Calendar

<< 2013/4  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

記事一覧

NPO理事会と総会終わる

ファイル 951-1.jpg

昨日の29日は、NPO劇列車の理事会と総会。無事に終わりました。出席された皆さん、本当にありがとうございました。

さて、結成11年目を迎えて2013年度は、新しい歩みをはじめます。

一つは『普及・創造・体験』プログラムの一つひとつを充実させていくこと。
二つ目は、維持会員の皆さんを増やし、現在の17人から5年後に50名を目指し、会員制度のあり方を変えたこと。
三つ目は、秋月への稽古場移動に伴って、その可能性を試す様々な企画にチャレンジしてみること。

NPOになって5年目。NPOの事業の輪郭がはっきりしてきました。輪郭をどう太くしていくか、中身をどう濃くしていくか。次の5年は、しっかりした広がりをどう作っていくかが勝負どこです。
事業輪郭づくりを終えて、今後は事業の拡大に入っていきます。皆さん、今年度も劇列車をよろしくお願い申し上げます。

【釜】

子どもフェスティバルちくしの

ファイル 950-1.jpg

本日は、筑紫野市カミーリヤで開催された「子どもフェスティバルちくしの」にて、民話劇2本立てを上演させて頂きました(*^0^*)

昨年から参加させて頂いている子どもフェスティバルちくしの。
毎年、お金をかけなくても1日中楽しめる雰囲気づくり、催しものづくりに頭が下がります。

子どもたちが店長を務めるお店が16店舗、フードエリアのテントでは焼きそばやわたあめ、パンなどたくさんの品物が充実しているにもかかわらず、10時オープン15時クローズで完売!

ゴールデンウィークの始まりの青空の中、野外で思いっきり遊んで、室内でも楽しめる!
私たちが上演させて頂く観劇会以外にも、おもちゃ病院やバルーンアートなどたくさんの催しが開かれていました(*^_^*)

写真は、上演の様子。ボランティアスタッフのお姉さんにお願いして撮って頂きました♪

盛大なイベントを支える実行委員のみなさま、ボランティアのみなさまに頭が下がります。
私たちも1日中、楽しませて頂きました!(*^0^*)
ありがとうございました。

【尚】

明日は、筑紫野!

ファイル 949-1.jpg

明日28日は、『第13回子どもフェスティバル筑紫野&第23回子ども市』に参加します。

今日は、その準備に行ってきました。

天気が良くて、作業をしていると少し汗ばむくらいありました。

明日は、筑紫野市総合保健福祉センター「カミーリヤ」にて開催。

時間は、10時から15時です♪

子どもたちの手作りのお店屋さんが並ぶ「子ども市」や食バザー、エコあそび、さかなつり、人形劇、民話劇、昔あそび、バルーンアート、フェイスペイントなどなど施設全体を使用したイベントです!

今夜も月がとっても綺麗なので、明日は晴天ですね。

是非ぜひ、遊びに来てくださ〜い(*^o^*)

【法】

演劇という行為は

人と人が出会うためのツールであり、人と人が共鳴共振あうためのメディアである。

演劇がなくても、人は人と出会う。だが、演劇が出会いの道具となり、出会いを媒介するメディアとなることによって、出会いはより<豊穣> となるのだ。

例えば、神楽のある伝統的コミュニティー。
神楽がなくても、人は集う。けれども神楽を媒介することで、人は集うだけでなく、神と交歓し生を新たにすることができる。

演劇があることで、ドラマに共振する人が現れ、共振する人がまた別の人と共振しあう。そこには、豊かで柔らかな体温ある時空間が生まれる。その時空間の中で呼吸することで、人は感性や思考、生を新たにする。

私たちにとって演劇公演は、おめかしをして出かける場ではない。高尚な趣味を気取る場ではない。娯楽として消費される場ではない。どれもごめんこうむるし、どれもまっぴらごめんだ。
それが演劇ならば、私は演劇に絶望するし、演劇に敵対する。

私たちにとって演劇とは、神楽のようなものだ。演劇があることによって生まれる、豊かで柔らかい出会いの場づくり。
誰もが排除されない。誰もが見るための窮屈なルールに縛られない。誰もが出入り自由。
そのために作品がある。作品のために公演があるのではない。人が集い出会うために、作品がある。作品は触媒だ。

