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記事一覧

異形の学問地域学

地域学について第二回。

地域学とは、地域に生きるアイデンティティを探求する学問。

一昔前の地域主義や、今流行りの地域主権と違うものです。

民俗学や社会学、歴史学などを横断する、いわゆる学際的学問ですが、地域に生きる意味を根底的に問い直していく、異形の学問でもあります。

そういう意味で全く新しい学問領域。

劇列車のような地域文化運動には、大変親和性が強いと思えています。

なぜなら、劇列車は地域で、舞台アートを軸にした新しい公共圏(新しい人と人とのつながり方)を創出しようとしているのですからね。

【釜】

風のオト・楽しく交流・朗読会♪

『子どもぶんかたいけんプログラム』へ参加させて頂いた週末。
ゆっくり休息を取る間もなく秋月風の音朗読会へ向け準備もかけ足ながらラストスパート突入です!

秋月朗読会には各方面で朗読・読み聴かせで活躍する個人・団体の方を始め、ジャンルを越えたアーティストの方々が参加して下さいます(*^_^*)

私たちも11月の定期公演を控え、試行錯誤しながらも語り劇を創りあげていっています。
かくゆう本日も稽古。人と人とがつながっていくイベントを創る身としては、休みたいなんて言っていられません(≧▽≦;)

人と人とがつながっていくことは競争ではなく共生。趣のある朝倉市秋月では心が穏やかになっていくようです。
4日(日)はさわやかな秋の風が流れる秋月で、風の音を感じながら朗読会を一緒に楽しみませんか?(*^口^*)♪

【尚】

“ニンゲン”の成長〜子どもたちとのワークショップを通じて②

昨日に引き続き、今日もこどもアート主催「子どもぶんかたいけんプログラム」のお手伝い。朝から夕方まで、ダンスを体験するプログラムへ子どもたちと一緒に参加です。

ワークショップの中で子どもたちと一緒に遊んだり、講師側の目線で子どもたちを誘導したり。
頭では分かっていることではあっても、子どもたちとどう関わることが一番いいのか…
自分がその環境を体験させて頂けたことで、試行錯誤ながら子どもたちとの距離感・感覚を体に刻むことができていっていると感じます。
環境を与えて頂けたこどもアートの皆さんへは本当に感謝しきれないほどです。

自分の体で勉強させてもらえたことは次に社会へ還元しなくては。
そのようにして子どもたちを取り巻く環境や地域社会の原点である人と人との関係性のありようを創る“ニンゲン”の成長のお手伝いができればと願います。

―“ニンゲン”としての成長、それはとっても大切なことです。

【尚】

演劇姿勢~子どもたちとのワークショップを通じて①

今日・明日は子ども文化体験プログラム「ダンス」のワークショップお手伝い。
杷木町の子ども未来館へお邪魔しています。

子ども文化体験プログラムへ参加させて頂いて今回が3回目。
そろそろ見慣れてきた子どもたちの顔ぶれ…ですが文化を体験することに慣れはありません。
毎回が新鮮で、子どもたちが文化へ触れる体験に立ち会わせてもらっていることにいつも感動を覚えます。

ワークショップに限らずですが、作品上演に関しても“慣れ”ほど無責任で恐ろしいことはありません。
(ここで言う“慣れ”とは、ワークショップ指導者として、それぞれの作品上演として習熟していくこととは異なります。)

演劇に関わっていることは決して特別なことでも偉いことでもありません。
演劇という手法を使い何をすることができるのか。なぜ演劇なのか。

これは演劇に関わる者として当り前の問いですが、その人の演劇姿勢をつくる最も大切な部分のひとつですよね。

【尚】

地域学という知を生かして

劇団研修合宿が終わり日々の日常へ。

合宿中の方がゆったりしており、日々の毎日が仕事と劇団日常活動や稽古で忙しいという毎日です。

仕事をしながらの活動とは、命を削る行為でもあり。そのはざまから生まれるアートは、不細工で無様なものかもしれません。
だが自由になる時間を注ぎこんで悔いなし。
そこに、地域劇団が活動に腰を据えるやり方の一つがある、そう思っています。

