雪の後は春のような暖かい日が続きます。
巡回公演の新作パンフレットが完成しました!本日は、その発送作業。
劇列車は小さな小さな事業規模ですから、郵送で贈ることができる範囲が、予算上どうしても限られてしまいます。
今年は久留米・朝倉・浮羽・福岡都市圏…のエリアにのみお送りしていますが、ご希望があれば個別にいつでもお送りいたします。
(ご希望の方は、こちらからご連絡ください。)
お手元に劇列車のパンフレットが届いたご担当者の方、どうぞご覧になってご検討いただけますと幸いです(*^_^*)
劇列車のホームページでも、劇作品の紹介をしております。そちらもどうぞのぞいてみてください(^^ゞ
【尚】
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こどもにとって生きる勇気をはぐくむために。~巡回パンフレット発送
- Date:2016/01/31(日)20:26
ホームページ、リニューアル!
- Date:2016/01/24(日)17:33
今日は1日中雪!日曜日だからか自家用車もほとんど通らず、バスも運休している様子です。
おかげで誰も踏まず美しいままの雪を眺めながら、1日中事務作業ができました(^^)なんと贅沢な時間(*^0^*)
写真は自宅2階の窓から臨む耳納山。こんなにお化粧した山は数年ぶりです。
先日告知しておりましたが、とうとう!やっと!ホームページ改変作業が終了しました!
ホームページは、私たちの活動とみなさんをつなぐ窓口のようなもの。
できるかぎり劇列車の最新の状態をお知らせしたいと常々思っています。
しかし、実質3人で事務作業をまわしている現状では、頻繁にホームページを更新できないことも…
年末から本日まで、こつこつと、たっぷり時間をかけて、現在の劇列車の状況を・作品を、ホームページにてわかりやすくすっきりと整理することができました!(*^0^*)
遅々たるあゆみですが、立ち止まることなく、年々進歩し続ける劇列車。
今は最新の状態でも、あっという間に通り過ぎる地点かもしれません。
できるかぎり、ちょっとづつでも、前進を。
今年は「とやま世界こども舞台芸術祭」へ招かれることも決まっており、引き続き劇列車の情報を発信していきたいと思います(*^_^*)
どうぞみなさま、新しくなったホームページをのぞいてみてください!(^^ゞ
【尚】
出演内定をいただいて
- Date:2016/01/24(日)04:50
今年の夏に行われる「とやま世界こども舞台芸術祭2016」に、出演応募をしていたところ、数日前に出演内定をいただきました。
「とやま世界こども舞台芸術祭」は、四年に一回開催される、こども舞台芸術とこどものための舞台芸術の祭典です。
四年前に続いて二回目の出演となるのでわかるのですが、本当に世界中から人が集まってきます。
四年前でしたら、ロシア、南米、北米、東南アジア、南アジア、イスラエル、東欧、お隣の韓国…。
観ているだけで、風土と文化がもたらす表現の違いなど、本当に勉強になります。
そして、四年に一回のこの大規模な舞台芸術祭典を準備、実行される方々には、本当に頭が下がります。
富山県で舞台芸術を担ってきた方々の見識と持続力、協同の力には脱帽させられます。
さて、二回目の出演となる今回、勉強してくるとともに、私たちの作品で楽しんでいただけるよう頑張りたい。そう思っています。
劇列車維持会員の皆様、また私たちの活動を支援いただいている皆様のお力添えを乞うこともあるかもしれません。
私たちがレベルアップを図るのは、地域の中に自生した創造団体が地域へよりよい作品を提供するためです。
四年前にもブログに書きましたが、「とやま世界こども舞台芸術祭」を勉強の機会とするつもりです。
ご理解とご支援いただければ幸いです。
【釜】
学びと発見
- Date:2016/01/22(金)17:26
寒い日が続きます。皆様、いかがお過ごしですか?
新年に始めた劇列車理論学習会も、少しずつ進んでいます。
テキストは「人形劇芸術…理論の基礎」【晩成書房1983年発行】
ずいぶん古い本です。めくってみると、ページも黄ばんでいます。
しかし、人形劇を芸術ジャンルから論じた本は、ここ十年以上、日本では本当に数少なくしか発行されていないのです。
本当ですよ。
児童教育の一環としてのハウツー本は、最近とても多い。アートとしての人形劇を論じたものは、最近たいへん少ない。
この変化は、多分何か、日本社会の変化の反映なのでしょうが、私たちには、それが何かわからないのです。
でも、この本は素敵です。ドラマの演劇と人形劇の違いが、とてもよくわかる。
理論学習は、とても大事です。理論がどこまで遠くまで行けるかに、大きく影響を与えます。
理論なくても芝居は出来る。けれども、理論が幅と深さをもたらすのです。
今までの経験からいって、間違いありません。
人形劇に転換して三年目。もう一度、初心に戻って、学びあいの場を創っています。
私たちは、まだまだ先まで歩くつもりですから。
【釜】
ホームページ改変中
- Date:2016/01/16(土)11:41
やっと1月らしい寒さ。寒椿の蕾はふくらみ、もう少しで開花です。冬の寒さの中に、春が兆しています。
なにげない景色の中に、自然の息吹きを感じる。空の色の映り変わりに、美しさを感じとる。
そんなことが、私たちの作品の底に流れるものの一つ。
さて、初演を終えた「みなしごサキと子天狗こたろう」のステップアップ稽古も始まりました。
一つひとつは細かいことなのですが、細かいことにこだわった細部の集積のことを、ステップアップというのだと思っています。
まだまだ精進しなくてはならない私たち。頑張ります!
