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記事一覧

心の中に平和のとりでを

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「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」
これはユネスコ憲章前文の一節。

昨夜は、頓田の森ぴーすきゃんどるナイトの打ち合わせ。
3月2日に、皆様に集まってもらって、「催しをよりよいものへ、より広がりのあるものへ」話しあいを持ちます。そのための打ち合わせ。

頓田の森ぴーすきゃんどるナイトは、朝倉の戦争悲劇を市民で継承するささやかな催しとして、7年前に始めました。
この戦争悲劇を演劇化したご縁から、エイッ!と、怖いもの知らずではじめた催しです。

それが地元の方々の地道な努力で、毎年新しい悲劇体験者のお話をうかがうことができるようになり、今年は宗教者の方も参加していただけるとのこと。
ほんの少しずつの広がりに、皆様の無償で持続的な活動があるのです。
ほんとうに頭が下がります。

いまこの国は、あれよあれよという間に危険で悲劇的な道を歩もうとしています。それは、決して為政者だけの問題ではないと思います。

ユネスコ憲章のいう「心の中の平和のとりで」を、私たちがどこまで力強いものとして築いてきたのか?…それが問われる時が来たのだ、そう思います。

足元の悲劇を語り継ぐ手間ひまを惜しんでいて、ヒロシマナガサキをしたり顔で叫んでいても、心の中の平和のとりでを、ほんとうに築けているのでしょうか。

心の中のとりでは、誰かが持てばよいものではない。今を一生懸命生きて、よりよい未来を子どもたちに与えようとする全ての大人たちの心に、未来の大人である子どもたちの心に、平和のとりでが必要なのだ、そう思います。

毎日汗水たらして働いて、日々のことで一生懸命な私たち市民が、ふと足元の悲劇を振り返って、心の平和のとりでを、少しだけ強く築きなおす。
そんな会にしたいものです。

【釜】

秋月を、散策

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昨日今日と、とってもいい天気が続きます。
冷たい風を感じながらも、春の訪れを感じるお陽さまです(*^_^*)

朝倉フェスのお手伝いで1日中走り回った土曜日に続き、今日は午前中からの稽古を終えた後に、秋月の町を散策。
とってもいい天気だったので、「杉の馬場」通りには、観光に来られた方々もチラホラと。

私たちも、観光客に交じって散策。
写真は、秋月中学校の校舎。澄み切った青空に、趣のある校舎が映えていました。
思わず足を止めたくなる美しさです(*^0^*)

【尚】

子ども文化に大切なもの

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子どもが豊かな遊びと文化に恵まれて育つこと、それはお金とは関係ない。
子どもの横に、自前の大人文化があること。それが大切なのだ。

かつて誰もがお金がなかった時代(いまはあるところには有り余るお金があり、ないところにはない格差社会)には、子どもたちは、そこにあるもので遊び、また作りだしたモノで遊んだ。季節で遊びが変わり、毎年同じ季節には同じ遊びをしていた。そこには、自然の中で輝く生き生きとしたアニマ(命)が息づいていた。

そして、そんな遊びの中で子どもたちは自然の不思議に驚きもした。センスオブワンダーが、日々の暮らしと遊びから磨かれる世界があったのだ。

私たちは、地域の大人で創造的児童演劇を生み出そうとする集団である。
なんで、そんなことにこだわるのか?
よそから専門家を呼んできて、素晴らしい技芸を子どもたちにみせれば、それでよいではないか。

その意見に対しては、こう答えたい。
確かに専門家の技芸は大切だ。だが、それ以上に地域の創造的大人文化があることが大切だと。

なぜなら、地域文化 のあるところにこそ、子ども文化が生き生きと育つのだから。専門家を呼ぶお金に恵まれていても、そこに自前の文化が育ってなければ、子ども文化が育つことはない。

あたりまえのことだ。大人文化のないところに、子ども文化だけが生まれるわけがないのだ。

私たちは、九州山地に分け入って、神楽や民俗芸能を観て歩いている。私個人でいえば、もう7年になる。
都会から離れて山奥へ山奥へ。ひたすら九州山地のひだを分け入って、観て回っている。
私たちは何を観て歩いているのか?

