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今年度、新作の人形は…

新しい人形劇作品の製作に、取り掛かっています。
脚本担当の釜堀が、苦悩しながら台本を執筆中です(*^0^*)

同時進行で、人形作りにも入っています。
前作「ゆきとかんたとももん爺」よりも、バージョンアップした人形を創りたい…と思案中。
人形の仕掛けも、デザインも、操作性も、「あーでもない」「こーでもない」と試行錯誤しています。

人形の面白いところは、登場人物の個性を大胆にデフォルメできるところ。
見た目にも、どんな人物なのかが一発でわかる人形にしたい。
人形のデッサンを進めています(^^ゞ

どんな人形が生まれてくるでしょうか?
どうぞ、お楽しみに(*^_^*)☆

【尚】

子ども人形劇体験〜糸操り人形編

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子どものための人形劇ワークショップ、少しずつ研究が進んでいます。もっともこの研究とは、子どもに還って自分の子ども心を呼び覚ます<あそび>でもあるわけですが…。

さて、子どもが作れる人形を考案するあたって大切にしていること。それは、子どもの身の回りにあるみじかな素材で作るということです。

ワークショップで作った経験を土台に、家に帰って自分でも作って遊べること。子どもが自分で遊びを発展できること。それが大切なのだと思います。

人形劇ワークショップは、何も特別なことをする訳ではありません。
子どもが自分で遊びを豊かに彩ることができるように、ツールの提供する場なのです。それが人形劇ワークショップです。

写真は簡単な糸操り人形。
本日90分で作った試作品。作る過程も楽しめますが、作った人形を操作する楽しみも格別ですよ!

【材料】
ポテトチップの空箱・画用紙・折り紙・ビニールヒモ・たこ糸・木材少々。

【遊び方】
作った人形とボールを使って「玉乗りあそび」。
それに音楽を付けると、また楽しさ倍増。ムリなく演じる楽しさへ入ることができるかな?
演じる土台には、想像力を使ったごっこ遊びがあるのですから。

身の回りの日用品を人形に変えて、楽しく遊ぶ。
まだまだ試行錯誤し、ワークショッププログラムを創っていきますよ。

【釜】

モノと遊ぶ

人形劇ワークショップのプログラムづくりに入っている。

まずは人形を作る楽しみを、子どもに知ってもらうこと。それが目標だ。

棒人形、野外人形、アコーディオン人形、その他もろもろ。

人形劇ワークショップを創るには、まず私たちが楽しまなくては。私たちが楽しめるものでなくては、他の人々が楽しめる訳ないのだから。

学び、研究し、作ってみる。

あぁ、もっと時間が欲しい。

【釜】

魅力的なビジョン!

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いま劇列車は、とことんの、キリキリとしたミーティングを抜けつつあります。

私たちにとって、中期ビジョンとは何か?

私たちは、地域の中で何をしようとしているのか?

全く妥協を許さない、言葉のボクシングのようなミーティングを繰り返してきました。

そして「蛍の夜と人形劇場」を経て、いま見えてきた展望。それは、拠点劇場建設に向けて本気になる!ということです。

実演メンバー3名を25名の支援会員で支える劇列車にとって、それは困難な課題です。けれども、実演メンバーを増やして事足りることではないのです。

あらゆる子どもに届く自立した児童演劇文化集団として活動するには、実演メンバーに知的社会認識と利他主義の精神が求められるのです。

実演者3名で拠点劇場建設が出来るくらいの力を培っていかなければ、私たちのミッションは空想的スローガンで終わることでしょう。

私たちのミッションは、拠点劇場建設ではっきりとした形を取り始めると考えています。
ミッションとは、全ての子どもを包摂する地域文化集団の形成です。

もちろん、一つひとつの企画が独立した魅力のあるものとして練られていなければなりません。
一方、一つひとつの企画が、拠点劇場建設へ向けての階段でもあるのです。

もしかしたら劇場建設まで至らずに、筋道を変えてミッション達成に努力する事になるかもしれません。
しかし、建設に向けた努力があってこそ、筋道を変えることも可能になるのだと思います。

挫折を恐れて、どこかで及び腰だった劇場建設という中期ビジョン。
腰が据わりました。

一つひとつを大切に。脚本書きも、ワークショップ企画づくりも、稽古も、本番も。

劇列車結成以来、最大の挑戦か始まっています。それも5年計画というスパンでの。
拠点劇場が出来ても、全ての子どもを包摂する文化集団の形成の一歩を歩んだに過ぎません。
道は遥かに遠いのです。

【釜】

観ることと創ること~こどもにとっての観劇と製作

子どもたちにとって、生きることとはなんでしょうか?

