写真は、第11回朝倉市国際子ども芸術フェスティバルのチラシです。
毎年、3月の最後の土日に開催されているフェスティバル。
職場が朝倉市内なのですが、通勤時には、フェスティバルの旗が地区の公民館に立っているのを、よく見かけるようになってきました。
劇列車は、24日(土)に杷木町の女性センターで、公演させていただきます。
九州一円から集まってくる子どもたち、大人たちと一緒に、楽しいひとときを創れるように、頑張ります。
【法】
Calendar
<< 2012/1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>記事一覧
3月最後の土日は…
- Date:2012/01/31(火)00:51
紙芝居『化けねこやしき』再び。
- Date:2012/01/26(木)18:01
阿蘇地域の民話から、新作紙芝居『化けねこやしき』原稿を書きはじめて、約1ヶ月。
とっくの昔に原稿をあげていながら、もう一度寝かせつつ、コツコツと推敲に手をいれていた。
どうも紙芝居は、演劇脚本と違って、地の文の構成や生き生きとしたボギャブラリーが、とても大切なのだ。
ちょっとした違いで、文が生きもし、死にもする。
紙芝居台本は、なかなか難しい。ウーン…。
推敲できることがあれば、推敲を続けて、もうどうにも推敲する箇所がない、となって絵描きさんを探して、渡したい。
まだまだ推敲できる箇所が、いくつも見つかる段階だ。
貧弱なボギャブラリーから、豊かな表現の果実を産むために、唸っている。
それにしても、『化けねこやしき』は、原話からも大きく違う。
『次どうなるの?』というサスペンスを意識して書き、スピード感あるホラー仕立てに仕上げつつある。
この点が、原話を読んで、面白く魅力に映ったところなのだ。
そこを膨らませて、前面に打ち出しているつもり。
そんな創作的観点で再創造している。
もうそろそろ脱稿したい。
じつは…、劇列車かたり芝居の特徴である『仮面』使用について、もっと研究して実践してみたいこともあるのだ。
次の段階の民話かたり芝居は、仮面表現をもっと追求してみたいのだ。
…ああ、時間が足りない。
【釜】
着々と準備。鎮魂と継承。
- Date:2012/01/24(火)21:48
今日は、頓田の森ぴーすきゃんどるナイトの準備会合を朝倉市にて。先ほど帰宅。
朝倉市で頑張ってある方のお家での会合は、実り多いものでした。
現地の中に根を張っていくためには、現地で頑張ってある方々の動きに勝るものはありません。
私も朝倉市に生まれ育ちましたが、大学から職場、居住地が福岡圏から久留米圏。
朝倉の地に根付ききれなかった半端者なのです。
地域に密着すればするほど、地の者ではないハンディをかかえています。
けれども、回を重ねる毎に、少しずつ深く広がっていく頓田の森ぴーすきゃんどるナイト。
今年も、着々と準備が進んでいます。
この企画の目標は、企画主体が劇列車ではなく、市民実行委員会となること。
森の悲劇の鎮魂と継承が、市民みんなのものとなっていくことです。
ぴーすきゃんどるナイト企画主体が、劇列車ではなくなる広がりをつくっていくため、奮闘中です。
【釜】
イベント情報更新
- Date:2012/01/22(日)20:42
今日の午前中はすごい雨でした。
明後日からは雪の予報。
私たちの住む地域で雪が降るということは、わくわくする非日常なのです!
さて、本日イベント情報を更新しました(*^_^*)
2月の最終土日は、朝倉市杷木町で開催される「子ども文化フェスティバル」の演劇ワークショップ講師を務めさせていただきます。
昨年に引き続き今年もお声かけ下さり、関係者のみなさま、本当にありがとうございます。
劇列車3名、演劇を通じて子どもと向き合い、そして参加者みんなで楽しめるひとときをつくれるよう、精一杯がんばります(*^0^*)
そして3月11日は、久留米市善道寺町の耳納市民センターで開催される「耳納市民センターまつり」へ出演させていただくことが決まりました!