さて、劇列車の理論的バックボーンに「地域学」があります。

地域学とは「地域において生きることの意義の探求」と言いきったのは、京都造形芸術大学の中路さん。

続きは次回で。

【釜】

椎葉民俗芸能を見学

劇列車の研修合宿二日目。

宮城県の椎葉村にやってきて、民俗芸能博物館へ。

四階建の充実した展示館です。

椎葉村の四季、生業と民俗芸能が、視聴覚展示を含めて見応えあり。

椎葉神楽は、80年代の神楽調査団によって、その貴重価値が力説されています。

今年の劇列車は、九州各地の民俗芸能をあちこち見学中。

民俗芸能を、生業と芸能、労働とアートの融合という「対抗文化」カウンターカルチャーの視点でとらえることにより、今の創造に生かそうというねらいがあるのです。

写真は博物館の建物。

民俗芸能博物館

いまから福岡へ帰着の道へ入ります。

【釜】

今日は阿蘇波野村へ

劇列車の研修合宿です。

NPO活動についての理論学習。
そしてバーベキューや椎葉村の民俗についての見学。

涙野村の廃校になった小学校が変身した「やすらぎ交流館」に一泊です。

やすらぎ交流館は写真で見てくださいね。

やすらぎ交流館

とっても星がきれいです。
虫の音もかしましく、すっかり秋。

いまからは映画を見ての研修。

アルコール片手に、ゆったりした研修の始まりです。

【釜】

地域文化への接近

地域に生きる私たちが、地域文化への接近というなんて、変なのですが。

地域文化の破壊崩壊の果てに、いま私たちは地域文化の独創性や豊かさを、ホントに実感させられる機会が限られているような気がします。

だから今年の第11回公演に、民話語りをあげたのは、劇列車の地域文化創造の一プロセス。

さて、現代日本でもっとも地域文化が活発な場所の一つに、琉球がありましょう。

そんなこんなで、第11回公演に、三線のチームをゲストに迎えます。

その名は三線ロビンズ。

賑やかな第11回公演となりそうですね。

【釜】

作品も成長!

先日購入したばかりの雷の音が鳴る楽器を聞き、新作「つつじのむすめ」の完成にますます手ごたえを感じた今日の稽古場。
稽古内容は「シイの木はよみがえった」を中心に行いました。

稽古風景その1
稽古風景その2

お芝居と語り劇で大きく違う俳優の動き方。
お芝居で良いとされる動き方では、語り劇の魅力の一つである観客の想像力を簡単につぶしてしまうこともあります。
動き方の一つ一つをチェックし、より良い動き方へと全体を練り上げていきます。

客席の中央に陣取りその様子を見ていました(*^_^*)
一人の動きが一つ変わるだけでも全体の雰囲気が大きく変わると非常に実感。
より一層観ている側の想像力が働かされ、とっても豊かな“リーディングシアター”へ様変わりしていっています♪

NPO化して初めての定期公演。
作品も大きく成長していっている手ごたえを感じた今日の稽古です。

【尚】

インドネシア楽器の音は?

昨日は夕方に、秋月のアジア雑貨のお店「ろまんの道」へ。

夕方でも店を訪れているお客さんが多く、繁盛していました。

そこで、仕入れられたばっかりのインドネシア楽器を見つけ、早速二個購入。

雷の音がする楽器

なんと!雷の音がする楽器です。
写真にアップしたのがそれ。

それなりの音量で、しかもかなりリアルに雷の音を鳴らします。

第11回公演で演じるリーディングシアター「つつじのむすめ」で使いますよ。
レインスティック(雨音棒)といっしょに。

ぜひインドネシア楽器の音を聞きに、公演へお越しくださいね!

【釜】

日々精進

本日は秋月風の音朗読会と第11回定期公演に向けて稽古!

稽古前には筑後地区各所に置きチラシ依頼など各方面を動き回りました。

複数の企画が同時進行しているため、稽古終了後のミーティング時間もがっちりと。

1日が24時間で足りないほど錯綜しています。

実務的な時間もスキルアップのための時間もどちらも大切。
片方が欠けてはなかなかうまくいきません。
24時間ではやっぱり足りない…

稽古場での反省を踏まえ、今日も精進あるのみです!

