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きゃんどるナイト反省会

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『時代から私に渡された記憶』公演が終わっても、多忙な夜が続きました。

一昨夜は、市民劇団の自主練習。昨夜は、筑前町の施設で『頓田の森ぴーすきゃんどるナイト』反省会。
さて劇列車は、昨年の『きゃんどるナイト』から、9条の会を中心とした朝倉市民の方々と、一緒になって作ってきました。昨年は『劇列車と有志の会』、今年は『劇列車と市民の会』。

反省会は、朝倉市民の方々を中心にして9名の参加で、2時間みっちりと行いました。考えてみると、67年前の事件継承の反省会に、手弁当で自発的意志で9名が参加していることは、凄いことなのかもしれません。

既存の行政コミュニティーは、強制や半強制的な出席圧力で、ようやく会合が出来ているところも多い。ですから、自発的意志で何かをするために、人が集まることは、一種のコミュニティー作り直しにつながることでもありましょう。

『頓田の森ぴーすきゃんどるナイト』が、記憶と継承の輪を広げることを目的としながらも、継承のコミュニティーづくりにもなりつつあるのか…、と予感した昨夜でした。

そろそろ『劇列車と市民の会』ではなく、例えば『ぴーすきゃんどるナイトをつくる市民の会』などの名称に変わってもよいのかもしれません。
きゃんどるナイトは、劇列車のつどいではなく、継承を広げる市民のつどいなのですから。劇列車の名前が消えていく名称に変わることが、継承の発展なのだと考えています。

さすがに、いたって気持ちは健康なれど、体力的にガタガタ。
今夜は、ゆったりとさましょう。もう蛍が舞う季節ですね。
【釜】

無事に終了

『時代から私に渡された記憶(ニ編)』

無事、終了しました。

50名以上の方々にご来場いただき、本当に嬉しい次第です。

30名〜40名ほどのお客様を想定した会場づくりをしていたため、ぎゅうぎゅうの座席と熱気とで、大変ご迷惑をおかけいたしましたが、約2時間、最後まで観ていただき、ありがとうございました。

そして、一緒に公演をつくっていただいた皆様、会場を貸していただいた音成クリニックさん、本当にありがとうございました。

【法】

仕込み開始!

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本日は、井上照代さんの花いちもんめ、大森智明さんの歌、劇列車のシイの木とコラボの、時代から私に渡された記憶(二編)の公演日(*^O^*)
久留米市役所近く・明治通り沿いの、『カルチャースクール・フレンドリー(音成クリニック別館)』さんで上演いたします。
いよいよ今から、仕込み開始です!
みなさまのお越しを楽しみにお待ちいたしております(^^ゞ

【尚】

K先生のこと

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〈時代から私に渡された記憶〉公演が、いよいよ明後日。

ここでK先生のことを書いておかねばなるまい。
頓田の森事件の最大の謎は、大刀洗から6キロ離れた森に、なぜ爆弾が落ちたか、であった。

私がこどもの頃は、まことしやかに『米軍のスパイ』説が囁かれたものだ。

何度も米軍に襲われた大刀洗の空襲では、隠した弾薬庫が、たまたま爆弾に直撃された場合、よくスパイ説が囁かれたそうだ。頓田の森事件でも、そうだった。

K先生は、県立朝倉高校に長らく勤務された英語教師であり、組合活動家であった。
そして私の恩師であった。

かつて、もうずいぶんの前。頓田の森事件調査を開始した朝倉高校の若き社会科教師たちが、事件の謎の前に立ちすくんだ時、K先生は、米国ペンタゴンまで情報開示を請求。B29の『作戦任務報告書』を手に入れられた。

そして、当日の軍事用語が散りばめられた報告書の読破に手こずらされたあと、とうとう『これだ!』という記述を突き止められた。

『第4編隊1番機爆撃手のエラーが、投下予定2分前に発生』

事件発生原因は、これだ!と突き止められた。そして、その成果は『大刀洗飛行場物語』に結実した。

大刀洗空襲、頓田の森事件の継承には、手弁当で力を注がれてきた方々がいる。
大刀洗空襲の継承が、他地域と違って末広がりに広がってきたのは、そのような見返りを求めない無償の努力が、同時多発的に活発だったことにある。
私は、そう思っている。

