れ物ないように、今からチェック。睡眠もよくとって、絶好のコンディションで臨みたいものです。

【釜】

活動理念の言語化

今日は東小田小学校4年生の子どもたちへ「シイの木はよみがえった」を届けるための最後の調整稽古。
稽古場に頓田の森事件を扱う表現者としての熱い想いが充満します。
東小田小学校4年生の子どもたちと、この想いを共有することができること、本当に楽しみです(*^□^*)

さて、今日は劇列車の活動理念を的確に言語化した文章に出会いました。
それは“子ども劇場運動”を解説したものでしたが、全く同じ感覚で文章化されていることに非常に感動!
本日劇団で学習した“子ども劇場運動”。その運動を解説した文章よりご紹介。

「経済的・行政的合理性が浸透し、地域が解体され、各人の家庭や身体まで個別に切り刻まれている現代、表現文化活動を通じて人々の共同性を取り戻そうという運動」(これに関して子ども劇場運動も様々な問題を抱えていますが、ここでは省略)

私たちが『住みやすい地域社会づくり』というフレーズを使用している理念。
様々な角度から新しい“コトバ”を与えられることは、まるでモヤのかかった視界がクリアになるような感覚で非常に気持ちのいいものです♪

【尚】

紙芝居で交流会

今日は、図書館問題研究会の第56回全国大会に行ってきました。
5日〜7日の3日間で開催されている会のうち、本日のテーマ別交流会「紙芝居」に参加。
参加者は、全国各地から集まってありました。
日本の文化である紙芝居。
海を渡って世界に拡がる紙芝居。
そんな紙芝居を「読む」・「観る」という両方の視点から体験しました!
初めて出会った作品を読んだり、同じ紙芝居を違う人が読んだりと、色々な方の紙芝居を観ることができ、刺激をうけました。
同じ紙芝居でも、読む人によって雰囲気が変わるのは当たり前のことかもしれませんが、紙芝居の絵自体も、なぜか違って見えてくる!
何とも不思議で、面白いものです。
また、この交流会を担当してある「紙芝居文化の会」の方々とも交流ができ、とても有意義な時間となりました。
交流会も終わり、筑後川添いの薄暗い堤防を車で帰っていると、ふっと目の前があかるくなりました。空をみると、月が出ていました。どうやら月明かりで帰り道を照らしてくれたようです♪

【法】

体の遣いかた

7月10日東小田小学校4年生への公演に向けて本日が最終調整となりました。
多くの小学校などで公演させて頂いた作品で習熟した作品ですが、ささやかな所作の違いで伝わることが大きく変わるため、しっかり稽古。
東小田小学校4年生の子どもたちは“頓田の森事件”についてすでに数回の学習を重ねたとのこと。
三人語り「シイの木はよみがえった」でそれぞれにたくさんのことを感じとってもらえたら…と思います。

さて、午後のミーティングが終わってからは日舞の稽古。
民謡を踊りながら体の使い方を教わります。
終了後、「ストレッチを行ったあととは違う体の部分が軽くなる」とのメンバーの発言。
多種多様な体使いを身につけていって欲しいものです(*^_^*)

【尚】

うきはの小学校におじゃま。

今日は、今年初めてひぐらしの声を聞きました。もう、夏ですね。

さて、昨日は8月6日に公演を行う、うきは市の小学校へ、午後に有給休暇をとっておじゃま。

公演の打ち合わせをさせていただいきました。

全校児童と先生方をふくめて、140名くらいの公演になります。場所は体育館。

「シイの木はよみがえった」学校ボランティア公演は、語り継ぐことでふるさとを発見し、未来の平和を拓くための公演です。

うきはの自然に囲まれた小学校での公演。
子どもたちや先生方と一緒に、ステキな時間を造りたいですね。

【釜】

7月10日に向けて

昨日から、7月10日の小学校公演に向けて、『シイの木はよみがえった』の稽古を再開しました。
『シイの木はよみがえった』の朗読を始めて、約3年…。
多くの方々に観ていただき、練り上げられてきました。
今回は、地元の学校ということもあり、大刀洗空襲について色々と学習しているとのこと。
この公演も、そんな小学生たちの心に刻まれることを祈って、頑張ります。

【法】