子どもに限らずですが、“生きるとは何か”というテーマは、常に考えてしまいますね(^^)
人間はいつか死にます。極端に言うと、「死ぬために生きている」と思います。

では、その生涯を“どう生きる”のでしょう?

“豊か”に生きたい、と思うことは人間の自然な欲求ですよね。
その欲求があるからこそ、成長・発展できるのだと思います。

“豊か”とはなんでしょうか?
これも永遠のテーマですよね(^^)

物質的な豊かさだけを求めることはむなしくなるだけということは、すでに分かりきっています。
先日、田舎道に車を走らせていると、木片に墨で「物はあれど何をしたらいいか分からない子ら」と書かれた小さな看板がありました。
なぜこの看板が立っていたのかは分かりませんが、なんだかドキッとします。

人形演劇というジャンルに挑戦しはじめた劇列車。
子どもらにとって、「観ること」と「創りだすこと」は離れていません。“あそび(学び)”の一部だと思うのです。

「人形をつくる・操作する」という表現方法を知ること、人形劇の魅力を感じてもらうことができるような体験活動プログラムを組めたらいいな~と、現在、模索中。

「この人形はどうかな?」「自由度が低すぎるかな?」
「この創り方はどうかな?」「自由度が高すぎて何をしたらいいか分からないかな?」

そんなことを自問自答しながら、子どものための人形劇体験活動プログラムを思案しています(*^_^*)

まだしばらく、研究は続きそうです(^^ゞ

【尚】

秋月街道の自然

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今日は稽古前に、秋月街道を歩きました。八丁峠向こうの嘉麻市側の道。

秋月街道八丁峠は、江戸時代の参勤交代の峠道。標高600メートルを越えていく難所です。今は国道322号線が通り、秋月街道八丁峠は忘れられた人道峠道。

だから自然がいっぱい。元々の自然が壊れ、メダカやオタマジャクシさえ、周囲にいなくなったこの国の異常ないま。
けれども秋月街道八丁峠には、いっぱい。
野イチゴもマタタビも、自然の幸もいっぱい。
豊穣な自然、豊穣な命たち。

この街道は、子どもがいっぱい遊べる楽天地 。たくさん虫や魚、動物や植物たち。たくさんの命に触れて、谷川で遊び、自然の中で一日中楽しく過ごせるエリアです。

これも、私たちの子ども対象企画として、今後練り上げていきたい。

もちろん劇列車は、創造団体です。けれども、子どもがのびのびとした子ども時代を過ごせるように頑張る、児童演劇集団なのです。

だから、こんなステキなエリアを見つけたら、何も演劇と組み合わせた企画でなくてもいい。まず子どもたちに、素敵な自然と多様な命たちに引き合わせたい。
動物や植物たちと思いっきり触れ合う体験の土壌に、文化体験の根が張る。それが一番よいことだと思うのです。

この自然体験企画の名前は、「秋月街道八丁峠、子どものための自然ハイク」とでもしましょうか。

写真は八丁峠、嘉麻市側の清流。冷たく透き通った谷川の風景。癒やされます…。

【釜】

もくもくと…準備中

九州は梅雨に入りましたが、筑後地方はなかなか雨が降りません。
暑い日が続いていますが、心地いい風もあり、過ごしやすい日々が続いています(*^^)

さて、秋月に拠点を構えて、もうすぐ1年が経過しようとしています。
今、私たちは次の企画を子どもたちに・親子に届けるために、書類作成に事前準備にと帆走しています。

もちろん、それと並行して新作製作にも入っています。
現在、台本作成中。理事長が汗水たらして執筆中です(^^ゞ

色々なことが水面下でもくもくと進行中。。。
何とか浮上させるまでがんばりたいところ。今日も書類作成や電話連絡に追われます(*^0^*)

【尚】

一進一退を繰り返し

蛍の夜と人形劇場、山里秋月まで私たちのお芝居を見に来てもらえるかどうか。そんなささやかな実験だった。

自然資源と人形劇を組み合わせたプログラムが、秋月まで足を運んでいただける魅力的な誘因になれるかどうか。一つの実験だった。

基本的には、この路線に可能性があることがわかった。お越しいただいた皆様には、ここならではの時間を楽しんでいただけたようだ。企画した私たちにも、とても嬉しいことだった。

次に、秋月を訪れた子ども・ファミリーに、低額でアートで遊ぶ体験と鑑賞体験の組み合わせを提示する企画づくりに入っている。

私たちだけの力では
、ファミリーの低額負担で企画を実行するのは不可能だ。
チラシ配布だけでも二万枚を越す広報が必要だからだ。

いろんな方向にチャレンジしているが、今のところ一進一退。

けれども、知恵と工夫と楽天性で頑張っていこう。私たちの企画は、お金を使って娯楽を消費するものではない。
低額の負担で、子どもたちに自らの表現ツールを発見してもらおうというもの。
子どもたちに大切な創造的時間を創ろうとしているのだから。