けれども、鬼籍に入られる方々もだんだんと増えてきた。

K先生もそうだ。
劇列車が初めて『シイの木』を試演した時、筑紫野から久留米までお越しいただいた。よい思い出だ。

今年4月に永眠。
K先生がいなければ、頓田の森事件の謎は、謎のままだった。
先生のご冥福を、お祈り申し上げます。
奥様からの暖かい励ましのお手紙をいただきました。
明後日は、しっかりと頑張ります。

『汝の立つ場所を掘れ、そこに泉あり』
記憶はヒロシマ、ナガサキで終わらせてはならない。
この地に埋もれて眠る記憶。
私たちは、その記憶を今を生きる人間を媒体にして、今に顕現化させる。

【釜】

こどもに未来を!

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福島第一原発4号機の核燃料は、メルトスルーを起こし、地下800メートルまで沈下したとのネット情報あり。

ネット情報の真偽は即断できないながら、第一原発の状態と福島を中心とした放射能汚染状況が深刻なのは、多方面から情報が入ってくる。

格差拡大も深刻。
高校生たちは、進学のために、莫大な借金である奨学金や学資ローンを抱えて進学している。高校三年生で、現実との格闘が容赦なく始まっている。

私たちは、こどもたちに、どんな未来を残してあげられるのだろう?

格差拡大がひどく、強者の言い放つ自己責任論がまかり通った社会か。
放射能汚染の土地と、プルトニウムを筆頭に放射性廃棄物保管のツケを負わされた社会か。

リメイク版『シイの木…』は、悪戦苦闘中。
原因には、劇列車の過渡期がある。
3.11後、いままでの表現スタイルに、自分たちが満足出来なくなったことにある。

妥協なく表現の根拠を掘り下げ、上手さではなく、表現の根拠の深さで物差しを作る。

徹底的に下手クソで行こうではないか。
生きている息吹きを表現しようではないか。精一杯生きているすべてを、叩きだそうではないか。

演劇をしているとか気取らない。
徹底的に、演劇から離れていこう。
こどもと地域に向かって、本気に向かっていこう。

そこから、表現と作品を作る。
根拠のない表現は、容赦なく叩く。それは表現ではない、と言い放つ。

お金をかけて作ることができるような、特権的表現には、傲慢さに窒息しそうになるので、近寄らない。

大切なことは生きること。表現することで生きること。
生きる闘いの延長に作品を作ること。

リメイク版『シイの木…』は、劇列車に次の脱皮を迫っているようだ。

だから、まだまだ混沌とした状態だ。
公演まであとわずか。
混沌も恐れない。大切なことは、表現することに妥協しないこと。
破綻ない薄っぺらな、自意識ばかり肥大したような演技は、どこかにふっ飛ばせ。

ヘタでゴツゴツして、表現したいから表現する演技を、笑われてもバカにされても、やり抜いていく。
こどもに、少しくらいはまともな社会を残せるように、こんなことで頑張っていく。
【釜】

創造のサイクル

二人語り「シイの木はよみがえった」。
劇列車では、新しい作品を仕上げるときはいつも、次の段階の課題をクリアできるように…と各々臨みます。
昨年定期公演において臨んだ新作「太平伝」もみな、そうでした。

演奏・音効担当の私にとって、今回の新作(改作)は、なかなかに試練です(>_<)
劇中BGMを生演奏というのはもちろんですが、再生装置を使用するいわゆる「音響オペレータ」も一人で担当します。
そして5/27(日)の公演では、スライド操作も行います。

劇中BGM・効果音を生演奏することに対し、楽しめるようになりました(● ̄▽ ̄●)
しかし、音響・スライドオペレータとしての作業を行ったあと、生演奏をというのは、今回初めて。
今日の稽古で実感したことは、スタッフワークで「体が固まる」ということ。
スタッフワーク中に、体がほぐれた状態をいかにキープするのか…課題です。

作品に対する課題設定は、ひとつだけにとどまりません。
新しい作品に挑戦する機会。課題設定をして、クリアできたら、また次のステップの課題が見えてくる。
既に巡回公演を行っている作品については、その課題成果を反映する。