それは…。
自前の地域文化が持つ人々をつなぐ力、子どもの発達を育む力を、自分の眼で観て回って学んでいるのだ。

私たちは職業化しない。けれども、それは決して趣味に止まるということではない。劇列車は、非職業(ノンプロ)集団として成長していこうとしている。
なんで、そんな性格の集団と活動にこだわるのか?
その答えは、上に書いたことにある。

今日は、そういうことを言いたかったブログなのでした…。

【釜】

秋月の街並みを眺める

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私たちの拠点ルーム「あとりえ山猫亭」は福岡県朝倉市秋月にあります。
そこは筑紫山地の懐にある、小さな城下町。街並み全体が国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
とっても景観に魅力のあるところ。

昨年9月、秋月に拠点ルーム「あとりえ山猫亭」を開いた私たちは、観光客の皆様を相手にした「秋月昔ばなし劇場」を始めました。それが昨年の話し。

今年は…というと。
秋月の自然歴史.人の魅力と劇列車の演劇公演を結びつけた企画を創ろう!
そんな趣旨で、春と夏に2つの企画を計画しています。

そんなこんなで、山猫亭横の里山に登って見ました!
私たち自身が秋月を知っていくと、秋月の魅力と演劇公演を組み合わせるアイデアも、きっと魅力的なものになるはず!ですからね。

写メをを撮った場所は、山城の福嶽城跡。

ここには狸も鹿も出没します!狸のフン跡も発見!

福嶽城跡から秋月の街並みが、美しく見渡せました。

さて春の企画は、「蛍の夜と人形劇場」。劇列車の人形演劇「ゆきとかんたとももん爺」観劇と蛍見物を組み合わせた企画です。軽食付き!

5月31日土曜日。黄昏ていく空の下で始まる赤いテント舞台の人形演劇。
終わったら、歩いて蛍見物。
そんなゆったり贅沢な時間を過ごしてみませんか?

【釜】

人形げきであそぼ!の様子

昨日のブログに書いた「人形げきであそぼ!」。
子どもたちの活き活きとした様子を、写真でちょっとだけご紹介しま~す(*^0^*)

どんな人形を作るのかな~?

講師の先生が「今からこんな風に動く人形を作るよ~」と説明をしている最中、子どもたちは我先にとかぶりつきで前によっていました。
いかに楽しみにしていたのかが伺えます(^^*)
前に行き過ぎて、後ろの子から「見えな~い」と言われちゃう場面も。微笑ましくなります(*^_^*)

何色もの折り紙を使って

「たくさんの選択肢の中から、自分の選んだ色を」との願いをこめて、講師の先生がたくさんの色紙を準備してくださいました。
真ん中にちょこんと立っているのは、体験活動の最初に作った自己紹介人形。
子どもたちも、一人ひとり写真を撮って創りました。

体験活動の様子

製作に夢中になっています。
写真は午後の部の様子ですが、誰もカメラが向いていることに気づかないほど、集中が続いています。

僕が作ったんだよ!

最後は、自分が作った人形をちょっとだけ紹介♪
人前で見てもらうことがちょっぴり恥ずかしかった子も(*^_^*)
みんな、一生懸命作った人形を、大事に、大事に持って帰っていました。
大切に持ち帰る子どもたちの様子を見て、企画した私たちも嬉しくなりました(*^0^*)

【尚】

人形げきであそぼ!~終了

今日は、「人形げきであそぼ!」の日。
市内全域から、21名の子どもたちが参加してくれました。

1日かけて、4種類の人形を作りました。
講師は、「人形劇団ののはな」のお二人。
先生が操る人形にあこがれて「同じのを創る!」とがんばる子。
自宅で描いてきた絵を基に「デザインしてきたものを人形にする!」とヤル気満々な子。