こちらは、どきどきわくわくの初出演。
関係者のみなさま、初めての出演でご迷惑をおかけするかもしれませんが、おまつりへお越しのみなさんと一緒に楽しめるひとときをつくりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします(*^0^*)
どちらのイベントも、詳細が分かりましたら、随時掲載していきますよ~。お楽しみに!(● ̄▽ ̄●)
【尚】
村を練り歩く
- Date:2012/01/20(金)19:39
沖縄のエイサーは、、お盆の時期に現世に戻ってくる祖先の霊を送迎するための盆踊り。
昔は、太鼓は使用せず、歌と踊りだけだったそうです。
でも、伝統を絶やしたくないと思った若者たちが、歌や太鼓、囃子に合わせ、踊りながら村の道を練り歩くようになり、それが全国に広まっていったそうです。
今では、エイサー大会があったり、様々な地域のお祭りでよく見かけますよね。
劇列車がエイサーを初御披露目したのは、09年の定期公演。
いま、3つ目のエイサーに挑戦しようとしています。
巡回公演や文化祭などで、見ていただけることを楽しみに…。
【法】
在日コリアの演劇
- Date:2012/01/18(水)23:06
今日、在日コリア3世たちの劇団のマダン劇『4.24の風』を、DVDで見ました。
思いっきり笑い、心が震えました。
朝鮮学校の閉鎖を強行する、マッカーサー占領軍。
勇気を奮い起こし、体を張って闘う在日コリアたち。
このマダン劇を演じる若い在日コリアの俳優たちが、自らのルーツを確かめるように、握りしめるように、在日コリアの闘いを、高らかに歌いあげています。
劇場は、大阪の朝鮮学校。
観客の皆さんの多数は、在日コリアのコミュニティーの人々でしょうか。
ヤポネシア(日本列島)人も混じっているようです。
ストレートで、伝えたい核をしっかり握り締めた演技。
私は、劇で笑ったことは、一度もありません。
笑っている観客に、しらけるしかなかった私が、思いっきり笑いました。
ほんとうに泣きました。
ここに、在日コリアであることを、高らかに宣言し、のびのびと演じ、観客と一緒になって、民族の歴史とアイデンティティを確かめあう劇がある。
月並みな表現ですが、感動しました。
『闘う』演劇に、心が震えて、収まりません。
『民族教育は権利だ!』と叫ぶ俳優たち。
とっても素敵です。
心の叫びを叫んでいます。
がんばれ!在日コリアの演劇人たち。
心の底から、声援を送ります。
【釜】
二題についてメモ風に。
- Date:2012/01/18(水)17:53
表現したいものがある。
その表現を通じて、つながりたいものがある。
だから、やるのだ。
だが、一つ考えてみよう。
表現したいものは、自分と世界との震えるような緊張関係の中から生まれる。
つまり、自己を世界との緊張関係に晒す位置で生きていることが、なによりの前提なのだ。
そこには、世界と関わる持続する意志と、意志を持続させる自分がいるのだ。
また表現は、それだけではだめだ。
人に伝わるためには、表現を突き放して対象化する他者の眼を、自分の中に養わなければならない。
客観視して相対化する厳しさを持続しなければならない。
また、それがあってもまだダメなのだ。
人に伝える技能を養う長い修練の日々がある。
そんなこんなは、自己の生活を規律し、表現できる生活を創造することを必須の要件としている。
まだまだ足りない。
自分を磨いていかないといけないな。
がんばろう!
さて、頓田の森ぴーすきゃんどるナイト、動きだしています。
これも、持続する意志と、呼びかけに応答してもらえる応答関係があって、やっとなりたってきたイベントです。
名誉とも権威とも、お金とも無縁です。
そこらに価値観をもたれる方々は、準備に頭を痛め、悩みながら歩いてきた私たちを、上から目線でチラ見をして、横を通り過ぎていったものです。
それでもやれてきたのは、鎮魂と記憶の継承に、無垢に見返りを求めず、関わってこられた方々のおかげです。
さあ、しっかり準備しましょう!
【釜】
HPリニューアル!
- Date:2012/01/17(火)20:43
2012年から、ホームページデザインをリニューアルしました!