近い将来、私たちは秋月の地で定期的に公演を打っていくだろう。『道ばたミニライブ』は、半年をかけた助走のつもりなのだ。そして作りはじめるだろう。秋月で定期的に打つ芝居を。
道の駅に文楽劇場が併設されている場所があるように。道の駅に神楽劇場が併設されている場所があるように。温泉の朝市のとなりの影絵劇場のように。
私は実際に見て回っている、そんなアチコチの様子を。

私たちは演劇の意味を考えよう。いつでも考えよう。そして疑うのだ、演劇を。私たちの演劇を、とことんツールとしてメディアとして使い切る実験しよう。秋月で。いま、その時期が来ているのだと思う。その実験ができるだけのモノを作っていく。


そしてそこから、子どものいるアチコチに劇を持ち出していくのだ。
格差は酷く拡大していくだろう。食べることに事欠く、愛に恵まれない、そんな子どもは、ますます増えるだろう。苦しむ子どもがいれば、苦しい親がいるのだ。私たちの演劇出前は、そこに向けて開かれたものになっていく。
まだ力が足りない。全く足りない。

しかし私たちが、長征の旅を出発したことだけは確かだ。もう始まっている。

【釜】

新作短編脚本脱稿

ファイル 947-1.jpg

新作短編脚本『タヌキとゆうれい』が脱稿した。
約20分だ。たろうべえを化かそうとするタヌキ。それを見破ろうとするたろうべえ。
夜の墓場を舞台に、両者の駆け引きが、コミカルに火花を散らす。そして、とうとうたろうべえの前に、人魂とおっ母の幽霊が現れるのだが…。

子どもの夏休みに初演を目指して、稽古に入ることになる。出来れば、初演は秋月で試演会方式で。入場無料で、夕方から納涼を兼ねて。屋根のあるテラスでの上演、客席は風の吹き抜ける野外で。終演して、バーベキュー会とか催すことができたら最高だ!
そんなアイデアを練り始めたところだ。
秋月で、借り稽古場を間借りすることから生まれる可能性を探ってみたい。

月一回の秋月お囃子エイサーミニライブは、『道ばたミニライブ』とでも、名前をつけようか。今の名前では芸がない。投げ銭ライブの可能性も探ってみよう。

間借りの借り稽古場に名前をつけてみようか。『山猫舎』『山猫ひろば』『月夜舎』…。占有スペースを間借りするわけではない。だが許しを得て、稽古スペースの入り口に、『どなたもどうぞお入りください。えんりょはいりません。山猫舎』こんな看板が立っていると、なんだか楽しいではないか。

ひどく窮屈で右翼的なことがスタンダードになりつつある、ひどい社会になりつつある。だからこそ、のびのびとと活動する。自由に誰もが対等な文化ネットワークと溜まり場をつくっていきたい。
そのためのささやかな一歩が、ご好意を得て秋月で始まる。
『秋月で稽古をする』ことの意味は、そういうことなのだ、と思っている。

【釜】

秋月でのミニライブ、初回

ファイル 946-1.jpg

本日は、秋月ろまんの道にて、ミニライブ~お囃子・エイサー~を上演させて頂きました。
15分程度の短い時間でしたが、観光にいらしてあった方々や親子連れの方々が足をとめて観て下さいました(*^0^*)

これからしばらくの間、毎月第3日曜日にろまんの道で上演させて頂きます。
写真は、ミニライブの様子です。

来月は5月19日(日)です。
同日同会場では、「秋月着てみん祭」という、着物を着て秋月を歩くというイベントも開催されています。
新緑の美しい季節、よろしければ秋月へお越しください(*^_^*)

【尚】

面づくり

ファイル 945-1.jpg

最近、仮面づくりのことをよく書いている。
劇列車が民話劇シリーズに入って6作面の『タヌキとゆうれい』。脱稿まであとちょいだが、時間節約のため先行して仮面づくりに入った。

私が作る三作目『おたふく』面なり。写真は粘土型。まだ研磨前の状態。
二作目の『大黒天』面は、現在下塗り。市販絵の具を使わず、胡粉に膠とボンドを混ぜての下塗りに挑戦。まったく質感が異なることに、びっくりしている。

二作目までは試しづくり。三作目は粘土型から一歩前進なり。
『タヌキとゆうれい』脚本、いい出来に上がりつつある。仮面も、しっかり魅力あるものに作っていきたい。

【釜】

明後日は秋月でミニライブ

4月21日日曜日は、朝倉市秋月の『ろまんの道』で、お囃子エイサーのミニライブ。
野外で無料(投げ銭あり)。15分ほどのミニライブです。

時間は11時半と14時半の予定。(少しズレるかもしれません)良かったら、山里の春を楽しみにいらっしゃいませんか?