市内の異なる小学校からそれぞれこの場に集まっているため、初めはおそるおそる関わっている子もいました。
反対にとっても元気よく活発に遊ぶ子も。

さまざまな子どもたちが、自分なりに精一杯人形作りに励んでいました(*^0^*)
最後の発表会では、ドキドキしながらお父さんやお母さん・おじいちゃんやおばあちゃんの前で、自分の創った作品を見てもらいました。

子どもたち、お疲れさま!
お家でも、学校でも、創ったもので遊んでみてね!
そして、今日の体験を基にいろんな工作あそびにチャレンジしてみね!

保護者のみなさま、お忙しい中子どもたちを送迎頂きありがとうございました。
また、手作りのお弁当を持たせて下さりありがとうございました。
子どもたちは今日一日、とても集中してがんばっていました。
どうぞご家庭でも「がんばったね」と褒めてあげて下さい。

そして、講師の「人形劇団ののはな」ののうどみ様、早朝よりお車で久留米までお越し下さり、ありがとうございました。

盛りだくさんの体験講座に、子どもたちは達成感を感じていた様子でした(*^_^*)

【尚】

地域とつながるって?~朝倉フェスお手伝い

「朝倉市国際子ども芸術フェスティバル」の時期がやってきました。
毎年3月下旬に、福岡県朝倉市杷木地域で開催される子どものための舞台芸術祭です。
実演団体は海外から・全国各地からやってきます。観客となる大人子どもも全国各地からやってきます。海外からの青年ボランティアもはいります。そんなフェスティバルです。

劇列車も毎年出演させて頂いていましたが、今年はスケジュール等の事情により上演が難しく…
上演はできませんが、ボランティアとしてお手伝いに行かせてもらっています(*^_^*)

このフェスティバルの実務を担っているのは、「子ども未来館はき」のみなさん。
朝倉市杷木地域でフェスティバルを開催して13年になります。

ボランティアをさせてもらうと同時に、地域の方々とつながるとはどういうことなのか、たくさん学ばせてもらっています。
今週月曜日からボランティアに入らせて頂いているのですが、たった2日間でも色々な方々と出会うことができました。

あらゆるこども達に文化を、文化を中心に人と人とがつながろう。
人と人とがつながる大変さがあるけど、とっても大切なこと。

これからフェスティバルまでのボランティア、私たち劇列車が地域に根付くために必要な、大切な学びになりそうです!

【尚】

みるなのくら

新作脚本を書きはじめた。短編人形民話劇だ。

人形は三体。鬼面一つ。切り絵を使った舞台転換。

野外でタープテントを使った上演ができるようにする。ホントに道端を劇場にできる。そんな移動公演も可能。もちろん屋内上演も可能だ。

タイトルは「みるなのくら」(仮称)。
このヤポネシア列島には、「みるな」タブーの物語が多い。あちこちにある。「鶴の恩返し」しかり。みるなと言われたものを見なければ幸せだったのに…。見てしまって別れが訪れる。ひとりぽっちになってしまう。

「みるなのくら」は、そのタイプの物語。別れの場面に濃密に立ち込める空気は、寂寥感だ。つかみどころのない寂寥感の本質は、「取り返しのつかない失し物を繰り返してきた大人の悲しみ」だと思う。

物語に漂う寂寥感の本質を「取り返しのつかない失敗をしてしまった悲しみ。失ってしまった悲しみ」と捉えた時、脚本が書けるようになった。

物語の核心に大人の悲しみを置いて、オリジナルに登場する人物?「赤鬼の豆太」を、子どもが大好きになりそうなキャラクターで造形。大人も子どもも楽しめる短編人形演劇とするつもりだ。

主な上演先は、秋月山猫亭前の道ばた。短編が必要な巡回公演にて。ただ、この作品ではバンに道具を乗せて、おもむろにタープテントを張って劇を始めることができるようになる。いろんな知恵が出てくれば、面白い上演場所が見つかるはずだ。きっと。

初演は来年春の予定。じっくりじっくり創る。そして作品を生かしていく制作についても、知恵を出し合って最低2年、できれば3〜4年の寿命を持った人気短編作品に仕上げたい。

【釜】

蛍の夜の人形劇場開催決定!