ホームページも改変作業中。
現在の劇列車の姿を、よりわかりやすく構成し直しています。
なんといってもホームページは、不特定多数の皆様に見せる私たちの顔ですから、出来ることはキチンとやっていきたいのです。
改変作業が終わりましたらお知らせしますので、その時に覗いていただければ、とってもうれしいです。
【釜】
動き出した新しい年
- Date:2016/01/10(日)21:18
定期公演を終えて、長いミーティング期間を経ながら、新しい年の事業計画が姿を現しました。
夏に本格的な手打ち公演。
またワークショップをリニューアルしながら、来年春には「子どもの文化がっこう」と名前を変えて、春秋二回開催へ。
などなど…。
劇列車は創造団体であると同時に、文化運動体です。
守備範囲が広いため、前へ進むスピードも遅いのです。
ようやく外から見ても、前へ進んでいることがわかる段階へ入りそうです。
大切なこと。それは、私たちのやることが、私たちにとって 良いことであるだけでなく、みんなにとって良いことである回路を誠実に希求すること。
劇列車の事業計画は、その観点を手放さないことがスタートでありゴールです。
次回稽古からは、新作「みなしごサキと子天狗こたろう」の稽古再開です。
自分たちが「いまはこれが限界」というところまで、じっくり稽古を積み上げます。
だって、巡回公演では定期公演より、もっといいものに仕上げたいので…。
【釜】
新しい年に思う
- Date:2016/01/01(金)08:11
新しい年がよい年になりますように。皆様、明けましておめでとうございます。
年末から読んでいたケストナー「飛ぶ教室」を読み終えました。
もっと早く読んでおくべきだった素晴らしい一冊。
いや、出会うべき時期に出会った一冊か…。
私たちが、自らの作品づくりに「子どもへの願いに基づく」ことを課してから、薄々気がついていたのですが、子どもへの願いは、大人の生き方から生まれるのですよね。
大人が、よりマシな未来に向けて歩もうと生きる時、祈りにも似た深い子どもへの願いが生まれる。そう思えてなりません。
ケストナーは、1933年のドイツで、「飛ぶ教室」を書きました。1933年のドイツといえば、ナチスが政権をとった年。
ナチスの敵対勢力に対する大っぴらな暴行も、見慣れた日常風景となっていた頃。
ケストナーは、子どもへ向けたこの本の中で言います。「すべて乱暴狼藉は、はたらいた者だけでなく、とめなかった者にも責任がある」
こうも書いています。「知恵のない勇気は暴れ者にすぎない。勇気のない知恵はたわごとにとどまる!」
そう、「飛ぶ教室」は、勇気について書かれた本なのです。
ケストナーは、子どもたちに、こう書いています。「たじろがず、しょげないことだ。元気を出せ!」
この本を最後に、ケストナーは執筆を禁じられます。彼の本は、ナチスによって焼かれます。
「飛ぶ教室」に書きこまれた子どもへのメッセージは、彼の凛とした生き方、彼の魂から生まれた言葉であることが、ひしひしと伝わってくるのです。
長くなりました。
新しい年に、私も私たちも、彼の言葉を胸に刻んで歩いて行きたいと思うのです。
「世界の歴史には愚かな連中が恐いもの知らずで、知恵ある者たちが臆病である時代が繰り返しめぐってきた。これはゆがんだ状態なのだ」
新しい年に、劇列車は、今できることの一つ先まで出来るように頑張ります。
それは劇列車のためではありません。
私たちの表現するものが、みんなの幸せと、どこかでつながっていくためなのです。
そのみんなの幸せのことを、私たちは「どんな子どもにも劇を、文化を!」と言っているのです。
まだまだ未熟で小さな劇列車ですが、皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。
写真は、年越え参りをした神社。定期公演のお礼をしました。
私は国家神道を拒否しています。私が神社にお詣りする時は、あくまで民俗宗教として、庶民の精神的伝統に対してお詣りしています。
理屈っぽいとは思いますが、こんな時代だからこそ、この理屈は通していかないといけない。
私は、そう思っています。
【釜】