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暮れゆく年に

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今年もあと僅かになりました。劇列車は、皆様のご支援、有形無形のご声援を受けて、この一年を無事に走ることができました。

結成から10年、紆余曲折があり、幾多の苦難がありました。それを越えて、やっと基礎固めを終えた年だったように思えます。

劇列車は、「太平伝」でそれらしい巡回公演が出来るようになりました。「すてこ恋唄」で、本格的巡回公演に乗り出せる段階まできました。

また子どもの文化体験講座を、開講できるようになりました。

そしてなんといっても!「とやま世界こども舞台芸術祭」への公式招待。九州福岡の片隅で、日のあたらない地道な活動を積み上げていた劇列車にとって、とても嬉しい体験でした。心温まるもてなしと過分な劇評までいただき、私たちの歩みに大きな励ましをもらいました。

そうやって振り返ると、この一年で劇列車は、ほんとうに発展の基礎固めができたように思います。
具体的には、こどもの鑑賞と体験の文化コミュニティー形成をめざす事業を展開できるまでになりました。
まだ原型であり、ふ化する前の卵のような事業ですが、確実に原型を現実化することができたのでした。
皆様に厚くお礼申し上げます。

さて劇列車の演劇運動は、大きくとらえるならば、こどもに優しい社会づくりにつながる運動だと思っています。こどもに優しい社会ができれば、それは「いつの間にか人に優しい社会ができている」ということにもなりましょう。

そんな社会づくりには、柔らかな心と強い意志が必要です。誰か英雄がつくるのではなく、庶民として生きる私たち一人ひとりが柔らかい心と強い意志を持って、自分の幸せと人の幸せの接点を大切にして、幸せの合わさる接点を広げていく日常をつくっていく必要があるでしょう。

自分の幸せを最大限に追求するエゴイズムを肯定し、暴走を価値とするようになってきているこの国は、今後どうなっていくのでしょうか?一年後さえわからなくなっています。中国と武力衝突をするつもりでしょうか?軍隊をつくり、若者に殺しあいをさせるつもりしょうか?生活保護を削り、弱者が生きにくい社会をまだ進めるのでしょうか?福島の人々の被曝と生活再建を放置しながら、原発依存をさらに進めるのでしょうか?

けれども、私はこう思います。
こどもの未来が安全であり、こどもの未来に幸せがある社会づくりが大切だということ。そのために、自分の幸せと人の幸せの接点を大切にして、共同の環を広げること。

新しい年は、不安に満ちた年です。けれども私はへこたれません。劇列車の発展に向けて、全力を傾注します。この国のあちこちで、深く考え、発言し、行動し、つながる庶民が生まれています。それはジャンルや守備範囲は違っても、人に優しい社会をめざす仲間たちです。
そんな会ったことのない未知の仲間たちに励まされて、来年も頑張ります。
皆様、どうかこんな劇列車を見捨てず、来年もお付き合いくださいませ。

【釜】

年内の活動、終了

本日は、「げきであそぼ!」に関する制作活動の日。
小学校に通う子どもたちの手元に案内を届けるため、久留米市教育委員会と小郡市教育委員会へお邪魔いたしました。

小学校は義務教育。授業料無料、教科書無料。
住民票のある子どもたちは、必ず通うことができます。

だから、もし小学校で案内チラシを配布していただけたら、すべての子どもたちは、劇体験教室があることを“知る”ことができます。

“あらゆる”子どもたちへ劇を!文化を!

「げきであそぼ!」の案内チラシが、久留米に住む・小郡に住む全ての子どもたちの手元に届く嬉しさをかみしめて、今年の活動は終了です(*^_^*)

これからは劇列車も年末年始休み。
休みといっても、各々自宅での作業は山積み(^^;)
さあ、年越しまであと5日!