あ、それから劇列車は、4月終わりから稽古場を秋月に移転します。詳細は後日にお伝えます!

【釜】

記憶しておきたい抜き書き

インドの元政府高官の話から
『貧困を理由に、多くの人たちが故郷の村を捨てて都会にでる。労働の形態が激変し歌が消え祭りが絶える。伝統文化を守るためには、まず地方の経済基盤を確立しなければ。固有の生活文化を手放すことなく暮らしが上向くための条件整備が大切です』

日本の民話第19巻より。
『民話は土着日本人に共通する、もっとも確かな思想、もっとも親しい感情を含みこんでいます。そこに、私たちは現代文学を読むときの楽しみと、とりかえてしまうことのできない民話の魅力があると思います。いいかえれば、現代文学を読みさえすれば、それで民話は消滅してもかまわない、というふうにはどうしてもいかないものを感じます。…私たちが未来への前進のためにいろいろなコースを設計するにしても、いや、そのためにこそ、私たちは借り物でない日本人固有の思想と感情を、くりかえし見つめなおす必要があると思うのです。』
1958年の文章だが、今読み返しても、まったくそのとおりである。

【釜】

野の花が咲き続けるために

ファイル 942-1.jpg

私たちの創造は、この国の庶民文化の再発見作業なのだ。
私たちが再生していくための作業なのだ。

世代を超えて紡がれてきた民話は『くだらなさそう。子どもだまし』。お囃子や民謡は『古くさくて、ちょっと笑えるですけど』。

私はそういう精神の傾き方の中で、そんな時代精神の中で育った。疑いもしなかった。

世代を重ねて語り継がれた民話に宿る懐の深い想像力に、偏見なしに改めて触れた時、その魅力に気づかなかった私の精神の奇形性を知った。音痴の私に民謡が歌いやすいことを知った時、どんくさいと侮蔑していた文化のDNAが私の中にあることを知った。

私はこの国の民草である。民草が風雪を超えて共有してきた文化が、民俗文化である。そこには、民草の暮らしと心の形がある。

然るに、現日本政府は公約をいとも簡単に破り、TPP事前日米交渉をはじめた。あっという間に事前交渉妥結だ。そこにはこの国の民草の暮らしを守る為政者の姿勢がない。

あまりに酷い譲歩に、とうとう『日米同盟による安全保障は経済に勝る』とのたまった。
これは、初めからTPP参加ありきだったのだ。参加のためだったら、理由はなんでもよいのだ。参加理由が二転三転するのだから。

『地方』の地域経済が打撃を受ければ、地域社会の崩壊は一層進む。民草の暮らしがダメになれば、民草の無形財産である民俗文化は絶えていく。

なんたることか!!

民俗文化は野の花だ。野から花が消える時、それは花を咲かせる土地がやせ衰えた時だ。花を咲かせてきた過去が消え、荒涼とした土地が広がる時だ。

それでも日米同盟。なんたることか!!

【釜】

子どもフェスティバル筑紫野

ファイル 941-1.jpg

『第13回子どもフェスティバル筑紫野&第23回子ども市』

4月28日(日)、筑紫野市総合保健福祉センター「カミーリヤ」にて開催されます。

劇列車は、今年で2回目の参加。

「たんぽこたん」と「へっぴりよめさま」を上演します。

巡回公演でよくおじゃまさせていただく学童保育所の子どもたちよりも、低年齢の子どもたちや親子が多いであろうフェスティバル。

どんな子どもたちに出会えるのか楽しみです♪

【法】

雑感いくつか。

桜が散り、野の花が咲き乱れる時期なり。命の芽吹きに、心も軽やか。

○本日、朝倉市国際子ども芸術フェスティバル事務局から、上演アンケートに書かれた感想が原文のまま送られてきた。
手間ひまかかることをしていただいた実行委員会事務局の方々に、厚く感謝。

フェスに参加上演させていただいて5年目だが、はじめて否定的評価の感想がなく、好意的な感想ばかりになった。
朝倉フェスは、私たち以外は全実演団体がプロ。公開される全アンケートが全部といっていいほど好意的評価なのだか、その中でアマチュアの劇列車だけに否定的評価アンケートが目立っていた。
やっと消えた。コツコツとした精進の結果だ。もちろんアンケートに何も書かれなかったお客様の評価はわからない。でも、一つ前進したことは確かだ。

○とはいえ、新作脚本『タヌキとゆうれい』苦闘中。なんといっても多忙の中、書く時間がとれないでいる。
でも頑張るのだ!