一新、アイヌ文様をアクセントにしました(*^0^*)
もっともっと多国籍風のデザインにしたかったのですが、それはまた次の機会に。
重厚感のあるデザインとなりました(● ̄▽ ̄●)
さて、「シイの木はよみがえった」にて、アリランを歌おうと計画中。
歌詞の一部を変えて、頓田の森で被爆し命をとりとめながらも、朝鮮戦争で奪われた命を通じ、むなしさに、心よせます。
各々練習中です♪
どうぞ、お楽しみに!(*^0^*)
【尚】
ウポポの侵犯性
- Date:2012/01/15(日)00:33
最近、縁あってアイヌ語のウポポ(民謡)をよく聞く。
そこから伝わるのは、アイヌ語ウポポの背景に、広大な北方文化圈があることだ。
樺太、シベリア、アリューシャン、アラスカへと続く北方文化圈。
たしかにウポポは、ヤマトと違う文化だ。
それはそうと、これも縁あって、在日コリア3世たちの劇団の存在を知った。(知り合いになったわけではない、知っただけだ)
とすると、不思議なことに、アイヌ語ウポポの歌い手たちと、在日コリア3世の演劇表現が、本質において共通項があることに、気がついた。
ネット上での動画での感想だが、共通項があることに間違いはあるまい。
それは、ヤマトに対する、強烈な侵犯性。
この国における欧米文化受容は、コロニアリズム(植民地主義)と、切っても切り離せない関係にある。
欧米文化は、私たちにとって、ありがたがるものだった。
ところが、アイヌモシリもコリアも、ヤマトによって破壊された土地だ。
先住民としてのアイヌは、言葉も文化も奪われた。
これが深刻なアイデンティティの喪失につながったことは、想像するとわかることだ。
在日コリアは、その本質において、ヤマト近代史が生み出したディアスポラ(難民)だ。
ディアスポラの2世3世も、深刻なアイデンティティ喪失を経験した。
アイヌの表現者も、在日コリアの表現者も、そのアイデンティティ喪失に共通しながら、表現することで、自らのルーツとアイデンティティを獲得していっている。
そのことに、同じ共通項を持っている。
だから、アイヌと在日コリアの表現は、ヤマトに対して、同じ質の侵犯性をもつのだろう。
アイヌ語ウポポも、在日コリアの表現も、もがきながら、自分は何者かを探り当て、そこを表現の根っこにすえて、強靭な表現を作り出している。
民俗芸能を参照系とする劇列車の、もう一つの大切な参照系だ。
【釜】
夏に富山県で上演へ。
- Date:2012/01/12(木)18:08
『とやま世界こども舞台芸術祭』
この舞台芸術祭への参加上演が、全国公募されておりましたので、劇列車『九州民話かたり芝居』上演DVD(久留米市高良内学童保育所公演を録画したもの)を郵送して、参加上演申し込みをしていました。
昨年11月のことでした。
もちろん、ダメもとで…というくらいのつもりで、申し込んでおいたのですが…。
本日、富山県の芸術祭事務局より、お電話で上演内定の連絡をいただきました。
国内15団体、国外15団体の募集でした。
その中に、劇列車の上演を入れていただき、ほんとうに、ありがたく思っております。
こんな貴重な機会をいただいたのですから、たくさん学び、たくさん交流し、一生懸命上演してこようと、意欲満々です。
そして、学んだことを、地域での劇列車の活動に生かしていきたいものです。
劇列車だけが得をする学びではなく、地域にとって得になるような、そんな学びをしてきたいと、気持ちを引き締めています。
あと半年先のことですが、夏がほんとうに楽しみになりました。
がんばろう。
舞台芸術祭の期間は、2012年7月31日(火)から8月5日(日)の6日間。
会場は、富山市内の各会場で。
この舞台芸術祭は、こどもと大人が協力して、こどものための舞台公演、研究、討論や研修を行う、大規模なフェスティバルです。
事業主体は、富山県、富山市、高岡市など。
参加上演詳細が決まり出しましたら、そのつどブログにアップしていきますね。
また、芸術祭申し込みのための録画に、ご協力いただいた高良内学童保育所の先生方、撮影していただいた馬場園さん、おかげ様で、富山県への遠征に行くことができるようになりました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
【釜】
明け方の十六夜月
- Date:2012/01/10(火)17:35
今日は明け方前の真っ暗な空に、十六夜月がポッカリ。
ジョギングが終わる頃には、雲で見えなくなった。
夜明け前の月は、格別に美しい。
こんな天空ショーを楽しみながら走ることができるのも、あと三週間か。
毎日、少しずつ明ける空が早くなっている。
さて、演劇は、身体と感性と理性を総動員して、全身で人間と人間のあり方を探る試みであるだろう。
以前は、その演劇的知性と娯楽性が両立することが、どうしても実感としてわからなかった。
ところが、九州山地の神楽見学を続けるうちに、だんだんとわかってきた。
特に、夜を徹して舞う夜神楽は、神迎えから神送りまでを徹夜でおこなう。
その間、人々は飲み食い、大いに楽しみながら、神(自然)と人の関係を、コミュニティーごとで確かめている。
神と人の関係を確かめることは、ひいては人間のあり方を、そう理解しているということだ。
神楽とは、自然の中で生きる人間コミュニティーが、自然と人間のあり方を、コミュニティー単位で確かめあう、神聖かつ娯楽的芸能だ。
そう考えても、間違いではないだろう。
そんな芸能体験を重ねて、自分なりに咀嚼していくと、冒頭の演劇の意味が、ストンと心に落ちてきた。
つまり、実感としてわかってきたのだ。
今、書いている民話紙芝居だって、つきつめれば、子どもたちと、人のあり方を考えあう行為だ。
そう思って、コツコツと書いている。
【釜】
稽古初め
- Date:2012/01/08(日)22:12
今日は、劇列車の稽古初め。
2月に巡回公演も決まり、お囃子やエイサー、「太平伝」を、よりレベルアップを目指して、練り上げ稽古。
そして、3月27日頓田の森ぴーすきゃんどるナイトに向けても着々と準備が進んでいます。
回を重ねるごとに、少しずつ少しずつ、広がっている頓田の森ぴーすきゃんどるナイト。
今年も立石公民館と頓田の森で開催することが決定です!!