【尚】

ブレヒト、千田是也。

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12月16日以降、ブレヒトと千田是也関係の書籍に、再び眼を通している。

叙事的演劇の大成者ブレヒトは、1933年1月総選挙でナチス党内閣が生まれ、ナチス党が国会放火事件を起こした翌日、デンマークへ亡命している。ドイツ国内情勢にアンテナを張っていた素早い亡命だ。
当時ドイツで労働者演劇に手を染めていた千田是也は、1931年11月に帰国。僅か5年のドイツでの生活の間に、日本国内は激変。深刻な弾圧下にあった無産者演劇運動に関わるものの、1933年7月には、治安維持法にひっかけられて逮捕。1935年まで長期拘留される。

2012年冬、この国の近未来に恐れに似たおののきを感じているのは、私だけではありまい。煽られるナショナリズムと排外主義。国民の自由を制限し、非戦条項を撤廃する憲法改正を当然視する政治風潮。
それに対抗する頼りになる政治勢力は、一体どこにいるのか?

いま世界が、文明史的転換にあることは間違いない。世代間倫理に基づいた持続可能社会への変化。強欲な利潤追求を排した公平な社会への流れ。
この国でも、確実に流れは強まっている。それも草の根市民の様々な運動やコミュニティー形成として現れている。
劇列車のとても小さな「生活者による演劇運動」も、そういう世界史的流れの一滴であることを知るが故に、私はこの「風変わりで未成熟な片隅の演劇運動」に、孤立感を感じてこなかった。
他者〈こども〉のための演劇と、そのことを通じた文化コミュニティーづくりに対し、変人扱いされても、意に介しなかった。

いまもそれは変わらない。だが、社会の深層での世界史的転換と違って、国の表層では極右の風潮が強まり、様々な市民の動きが直接に権力の圧迫に晒され始めている。
この極右の表層の流れは、極端なネオリベラリズムと天皇制国家主義への郷愁に満ちた独特のものだ。
ファシズムの定義は様々だが、この動きにファシズムの匂いを嗅ぎとることも容易だ。

私の恐怖は、様々な市民の方々と共有する恐怖だ。だが、粛々と歩む道を歩んでいこう。先人たちは、もっと過酷な中で闘い、表現し、生き延びた。

最後に……。
誰かテレビドキュメンタリー「標的の村」を録画されている方は、いませんか?
オスプレイが普天間基地に配備された時、基地を封鎖していた市民が、次々にゴボウ抜きされていた時、一人車に立てこもり、沖縄民謡「安里屋ユンタ」を歌って抗議していた女性がいたそうな。市民がゴボウ抜きされている現場で、彼女の歌う安里屋ユンタが朗々と響いていたそうな。それがこのドキュメンタリーには、映っているそうです。
どうしても見てみたい。
いまから、人間の尊厳と対等、命の尊さを言い続けること、活動を続けることには、怯まない勇気がいるようになりそう。そう思えてならないので、毅然と「おらが民謡」で抵抗した姿を目に焼き付けておきたいのです。

私が感じるこんな恐怖が、本当に錯覚に終わることを祈ります。過敏過ぎて恥をかいたで終わることを祈ります。
ですが…。

【釜】

今日で稽古納め

今日で稽古納めの劇列車。3時間半みっちりミーティングを行いました。

年が明けると「げきであそぼ!」「朝倉市国際子ども芸術フェスティバル」「頓田の森ぴーすきゃんどるナイト」と今年度もまだまだイベントは終わりません(*^o^*)

稽古は終了しても制作活動は休むことなく続きます。


また、今日は、久留米市内、ちらちらと雪が舞っておりました。

いっそう寒くなる今日この頃。
みなさま、お身体に気をつけて、良いお年をお過ごしください。

【法】

沈思黙考、戦略を練る。

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明日は冬至だ。季節は命の芽吹きへ向かいだす。椎葉の各集落で舞われる霜月神楽も、いよいよ終わりを迎える。