創造のサイクルですね(*^0^*)

【尚】

ひと段落

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徐々に、夏のジリジリとした日差しに近づいてきていますね。

さて、先週は、筑紫野市役所と筑紫税務署へ行ってきました。

市役所では、法人市民税の申告を終了。

そして、筑紫税務署では、担当者の方に2011年度の事業収支を確認していただきました。

土日で、必要書類を作成し、郵送まで完了。

後は、結果を待つのみです。

ふと足元に目をおとすと、しろつめ草が…。
その姿を写真におさめました。

【法】

15分を一人で語る

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これは、私にとって初挑戦です。
台本なしの一人芝居の15分。お客様に語り続けて、飽きさせずに乗りきることができるか?

挑戦するに値する課題です。
芝居の中の15分を一人で持たせていくために、毎日を調整しています。

私は、私のために演じてはいない。
私を通じて、森に宿った記憶を人様に伝えているのです。

もうすぐシニア演劇か…という年齢。
しかも上手いわけでもない。
けれども、若くもないみっともない姿を晒してでも、伝えたい記憶がある。

無様さとみっともなさを武器に、演じます。
5月27日の『時代から私に渡された記憶〈ニ編〉』、どうか皆様、お越しくださいませ。

【釜】

ため息

昨日は、井上照代さんとの初の稽古!

本当に久しぶりに、照代さんの語りを拝聴することとなりました。
照代さんの「花いちもんめ」は、力強く、ぐんぐんひきこまれていきます(● ̄▽ ̄●)
聴き終わった後には、「ほぅっ」とため息が漏れます(*^0^*)

私たちも、気合を入れなおさなきゃ!

ところで、本日、法務局の登記における書類作成においてミスが発覚。
予定していた申請日を延期せざるをえません。

二人語り「シイの木…」の仕上げに向けて、少しの時間も惜しいのに…
こちらは、照代さんの朗読を聴いた後に出るため息とは正反対のため息が漏れます。

【尚】

近づくジョイント公演

19時ころ…稽古が終わって帰るとき、車のヘッドライトをつけなくても、まだ明るいことに気づきました。

いつの間にか、日が長くなっていたんだなぁと、夏に近づいているのを、ふと感じました。

さて、27日まで、あと15日となりました。

「時代から私に渡された記憶(ニ編)」

明日は、いよいよジョイントしていただく井上照代さんとの稽古です。

【法】

怠惰を許さず-作品創造

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井上照代さんとのジョイント企画「時代から私に渡された記憶(二編)」の公演まで、いよいよ20日を切りました。

今回が初お披露目となる、二人語り版「シイの木はよみがえった」。
観る側の視線から、役者の自己満足を許さず、追い込みをかける稽古が続いています。
伝えたいこと、共有したい願いがあるから、厳しい言葉が稽古場を飛び交います。

力量不足によりできないことはあっても、現在できることをやろうとしない「怠惰」は許さない。

これが、劇列車稽古場・作品創造場の空気です。

時間ばかりが過ぎ焦ることもありますが、それでもみんな、食い下がります。

【尚】

劇団通信を発送

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今日は、1日稽古のあと、劇団通信「劇列車がやってくる」の発送作業。

第32号となる今回は、2012年度の事業計画特集で、今後の劇列車の活動の展開を、お届けしていま〜す!

発送させていただいている方々も次第に増えてきて、現在、約160名の方々にお届け中。

【法】

月見酒。スーパームーンに。

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今夜は月見酒。なんて!!月が明るいのか…。

ビールなどという高級酒は、たまの酒席外では、もう何年も飲んだことはないが、第三のビールでも月見酒は旨いもの。
劇列車をやってきて、ほんとうにお金に困ることを、それこそ何回も経験してきた。

何度も経済的に、ギリギリと歯を噛み締めるような危機を体験してきた。

そうして、突き抜けた日々。お金はいらない。お金がなくても心が平静な幸福。どん底も楽しい日々。

そんな劇列車的日々を、ギリギリと歯をくいしばり、呑気に楽しんできた日々を体験すると、月が明るいだけで、心から楽しめる。

スーパームーン。
素敵な月明かり。そして原発が全て稼働をやめる今日に、お金のかからない第三のビールと、残りものの酸っぱい格安ワインで乾杯!!

