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土地の記憶

2011.02.11 (金)

それぞれの土地には、土地の記憶というものがある。

耳をすましてみると、目を凝らしてみると、土地の記憶の声が聞こえ、記憶の年輪が見えてくる。

二つと同じ土地はない。それぞれが唯一の土地である。

劇列車の平和行脚公演も、民話語りしばい公演も、見方によっては「土地の記憶」を唄っているのだと思う。

まだまだ鋭敏に、土地の記憶を聞き取る感受性が欲しい。
それが創造の土台だ。

さて、沖縄の地が悲鳴を放っているのが聞こえくる。

この土地の精霊の唄う声を聞いてきた私は、沖縄の悲鳴も聞こえてくる。

ヘリパット基地の建設が強行着手された。

本土の新聞もテレビも沈黙を守り、何も語らない。

だが島のブログが、今の、たったいまの状況を言葉で放っている。

日本列島に向けて「みよ!」と呼びかけている。

島の声も聞こえない、土地の記憶も見えない「都市の演劇」があるとすれば、そんなものは私に意味がない。

私が欲する演劇は、はるかな土地の記憶を聞き取る演劇。
である。