さて、劇列車の事業計画審議は来年4月だが、例年この時期に新事業計画を練ることをする。
だからミーティングが年末恒例となる。それはなかなか楽しいものだ。

まず、来年の巡回公演をひっぱる作品「すてこ恋唄」は出来ている。この作品で、より本格的巡回が可能になると思う。
では上演料の設定は?劇列車の収支を睨みながらの検討となる。
お金のないところへの巡回を始めるには、どうしたらいい?寄付文化のないこの国で、これを考えて実行するのは、小さな文化革命につながること。

春から月一回で、お囃子エイサーの路上ミニライブを検討。うーん、そのためにはもう少し表現力を高めなくては。

稽古場問題〈独自の固定稽古場確保〉も、もしかしたら、少し前進するかもしれない。あくまでも、「もし‥」の段階だが。

となると、稽古場維持の費用はどこから持ってくる?
劇列車は、正会員月額3000円、維持会員〈賛助会員〉年額3000円の収入と、公演料が収入の主なものだ。それに企画毎に申請してきた助成金。年額100万円強の収支で動いている。

この僅かな予算の中で、稽古場維持費をどうやって捻出するか?。
手出しを増やすよりも、上演で稼ぐこと。寄付などの工夫に知恵をしぼること。その方が、よほどに面白い。

劇列車の土台作りは、10年をかけて終えた。私たちのミッション達成に向けて、ワイワイガヤガヤ、ケンケンガクガク。「あらゆるこどもへ」という方向性を間違えていかないようにして、しっかり事業計画を仕込むのだ。

写真は先週の「ろまんの道」での、冬の牡蠣パーティーの様子。楽しかった。大変お世話になりました。この写真の方の唄とギター、とってもステキでした。思わずパチリ!

【釜】

シャキッ!とキャンドルナイト

キャンドルナイトといっても、もちろんクリスマスのことではない。3月27日の「頓田の森ぴーすきゃんどるナイト」のことだ。

今日は2013年第6回の開催に向けて、18時から2時間の打ち合わせ。朝倉市にて。

今回の総選挙結果に、子どもたちが敏感に反応した。びっくりした。
職場の同僚2人の子どもは、選挙速報に「ボクは兵隊にとられるの?」「日本は戦争するの?」と、真顔で言ったそうだ。ツイッター上でも、そんな話を散見する。
子どもの直感は正しいと思う。いろんな色眼鏡をつけて物事を見ることに慣れた大人が見落とすことを、子どもは見抜いている。

平和のための戦争の継承「頓田の森ぴーすきゃんどるナイト」も、今度で6回目を迎える。
今まで50名程度参加が最高の集いだ。「ゴミ箱のゴミを食べて、これおいしいよ」といっているような、誰も振り向かないイベントだと言われたこともある。

だが非戦こそ、子どもと未来を守る第1の課題だ。過去の記憶を継承しない、過去をゴミ扱いする平和意識など、どこまで信用できるのか。

振り向かれないぴーすきゃんどるナイトを続けて、もう6回目。子どもが軍や戦争の恐怖におののく社会になってきたこの国で、今こそ大切なのだ。
そう思う。シャキッと創っていこう。

【釜】

こどもの文化体験「げきであそぼ」

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昨日のブログにあったように、こどもの体験の場「げきであそぼ!」準備が本格的にスタートした。といっても、まずはチラシに訂正ゴム印を押していくことからなのだが…。
本日やってみると、500枚に1時間。1人7千枚は押さないといけないから、年末年始で毎日ゴム印をペッタンペッタンすることになる。

ゴム印を押しながら、「げきであそぼ!」で今から必要な実務について考える。総額約20万円の企画だ。やるべき実務は、しっかり実務家の眼差しでこなさなければならない。

もう少し人が欲しいところだ。こどもを大切にすることは、未来をよりよくすることだ。そのことをわが喜びとできる実務家(制作者)がもう少し増えれば、このような体験講座も、年一回ではなく数回できるようになる。
人が増えれば良しとするわけではない。人が増えることが、可能性の広がりにつながること。それが大事なのだと思う。