理解者は少ない。道は険しい。地道にへこたれず、根気強く歩むのだ。

【釜】

時間がかかっているが…。

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定期公演の脚本執筆が、少しずつ進んでいる。行きつ戻りつ、舞台空間のレイアウトを何度も書き直しながら。

今回は民話から離れて、童話を脚色する。これは以前にブログに上げたことだ。
今回の新作作品でやりたいことは、「人とモノとで創る表現の可能性を追求」することだ。
つまり、人形劇の基本を追求して、お客様に楽しめる表現にしていきたいのだ。

そういう観点が前面に出た脚本づくりとなっている。

もちろん物語はある。お客様が同化できる登場人物も必要だ。
だが、お客様が共感できる主人公がいないのが、原作の童話だ。主人公以外に、そんなキャラクター設定がいる。知恵を絞っているところ。

結構難しい…。

油汗流して、行き着つ戻りつしているといった状態だ。
明日は一日中、脚本にかかることになる。

写真は、切り絵チャレンジ第2弾。チューリップの切り絵です。あくまでも練習で作っているモノですが…。
【釜】

野外テント人形演劇の文法

蛍の夜と人形劇場、ご来場ありがとうございました。募集定員60名に約50名のご来場、盛会で無事終わりました。

野外にテントを立てての45分の作品上演は、私たちにとっても初挑戦でした。
秋月で野外の短編劇に取り組んできましたが、その作品の尺は20分くらいでしたので。

それでも、短編でない野外テント劇を成立させるための文法が、ハッキリ見えてきました。

野外という空間は、上演への集中を切るのが普通でしょう。虚構の構築によってお客様を物語へいざなう 演劇にとって、野外は難しいものです。

ならば…、野外の風景を虚構化すればよいわけです。
テント劇場は、周りの日常的風景の異物です。普段見慣れた場所に、赤いテント劇場が立つわけですから、何がしかワクワク感が生まれます。
その気分が、周囲の見慣れた景色を異化してしまうのです。
つまり、なんだかわからないけど、景色が新鮮に見えてくる…。

赤いテントは、景色に調和するのではなく、突出することによって、景色を異化する手段でもあるわけです。
景色が異化された時、その景色は、劇世界の借景として立ち上がってきます。

これには、日没後黄昏から夜にかけての時間が、最も望ましい。黄昏時は逢魔が時でもあります。
昼間の見慣れた世界が、ふっと魔物の住む空間に姿を変える。
劇の虚構が立ち上がるに、ふさわしい時間です。それに、空が染まり星空に変わっていく天空ショーも、人の感性を刺激します。
そもそも暗くなっていくなか、舞台に集中しやすくなる。

野外テント劇は、野外の不利を反転して、劇を成立させる空間を創ること。つまり、俳優は演じるだけでなく、空間を創る肉体労働者であり、空間を異化させる職人でなくてはならぬのです。

さて、高校を出たばかりの私は、誘われて紅テントや黒テントを観て歩いていました。私の演劇体験は、野外テントのアングラ演劇を観るのがが始まりです。
だから、野外テント劇場を創るのは楽しくて仕方がない。

皆様、夕暮れ時、山里秋月までお越しくださり、本当にありがとうございました。

【釜】

蛍舞う中…「蛍の夜と人形劇場」

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昨晩は、晴天!天気にも恵まれ昼間は暑かったのですが、夕暮れ時には心地いい風が吹いていました。
「蛍の夜と人形劇場」は、そんなお天気の中で開催いたしました(*^^)

ご来場頂いたお客様は、約50名。県外からお越しくださった方や地元の方など、あちこちから、蛍を楽しみにお越し下さいました(^^)

7時スタート時点では、まだ明るかったのですが、終了した8時20分ごろは、すでに真っ暗。
蛍もふわふわっと赤いテントに近づいてきていました♪

お越し下さったみなさま、いかがでしたでしょうか?
心が穏やかになるひとときを過ごして頂けていただら幸いです(*^_^*)

ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。
おかげさまで、無事に片付けまで終了することができました。

仕込みからバラシまで、週末3日間を使った「蛍の夜と人形劇場」。
体力勝負となりましたが、お越し下さった子どもたち・大人の方々から、「楽しかった!」といわれると、やってよかったな~と思います。

写真は、上演中の様子と、赤いテント人形劇場の全体写真。
赤いテントの上には、上演中、三日月が顔を出していました(*^0^*)

【尚】