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記事一覧

半立ち稽古から立ち稽古へ

新作「牛方とやまんば」の稽古は、本日で半立ち稽古が終わりました。

イキイキした人形劇表現を、もっともっと高めていきたい。

私たちの新作稽古は、いつも新しいチャレンジを含みこんでいます。

今回は…。

1:演者より多い人形を、同時に出演している状態で使いこなすこと。
つまり、出演している二人が、三体の人形を同時に使いこなすこと。

2:人形美術に冒険してみること。

3:舞台美術のレベルアップを図ること。

4:紗幕を使った効果的表現を試すこと。

こんなチャレンジは、次回の中編新作人形劇の技術的土台を創ると思っています。道は遥かに遠いけど、焦らず慌てず、一歩一歩高みを目指します。

さあ、次回稽古から、台本を外す立ち稽古。

もうすぐ師走ですね。寒くなりました。

皆様、風邪など召されないようお気をつけ下さい。

【釜】

山家小学校公演終わりました

今日は筑紫野市立山家小学校公演。
演目は「ゆきとかんたとももん爺」。
約150名の子どもたち、それから先生 や保護者の皆様に観ていただきました。

とても素直な反応を出してくれる子どもたち。ありがとう!

三年生からは感想文もいただきました。
子どもたちが熱心に観てくれたことが、よくわかります。
朝7時からの舞台仕込み、本番、ばらしと、巡回公演はハードなのですが、疲れも吹き飛びました。

さて次の巡回公演は、12月16日に久留米子育て支援センターの催しとして、再び「ゆきとかんたとももん爺」です。

次回が2016年最後の巡回公演となります。

観てくれる皆様と良い出会いが出来ますように。
さあ、頑張っていこう!
【釜】

やまんばの家の窓

ファイル 1337-1.jpg

新作「牛方とやまんば」の舞台装置。

やまんばの家の窓です。

やまんばの住む家は、廃屋のあばらや。
だから、窓を汚して朽ち果てた感じを出したかったのですが…。。

この窓は角材とベニヤ製。ベニヤに切り込みを入れて破れた感じを出してみました。
塗料はミルク ペイント。アンティークメディウムで、汚れを付けてみました。

なかなか良い感じと思うのですが、いかがでしょう?

人形劇も生身の人間劇も記号体系。
記号の組み合わせ方が、表現方法の工夫なのだ。そう思います。

やまんばの家は、朽ち果てたあばらや感をどうしても出したい、といろいろ考えました。

朽ち果てたあばらや感が、劇の記号体系構築の大切なパーツとなります。
一つひとつをないがしろにしない。
それが強固な記号体系を生む礎なのだと思うのです。

少しずつ進む新作人形劇。
私たちの作品がだんだん喜ばれるようになり、こんなに嬉しいことはありません。
だから、もっと先に進みたい。
少しずつ新しいことにチャレンジしています。

【釜】

国際子ども芸術フェスティバルへ出演決定!

来年3月に開催される国際子ども芸術フェスティバルへ出演が決まりました!
2週にわたって福岡県朝倉市と熊本県合志市で開催される子どものための舞台フェスティバル。

劇列車の参加は4年ぶり。上演作品のひとつに選んでいただいたこと、大変うれしく思います(^^)
上演会場は朝倉市。全国各地から実演団体が集まって上演されます。

フェスティバルでの上演の前に、来週は山家小学校の子どもたちとの出会い。本日も夜遅くまでの稽古に熱が入ります。
ひとつひとつの公演が、子どもたちとの出会いの広場。私たちの劇を通じて、その場に集まった子どもと大人が、素敵な時間と空間を共有するひと時にしたい。

さあ、気合い入れてがんばるぞ!(*^0^*)

【尚】

ぴーすきゃんどるナイト会議

今日は午後から、ぴーすきゃんどるナイト反省会及び次回開催の打ち合わせ。

ポカポカ陽気の中、朝倉市内の公共施設で会議を行いました。

次回の2017年ぴーすきゃんどるナイトは、なんと!第10回目となります。

第1回開催前、某新聞社の記者さんに「平日の夜、まだ寒いのに人が来るのですか?」と問われました。

「大丈夫です。この会は記憶を新たにする場ですから、最低一人いれば会の目的を達成できます。
誰もこなくても私が一人います。その時は、私が記憶を新たにすればよいのです」
そう答えたことを、今も時々思い出します。

よく続いてきたなぁ。

この会を大切に育んでくれた皆様の力の賜物です。

戦争で犠牲になるものは、まず弱い者から。戦争をけしかけた強者は平然と生き残る。

戦争や暴力への衝動が高まり、不寛容な空気が濃密になりつつあるこの国。

戦争で犠牲になったか弱き子どもたちのことを記憶に止め続けることが、ますます大切になりました。
平和な未来のために。

さあ、また第10回目ぴーすきゃんどるナイトに向けて、頑張っていきましょう!

【釜】

工作日和

ファイル 1334-1.jpg

秋晴れの暖かい1日。

新作「牛方とやまんば」の舞台装置と仮人形づくりに8時間。
昨日の稽古で、動きの動線を最後まで。次回からは、動線から半立ち稽古へ。

けれども、人形劇の半立ち稽古って、それほど重要ではないのです。立ち稽古こそが、とっても大事。

なぜかって?
台本を持ったまま仮人形を使っていくのは、両手では足りないからです。
早く台詞を覚えて、台詞が入ってからの立ち稽古が長くなります。

また、仮に新聞紙で作った仮人形の動きが魅力的であることが大切。
仮人形で魅力的ならば、本人形の動きがより魅力的になるのですから。

ですから、新聞紙で作った仮人形稽古の段階で、妥協のない稽古が必要なのです。

さあ、一歩一歩着実に新作完成に向けて、歩んでいきましょう!

写真は、やまんばのあばらやの窓と扉になる予定。

【釜】