とはいえ、ほんとうは高いお金を使わないでも、ごく当たり前にこどもの文化体験が保証されていることが大切なのだ。

こんなことを夢想する。アトリエがあり、そこでは稽古や上演が行われ、人々に喜びを与える劇がある。この劇は、アトリエから遠いところへも移動公演で運ばれる。
そんなアトリエは、こどもたちの学校帰りの遊び場にもなっている。大人たちのしゃべり場にもなっている。
習い事などではなく、ごく普通にこどもの生活の場に、そんな文化がある。そんな場を造ることができないものか。
これこそ劇列車の最終目標なのだ。
かつては、結構どこにでもあったのだ。民俗芸能とは、そういうものなのだ。

手探りで進んできた劇列車だが、やっと最終目標、こうありたい形が見えてきた。
最終目標を夢想しつつ、さあ訂正ゴム印をペッタンこだ。

【釜】

訂正ゴム印押し~あぁ、地道に地道にじみちに…

先日よりチラシを配布し始めました、「劇であそぼ!」。
お問い合わせ先の電話番号に誤りが発覚しました(>_<;)

訂正用のゴム印を発注し、ひたすら押していきます。
今日からその作業の開始。3人で1時間弱、500枚ちょっと。
あと残り、4万4000枚。

こんなことも、あるある。
初めての劇体験教室を開ける喜びをかみしめながらの、訂正ゴム印押しです。

あぁ、右手が腱鞘炎になりませんように(笑)

【尚】

より本気に劇列車運動を!

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総選挙の結果は、まだ開票中ながら、予想していた事態の最悪が現実化しそうだ。この国では、最近いつも予想の最悪事態が起こる。

これから、格差はより大きくなり、国民の多くの貧窮化が進むだろう。その不満は、不健全なナショナリズムに絡みとられていくだろう。軍隊が作られ、日本国憲法は葬られるだろう。福島を放射能まみれにしながら、原発は再稼動し「経済のため」といいながら、一部の企業や人間が私腹を肥やしていくだろう。

けれども絶望してはならない。
格差が深刻化していきそうなら、あらゆるこどものための文化運動は、ますます強く大きくならなければならない。ナショナリズムが煽られ、好戦的気分が組織されていくならば、平和を訴える演劇は、より作品の強度をあげて人々の中に入っていかなくてはならない。

絶望してはならない。これからますます暮らしにくくなり、ますます息苦しくなりそうだからこそ、あらゆるこどものために、劇列車は先へ歩みを進めなくてはならないのだ。

絶望している暇はない。流されてはならない。私たちの本気が問われる時代に突入したのだ。
さあ、明日もジョギングから始まる。劇列車運動を続けるための体づくりだ。新しい事業計画も立てるのだ。昨年以上に、人々と出会うために。

【釜】

夢を語る会〜秋月ろまんの道にて

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昨日は、「秋月ろまんの道」での忘年会。

「夢を語る会」と名付けなれたこの会には、秋月に住んである方はもちろん、色んな地域の方が秋月へと集まってきていて、何とも面白い時間を過ごさせていただきました。

お誘いいただいた、ろまんの道の鹿田さん、いつも本当にありがとうございます!

たわいもない話をしたり、熱く語り合ったり(*^o^*)みんな、ここ「秋月ろまんの道」という場があって繋がっている…とそう感じました。


さて、写真は、朝の秋月。
なぜ朝なのかと言いますと、そのまま宿泊させていただきました(^-^)

朝の澄んだ空気、鳥の鳴き声がと〜っても素敵です。

【法】

歴史のターニングポイントに

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今日のブログは、劇列車運動を担ってきた釜堀の個人主張です。
(あくまで劇列車運動を踏まえた発言ですが)

劇列車がいくつかのキャッチフレーズを使ってきたことを、覚えておいででしょうか?
「地球的視野で地域に生きる」「地域・こども・平和」「あらゆるこどもに劇を!文化を!」