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朝倉市秋月に拠点の「あとりえ山猫亭」を置いて半年。

2014年度には、観光客の皆様を対象にした民話劇ミニライブ「秋月昔ばなし劇場」だけでなく、秋月の魅力とタイアップした本格的演劇公演をスタートします!

まずは蛍の乱舞する季節に、人形演劇「ゆきとかんたとももん爺」観劇と蛍狩りのセット。軽食付きです。名付けて「蛍の夜の人形劇場」。


初夏の気持ちのよい季節の宵に、野外での人形演劇。終演したら、歩いて5分で蛍見物。私たちも見ましたが、ホントに蛍が乱舞しています!
とっても幻想的です。お越しいただければ、人形演劇と秋月の豊かな自然を満喫できますよ。

5月31日土曜日19時から開催予定。
その時間の前に、軽食コーナーがオープン。

主催:舞台アート工房劇列車。
共催:ろまんの道

後日詳細をアップします。
近づきましたら、筑前小京都秋月の魅力をお伝えしていくブログもアップしていく予定です。

皆様のお越しをお待ちしています。
お楽しみに!

【釜】

リニューアルした劇団通信

今日はとっても冷え込んだ1日でした。
久留米では昼過ぎから雨から雪へと変わり、庭先の山茶花が雪のお布団を被っていました(*^_^*)

さて、今日はリニューアルした劇団通信が手元に届く日。
待ち遠しく、ブログを書きながらも配達の車が早くやって来ないかな~とそわそわしています。

劇団通信は、「創造正会員と維持会員・通信読者をつなぐミニメディア」として、リニューアルをしました!
間もなく、みなさまのお手元に届きます。どうぞお楽しみに♪(^^)

通信発送に先駆けて、HPに最新号38号をアップしました。
どうぞ、ご覧ください(*^0^*)
劇団通信のページはこちらから

【尚】

人形げきであそぼ!受付終了しました

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2月15日土曜日開催予定の「人形げきであそぼ!」

募集定員に達したため、受付を終了いたします。本日も、お問い合わせのお電話をいただきました。本当に申し訳ありません。

子どものための文化体験講座は、「みんなで想像力を使ってあそぼ!」というもの。子どもに遊びらしい遊びを体験して楽しんでもらう講座です。
講座といっても、思いっきり遊ぶ時間づくりです。習い事の体験講座ではありません。
こんな時間をたくさん創りたいのですが…。私たちの人数と予算規模では、今が精一杯。

また開催します。「もっと気軽にたくさんの機会を提供できるように」という将来構想もあります。

今回は、期待に添えない子どもたちが出てしまい、本当にごめんなさい。次に一緒に遊ぼうね!

【釜】

巡回公演広報はじまりました!

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3月下旬の陽気に、春の訪れが嬉しいながら、陽気に自然の異変の兆しを感じて、心がザワザワする今日でした。

本日、2014年度巡回公演パンフレットを、約140ヶ所に郵送作業。福岡県久留米市、小郡市、八女市、朝倉市、うきは市への小学校や学童保育所へ、近日中に届くことになります。来年は、今までほとんど巡回実績のない広川町、筑後市、筑紫野市、太宰府市、春日市へも郵送したいなぁ。そう考えています。

4月の劇列車理事会と総会へ、私たちは今後5カ年を見越した中期ビジョンを提案しようと考えています。

その5カ年計画を実現させるには、巡回公演の増加が必須なのです。その第一歩は、工夫を凝らした巡回公演パンフレット郵送から。

いよいよ、その広報第一弾がスタートしました。

【釜】