【法】
民話怪談紙芝居「化けねこやしき
- Date:2012/01/06(金)18:26
正月気分もとれて、2012年も始動。
2月には巡回公演も入ってきた。
(今年から『出前』ではなく『巡回』と呼び方も変えて、いままでの試行段階から、本格化へ移る目論見です)
準備体制を整えることを急がなければ。
民話紙芝居も、オリジナル作品に挑戦中!
紙芝居というメディアで、九州民話を、子どもたちにイキイキと伝えたい。
阿蘇地方の民話から、化けねこ怪談話を、「化けねこやしき」とタイトルをつけて、紙芝居脚本に執筆中なのだ。
紙芝居脚本には初チャレンジなので、これがなかなか遅々とした歩み。
紙芝居の文は、画という絵芝居の脚本であるから、浄瑠璃本(チラ見するくらいですが)に近いものがある。
決して馬鹿にできない。
ウンウン唸りながら、いろんな紙芝居を参照しながら、書き方に知恵をしぼって書いている。
「化けねこやしき」紙芝居脚本が出来上がったら、絵描きさんに依頼する予定。
これも、新しいネットワークづくりのつもりで、チャレンジだ。
地域で表現する表現者たちの、ジャンルを越えたネットワークづくり、その小さな一歩のつもりです。
それにしても、極めて低額な謝礼で、依頼開拓をしなければならないところが辛い。
正当な報酬が支払えるくらいの組織的成長を、早く遂げたいもんです。
そうなった時に、劇列車は、地域の表現者をつなぐ制作グループとしても、大きな活動を組めるようになると思うのですが…。
さあ、なんのかんの言っても、2012年活動始動。
がんばろう!
【釜】
リニューアル
- Date:2012/01/04(水)22:28
2012年がスタートしました。
新しい年が始まり、ちょっとずつ動き出しています。
まずはHPをリニューアルしようと、準備中です(*^0^*)
作成された項目から、徐々に掲載していますよ~。
コンセプトは、エスニック(無国籍)風です(● ̄▽ ̄●)
どうぞ、お楽しみに!
【尚】
新しい年は、劇列車の10周年
- Date:2012/01/01(日)21:48
あけましておめでとうございます。
早いもので、2012年は劇列車の立ち上げ、10年目を迎えます。
皆様のご支援あって、ここまで続いてきました。
まだまだスタートライン。
というか、本当にスタートラインに立ったんだと、不安と期待で、新しい年を迎えております。
地域文化(ローカリティ)に依って立ち、地域のおとなが自前の文化とネットワークをつくり出す。
そうして、世界に向きあい、生きていく。
それが劇列車の道なのだと、改めて自覚をしている新年です。
そんな当たり前のことが、カウンターカルチャー(対抗文化)となる時代に、大いに開き直り、この一年を歩んでまいります。
私たちのつくりたい文化は、人が人として生きようとすることから生まれるものだと思っています。
一切のエリート主義、競争主義、資本主義の価値観とは違う、私とあなたがともに生きることを喜びあえる道を開くために、とてめ拙い創造と非力な活動に、邁進していく覚悟を、新年に一層固めております。
人が人として生きていくために、闘い続けている世界中の皆様に想いを馳せて、新年の挨拶と代えさせていただきます。
お世話になった方々、ご迷惑をかけてばかりなのに、暖かく接していただける方々。
今年も、また歩んでいく劇列車を、よろしくお願い申し上げます。
【釜】