これらのフレーズの使い分けは、劇列車運動の発展を踏まえたものです。「地球的視野で地域に生きる」は、作品創造の観点を示しています。例えば「九州島民話を、現代を生きる知恵として再生する」といった創造上の観点となっています。
「地域・こども・平和」は、「あらゆるこどもに作品鑑賞を提供し、同時に文化体験機会の場を提供する」文化コミュニティーづくりへと、具体化されてきています。

いずれにしても、劇列車は首尾一貫して、地域で未来を担うこどもを意識した演劇活動をやってきました。

しかるに、いまこの国は、歴史のターニングポイントを迎えているようです。戦争をすることが公言され、徴兵制と憲法改正が叫ばれ、原発維持と格差拡大も正当化する危険な流れが大きくなっています。
突き詰めるところ、1%のための政治が正当化されてきているように思えます。
情けないことに、この流れから聞こえる声には、「どんなこどもも健やかに発達する権利があること、福島でこどもたちの体内被曝が心配されていること、若者に銃を持たせて殺し合いに駆り出してはならないこと、痛めつけられている社会的弱者も人としての尊厳を持つこと」など、私が大切にしてきた声が聞こえてきません。
それどころか、私が大切にしてきたことを、ことごとく踏みにじる声ばかりが聞こえてきます。

構造改革以後、格差拡大が深刻になり、希望を持つことが困難な民が、とても増えています。尊厳を踏みにじられる構造的暴力に、日常的にさらされている民がとても増えています。この列島で暮らす多くの民の貧困化が進んでいます。
私自身が貧困化に苦しむ民の一人です。

痛めつけられている民にとって、強者の威勢のよい声が心地良く響くことがあります。強者に自己を同一化することで、かろうじて自己の尊厳を保とうとする衝動も働きます。
けれども、それはナチスの台頭を許したドイツ人のメンタリティ「権威主義的人格」(E・フロム)そのものではないでしょうか。

いま私たちに必要なことは、自らの頭で考えて、対等につながり、誰もが幸せに生きることができる社会をつくることだと思えてなりません。

私は、今回の選挙で1%のための強欲で好戦的な社会をつくろうとする流れが勝利を収めることに、心底恐怖を感じています。
今回の結果は、単なる選挙結果ではなく、日本国の歴史的転回をもたらすことになりかねないと、深く危惧しています。
このままでは、こどもの発達に深刻な格差をもたらされ、成長したら徴兵され、弱肉強食の社会で競争を強いられることになりかねません。

もし今回の選挙で最悪な結果が生まれ、この国で最悪の事態が進行していっても、私は劇列車は「あらゆるこどものために」、黙々と活動を続けるでしょう。また続けなくてはなりません。ですが、できるだけ最悪の事態は回避したいと、切に願っています。

ブログ読者の皆様に、未来世代であるこどもの幸せを、皆様の投票判断材料のひとつに加えていただくことを、切にお願い申し上げます。
小さな劇列車を担う無名の私の訴えが非力であることは、百も承知しています。ですが、いま発言しないといけない気持ちが、私を突き動かしまうのです。

【釜】

年内の公演・イベント、すべて終了

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今朝は、霜で真っ白!昼間は暖かい日差しが(*^^*)
だんだん溶けていく霜が露となり、きらきらと光っていました。

親と子の民話劇場「すてこ恋唄」にご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
また、木下楽器店の皆様、お手伝い下さった皆様、本当にありがとうございました。
おかげ様で、ご好評のうちに公演を終えることができました。

さあこれで、年内の公演・イベントが全て終了いたしました(*^_^*)
次のイベントは、年明け。
1/26(土)に開催する、子どものための劇体験教室「げきであそぼ!」です。
先日の公演でチラシを折り込んでいましたら、早速お申込みを頂きました(*^0^*)
ありがとうございます!早速のお申込み、とっても嬉しかったです!(*^_^*)

公演は終わりましたが、「げきであそぼ!」や来年度の計画についてなど、年の暮れまではもう少し忙しい予定。

ご来場いただいた方々から頂いた激励をかみしめながら、年内にもうひと踏ん張りです(*^^ゞ

【尚】

定期公演、満員御礼。

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折しも初雪がちらついた冷え込みの中、わざわざ公演会場まで足をお運びいただいた皆様。ほんとうにありがとうございました。お礼申し上げます。