お金を使わない、消費を最小限に留め、天空の月を肴に、1時間ばかりのささやかな天空を愛でた時間を、私は決して忘れないだろう。
【釜】

月が美しく…

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昨夜見上げた月が、あまりに美しいと思ったら、「スーパームーン」と言われる天文現象だそうだ。10年に2回ほど、月が地球に最接近するので、月が大きく艶やかに見える現象が「スーパームーン」。昨夜より今日、5月5日の方が、より大きく見えるらしい。

さて今日5月5日は、1970年以来、この国で稼働原発が0になる日。時代の変化を象徴する日だ。

今の便利な生活のために、将来世代に背負いきれないような「借金」を背負わせる原発は、「世代間倫理」の観点で考えてみると、あってはならないものだ。
将来世代であるこどもを軸とした大人の演劇活動体である「劇列車」を運営してきた身としては、子どもの日に原発稼働0になるとは、歓迎すべきことなり。

今日は、遅ればせながら「夕凪の街桜の国」をDVDでみる。

原爆の記憶の継承を静かに描くこの映画は、「シイの木…」の劇化で頓田の森事件の記憶継承を図ってきた私には、心に深く届いてきた映画だ。

家族の記憶の中に埋め込まれた原爆。人生という名の個人史には、世界史が刻まれるのです。

家族に刻まれた世界史的暴力の刻印を、静かに詩的に描く「夕凪の街桜の国」は、見て良かった映画だった。

明日は、リニューアル「シイの木…」の稽古。記憶継承の優れた作品に仕上げていきたいものだ。

【釜】

憲法を考えて

昨日は憲法記念日。
劇列車創造正会員は、久留米の憲法集会へ。原発と憲法を考える集いでした。

いま、国会に議席を持った政党も、国会進出をねらうファッショ的な維新の会も「改憲」の声のオンパレード。
憲法を守ることは、まるで守旧派扱いですね。

けれども、改憲派の憲法観は、近代憲法観以前の、ほんとうにひどいものだと考えています。

少なくとも近代憲法であれば、憲法は国民が制定した「国家権力」を縛る法であって、国民に遵守義務を課さないものです。

改憲派憲法観は、そもそも近代憲法の原点を押さえていない状態ですね。

演劇は社会と切り結んでいます。
この社会と社会変動に鈍感であってはならない。
私はそう思います。

【釜】

久しぶりに

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総会も終わり、走り出した今年度。
と同時に、法務局や県庁への提出書類、税務署への提出書類、とやま舞台フェス、こどもゆめ基金への提出書類の作成…と、事務作業を進めています(^^ゞ

関連して、昨日の稽古の際に監事になっていただいている早紀ちゃんが、福岡市から子連れで会いに来てくれました(*^O^*)
もちろん、受け取る書類があったためではありますが、久しぶりに元気な姿が見れて、とっても嬉しかったです(*^_^*)

早紀ちゃん、来てくれてありがとうございました!
なかなか福岡市のご自宅に遊びに行けていませんが、今度はぜひみんなで遊びにいきますね♪(*^^)/

【尚】

2012年度総会、終了

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昨日は、劇列車の2012年度通常総会。
7名の出席で開催されました(^^)
ご出席いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

こぢんまりとした規模でしたが、地域を良くしたいという趣旨のうえ、みなさまから多様な発言をたくさんいただきました。
劇列車中核メンバー3名では気づかなかったことも、それから、お力を借りたい部分についても、いろんなお話を頂き、今年度もがんばろう!と引き締まる想いです(*^0^*)

また、懇親会でも話に花が咲く楽しい時間となりましたこと、ご参加いただけましたみなさまに、本当に感謝しております♪

総会に出席できなかったみなさまへも、後日資料を送付いたしますので、今しばらくお待ちください(^^ゞ

2012年度、すでにひと月が過ぎ、動き出している企画もあります。
2013年には、劇列車主催は初の試み、劇体験教室も開催します。

走り出した2012年度、みなさま、今年度もどうぞよろしくお願いいたします(*^_^*)

【尚】