新作「牛方とやまんば」の舞台装置。
やまんばの家の窓です。
やまんばの住む家は、廃屋のあばらや。
だから、窓を汚して朽ち果てた感じを出したかったのですが…。。
この窓は角材とベニヤ製。ベニヤに切り込みを入れて破れた感じを出してみました。
塗料はミルク ペイント。アンティークメディウムで、汚れを付けてみました。
なかなか良い感じと思うのですが、いかがでしょう?
人形劇も生身の人間劇も記号体系。
記号の組み合わせ方が、表現方法の工夫なのだ。そう思います。
やまんばの家は、朽ち果てたあばらや感をどうしても出したい、といろいろ考えました。
朽ち果てたあばらや感が、劇の記号体系構築の大切なパーツとなります。
一つひとつをないがしろにしない。
それが強固な記号体系を生む礎なのだと思うのです。
少しずつ進む新作人形劇。
私たちの作品がだんだん喜ばれるようになり、こんなに嬉しいことはありません。
だから、もっと先に進みたい。
少しずつ新しいことにチャレンジしています。
【釜】
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