30人も入ればいっぱいの小スペースでの全4回ステージ。
どの回にも30人以上の皆様にお集まりいただき、外は雪が舞っても、会場は人の熱気でいっぱいでした。50人を超えて窮屈な思いをさせた回もありましたが、何はともあれ無事に終わりました。

ご観劇いただいた方は、4ステージで170名以上。親子連れでお越しの方がどの回も多く、お客様の半分は子どもたち。
チケットFAX申し込みや、店頭販売で購入された方も多く見受けられ、お客様の半分は新しいお客様でした。

皆様方に厚くお礼申し上げます。

さて、今回の初演作品「すてこ恋唄」は、純粋な心の交流を打ち砕く世間の残酷さの中で、それでも純粋さを失わず差別される側へ旅立つ娘を、描いています。
合間で役者自らが奏でる民俗音楽も魅力です。劇列車の新作巡演作品となります。

地域の中で、プロが採算とれずにいかないような場所を巡るのが劇列車巡演です。
そして来年巡演では、劇列車は文字通り「あらゆるこどもに劇を届ける」巡演実験に着手する予定です。(助成が認可された場合ですが。)

あらゆるこどもが文化を享受し体験できる場をつくりだす。そのために大人がつながる演劇運動、それが劇列車です。
その演劇運動の輪を広げることは、新しい文化コミュニティー作りなのだと考えています。

どんなこどもにも文化を。しんどいこどもほど文化から疎外されていますが、じつは逆なのです。生きる希望を育むために文化が必要なのです。

定期公演を終え、来年に向けて、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

【釜】

無事に終了しました

親と子の民話劇場「すてこ恋唄」の公演は、好評の中、無事に終了いたしました♪

3日間4回公演、寒い中、本当にたくさんの方にお越し頂き、ありがとうございました(*^o^*)

アンケートにも多くの言葉を頂き、皆様に感謝の気持ちでいっぱいです!

どうぞ今後とも、劇列車を宜しくお願いいたします(^O^)

【法】

「すてこ恋唄」2日目!

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親と子の民話劇場「すてこ恋唄」2日目を終えました♪

満員御礼〜!

寒い中、たくさんの方にお越し頂き、本当に嬉しい次第です。
窮屈で熱気立ち込める中、約一時間お付き合いいただき、ありがとうございました。
楽しいひとときを過ごしていただけましたら幸いです。

さて、明日14時から最終回!

天気予報は、雪(>_<)

みなさま、どうぞお気をつけてお越しください。
出演者スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【法】

親と子の民話劇場~初日終了

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本日、親と子の民話劇場「すてこ恋唄」の初日を終えました(^^)
雨の中また寒い中お越しいただいた皆様、ありがとうございました!
楽しいで頂けましたら、幸いです(*^_^*)
当公演は明後日まで続きま~す♪
みなさま、どうぞお越しください。
会場でお会いできますことを出演者スタッフ一同、楽しみにお待ちいたしております(*^0^*)

写真は、本日の公演写真です♪

【尚】

買えるものを最大限に買うのではない

今までと違った生き方をするのだ。モノ、アート、健康、命まで、買えるものを最大限に買うことが幸せとされてきた。「自分のことだけを考えて生きる」生き方がよい、とされてきた時代だった。
その時代精神は、落日を迎えつつある。
これからは「人生でほんとうに価値あるものを最大」にする生き方に変えていくのだ。

経済発展(利潤追求)から、人間の発展へ。そこに価値を見いだすのだ。そこからは新しい助け合いと、新しいコミュニティーが生まれてくるだろう。

私たち劇列車は、お金がないと文化にアクセスできない社会を、おかしいと考えている。こどもの未来がお金のあるなしで左右されることを、おかしいと考えている。
そもそも暮らしの中に文化があり、暮らしの隣に芸能があった。お金がないと文化にアクセスできない社会は、コミュニティーが解体し人々が孤立した、いびつな社会なのだ。