【尚】

秋月朗読会打ち合わせ

秋月朗読会に参加される団体であるSOAC(ステージサブオペレーターアナウンサークラブ)の方と、朗読会運営の打ち合わせを終えました。

考えてみると、朗読表現にチャレンジしている団体や個人の交流表現の場というのは、周囲に見当たりません。

交流し刺激を受け合うネットワークの形成という点で、朗読表現は恵まれてないのが、現状ではないでしょうか。

そういう意味で、秋月朗読会に参加される皆さんが広がることは、ネットワーク形成という側面で、やるべき値打ちがある仕事ですね。

そんな狙いを持った朗読会が、将来、地域起こしの側面でも貢献できる成長をしたら素晴らしく魅力的です。

そんな夢もどこかに抱きつつ、秋月朗読会の準備が着々と進行中。

【釜】

増えるNPO維持会員

昨日NPO維持会員申し込みのファックスがありました。

日頃お世話になっている方からです。
維持会員数は14名に。創造正会員とあわせると18名となりました。

当初の目標を上回る増えかたです。
いつの間にか、自然に増えています。

年会費3000円ですから、高くはありませんが、積極的支援のお気持ちがなければ、支払っていただけない金額です。

ありがたいことです。維持会員になっていただいた皆様に、厚くお礼申し上げます。

NPO劇列車の掲げる目標と活動は、今の日本社会のなかでは、多数派にはなりにくいもの。
マイノリティ(少数派)のものでありましょう。

しかし、決して一人よがりではなく、支えていただけるだけの普遍性を持った目標と活動なのだ、と心から実感させられます。

ここに、劇列車の活動が広がっていく可能性があるのだと思うことは、我田引水的な思考でしょうか?

NPO維持会員数目標を、最終的に30名くらいと考えていたのですが、もしかしたら、来年中には達成できるかもしれませんね。

【釜】

祈願の舞い〜エイサー

今月に入ってから、11月の定期公演へむけて、沖縄の伝統芸能エイサーの稽古を始めました。
まだまだ、教習ビデオとにらめっこしながらという段階。
パーランクを叩きながら踊るのは、なかなか格好がつきませんね。
難しい…。
現在は、お祭りなどで、よく見られるエイサーですが、もともと沖縄県では、お盆の時期に踊っていたそうです。ご祖先様の霊をお迎えし、無事にあの世に戻れることを祈願しながら、エイサーを踊る。
そうやって、代々伝えられてきた踊りなんですね。
11月の公演本番までに、皆さんを魅せられるように、祈りを込めて舞えるように…。
また、ビデオとにらめっこ。

【法】

秋月朗読会、準備始動

秋月秋風朗読会のチラシができました。

出演は、個人3人、団体(劇列車を含めて)2団体。

昨年より大きく輪が広がりました。
昨年は劇列車だけの参加でしたから。

秋風朗読会の輪が広がると、朗読祭への転換も可能となるでしょう。

そうなると、アートと地域起こしの関係が、太くダイナミックなものとなっていくかも。

楽しみな可能性に満ちた企画が、秋風朗読会です。

公共施設へのチラシ配布も、行動開始。

あぁ、人手が足らない。

【釜】

10月に学校ボランティア公演

10月19日月曜日に、筑前町東小田小学校で、6年生対象の学校ボランティア公演。

急遽決まりましたが、「シイの木はよみがえった」公演、がんばります。

キャストチェンジ後、新キャストによる初めてのシイの木です。
楽しみですね。

これで10月は、秋月朗読会と、学校ボランティア公演と、忙しくなりました。
11月には第11回本公演。

盛りだくさんですから、一つひとつのことを後回しにせずに、確実にやっていきます。

【釜】

税務署に法人設立申請

暑くも秋らしい風が吹いた今日。

午前中に年休をとって、法務局から税務署、市役所から県税事務所へ。

法人設立申告に行ったのでした。

これで法人としての手続きは一段落。

残すことは、福岡県庁のNPOサポートセンターへ設立登記が完了したことの報告と、法人名義で銀行通帳をつくることだけです。

まずは、最近の嵐のような実務も一段落でしょうか。

登記では、法人設立日は8月25日となっています。

この日が新生NPO劇列車の誕生日です。
会社に例えれば、創立記念日。

いよいよ…、はじまりました。NPOとしての活動が。

【釜】