○維持会員制度を、緩やかな文化コミュニティーづくりに向けて、改善を加えていく。
劇列車の理事会と総会で、審議をお願いすることになる。
緩やかな文化コミュニティーが出来るためには、強くタフなコアの存在が必要だ。
だから、頑張らねば。

【釜】

新しい局面へ

ファイル 939-1.jpg

今年度の劇列車運動は、新しい局面を迎えると思う。

秋月での仮稽古場と月一回ミニライブは、秋月での町起こしのセンター機能を持った『ろまんの道』にて。
人と人が行き交う空間で、何を生み出していけるのか。スリリングな場を持たせてもらうことになる。

NPO維持会員を数年後に50名にするために、維持会員募集に本気なる。募集案内も工夫を凝らし、『普及.創造.体験』の文化コミュニティー形成に向けて、子育て世代の大人ネットワーク形成のつもりで。

創造では仮面と人形、それを支える脚本と演技に磨きをかける。

仮面も今までと違う。石粉粘土で型づくり。柿渋で補強。胡粉で下塗り。顔彩で彩色。

新しい技と新しいチャレンジへ。子どものための文化コミュニティーづくりへ。

どこまで出来るかわからない。だが、もう歩みだした。
写真は第二作目の仮面。大黒天のつもりなり。

【釜】

長胴太鼓!

ファイル 938-1.jpg

エイサー・お囃子メドレーに、新楽器・長胴太鼓が加わりました!
本日の稽古で初叩き(*^_^*)
おろしたての太鼓ですので皮の硬さが表れる音ですが、これから使用していくうちに滑らかな音になっていくことでしょう。

締め太鼓の軽やかな音と、長胴太鼓の重低音が響く、幅のある曲目が増えそうです♪

【尚】

本年度の始まりは…

ファイル 937-1.jpg

葉桜は、風が吹くと桜の花びらが舞って、とっても綺麗ですね〜。

写真は、みどり色の桜♪
珍しいので撮影しちゃいました(*^o^*)

さて、劇列車は、4月1日から新しい年度を迎えました。

前年度の申告と本年度開始に向けて、維持会員の皆様へ、総会の案内はがきを郵送。

来週初めには、会員の皆様のお手元に届くと思います。

新年度のイベントや公演は、秋月ろまんの道でのミニライブ、お囃子エイサーメドレーから始まります!

4月21日のミニライブへ向けて、初披露となる曲目を含め、稽古中です!

【法】

新作脚本書き始め

ファイル 936-1.jpg

12月第15回定期公演に向けて、最初の準備を始めた。新作民話劇脚本執筆開始だ。
まずは15分の短編『タヌキとゆうれい』。
15分だとバカにするなかれ。私たちは立派なホールで上演することはない。いろんなイベントの合間をぬって上演させてもらえるには、15分が適切なのだ。25分で上演させてもらえるイベントを見つけるのは、至難の技である。
そこから編み出されてきた15分短編劇。

これで4作目。15分の間でお客様さんに喜んでもらえる作品にするには、まず構想段階で、きちんと練られてないといけない。ダラダラした台詞はダメだ。言葉はシンプルに磨かれないといけない。短編だからって、この段階で手を抜けば、上演が成功することはない。前作を超える努力が求められる。
そういう意味で、手抜きしない知恵をしぼるスリリングな体験が、短編劇脚本書きである。

今回は、仮面製作が三つ。ゆうれい人形に火の玉人形と、新しい人形製作もある。『仮面と人形の劇』づくりの本格的はじまりだ。

さぁ、脂汗を流そう。知恵をしぼろう。手先を器用に、製作の技をつけていこう。そんなことを楽しもう。

そうして、お客さんの子どもたちが『劇っておもしろいね』『昔話って楽しいね』と言ってくれるモノに仕上げていきたい。

【釜】