だから私たちは、「あらゆるこどもが鑑賞と体験ができる」新しい文化コミュニティーづくりに、挑戦しています。劇列車とは何か。こどもと文化を軸にした自前のコミュニティーづくりなのです。
そんな遥かなる長征の最初の数歩を、いま歩んでいるのです。

いまからこの国は、冷え冷えとし、思考停止と排外主義が強まり、強制されたナショナリズムがはびこるだろう。1%の人間が肥え太り、貧困がますます広がるだろう。人々の鬱屈した感情は、1%の独占に対する正当な怒りへ組織されず、1%を利する戦争へと誘導されていくだろう。

けれども挫けず、一つ一つ、よりましな未来へ向けて、現在をつくっていくことに勇気を持ちたい。

あの戦前。天皇制警察国家の時代さえ、田中正造は谷中村で闘い続けた。
いまだって、列島のあちこちで名もなき市民が、市民的抵抗を根気強く続けている。勇気と楽天性がなければできないことだ。

さて、「あらゆるこどもに向けた民話劇場」である定期公演。来年巡演作品の御披露目でもあります。
来年、劇列車の巡演は、「あらゆるこども」に届く公演にしていくために実験をはじめます。呆れられたり、変人扱いされず、「あらゆるこども」のために、人々とつながり、大地を踏みしめるような歩みをしたいものです。

演劇公演は、演じる人と見る人で造る、ひとときの「文化コミュニティー」づくりです。お越しいただいた皆様と、ステキな時間と場を造るために、定期公演をがんばります!

【釜】

公演無事祈願

いよいよ定期公演の週に突入。今日は帰りに、近所の神社で無事を祈願。真っ暗な中、灯りのない参道の階段を手探りで登り下りしての祈願。見下ろす夜景がきれいだった。

さて、私は国家神道を拒否している。国家が土足で人の心に入りこみ、国民の心を野蛮に操に操作した歴史を忘れない。
けれども、アニミズムの民衆宗教「神道」は別だ。ヤポネシア列島に住んできたヤポネシア土着民が、人間を超えた自然界に畏怖し、万物に神を感じて、おのれに謙虚であろうとした信仰に敬意を持っている。いや、私自身がヤポネシア土着民であることを知っている。

今日は「富山世界こども舞台芸術祭2012」より、記録誌が送られてきた。僅か20分ばかりの公演に、見開き2ページの写真と劇評をいただいて、恐縮した。
劇評もすこぶる好意的だ。今後の精進に向けた激励と受け取り、書いていただいた「イ・リエン・ドラマ・ソサエティー」のDr・SooPongCHUA氏に感謝する。
また、芸術祭を運営されて成功に導かれた富山の皆様に、あらためてお礼を申し上げたい。
暖かい心のこもったおもてなし、本当にありがとうございました。皆様が芸術祭に賭ける熱意に、心が暖かくなる日々を過ごさせていただきました。
この経験から学んで、劇列車は福岡の地でがんばってまいります。

さて、まずは定期公演だ!!がんばっていくぞ!

【釜】

今週末は、「すてこ恋唄」

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前回のブログで紹介させていただきました♪

一昨日と昨日と、くーみんテレビのPRコーナーにて、第14回定期公演「すてこ恋唄」の公演紹介をしていただきました〜。

見ていただけましたでしょうか(*^o^*)

見逃したっ!

という方は、明日、8:00〜/9:00〜/10:30〜/12:00〜総集編の放送がございますので、是非ご覧ください(^O^)

そして!

今日は、その公演のゲネプロ。

平台や箱馬などの大道具から、たくさんの小道具・衣装を持ち込んで行いました。

衣装も初めて合わせたのですが、黒い舞台に、赤や黄や青が映えて、なかなか良い感じ!

作品も、笑って笑って笑って、最後にほろりと泣けるような物語へと仕上がってきました〜。

写真は、ゲネプロの様子です。

【法】