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稽古納め

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昨日の稽古は2016年の稽古納めでした。
新作定期公演に向けての稽古であるため、ハードな稽古納めでしたけど…(笑)

さて、この一年を振り返ってみて、すぐ頭に浮かぶことは次のことです。

それは…、「私たちの作品が、ほんとに喜ばれるようになったなぁ」ということ。

「毎回見に来てます」という方や、「一度見て別のも見てみたいから」という方。そんな方々が少しずつ増えています。

フェイストゥフェイスの関係ではない方々たち。だから、私たちの知らないところで、私たちの作品を楽しみに見てくれる方々。
そんな方々が、少しずつ増えています。

ほんとうにありがとうございます。
なんだかとっても嬉しいです。
そんな皆様のお声が、私たちの励みです。

私たちも、少しずつ自信を持てるようになってきました。
苦労だけはたくさんしてきた団体ですから、いま私たちにとっても、自信が前向きな気持ちの原動力となっています。

今年を振り返ってみると、このことが劇列車最大のビッグニュースでしょうか。

さて、稽古納めになっても、人形製作や道具製作は、毎日続きます。

写真は、やまんばが手をかざして暖をとる囲炉裏。
本日出来立てホヤホヤの道具ですよ!

それでは皆様、良いお年を。

【釜】

チケット販売始まりました!

舞台アート工房・劇列車第18回定期公演「むかしむかしのお化けばなし」のチケット販売が、本日12月26日からスタートします。

2017年2月26日日曜日13時半開演。
久留米市の石橋文化センター小ホールでの上演です。

チケット販売は、石橋文化センター・久留米岩田屋プレイガイドにて。
また、劇列車HPでのメールお申し込み及びFAXお申し込みにて受付けます。

今回は1ステージ公演のため、入場定員を100名に限定させていただきます。
お早めのチケット購入をお薦めします。

舞台効果を確保するための入場定員制となっております。
ご理解いただければ幸いです。

稽古の方は、現在台本1ページを1時間でやっていく段階に入っています。
じっくりと表現を遊び、表現意図と実際の人形操作をすりあわせています。
年が明けたら、いよいよ通し稽古。

皆様のご来場をお待ちしております。

【釜】

新しい地平

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2016年最後の巡回公演が終わりました。
次は年が明けて、2月26日の新作定期公演。
全力投球の毎日が続きます。

新作定期公演は「むかしむかしのお化けばなし」。
3月には「みなしごサキと子天狗こたろう」で、国際子ども芸術フェスティバルに出演。
そんな2017年のスタートとなります。

当面、1月2月と新作に集中する2ヶ月となります。

さて、最近の新作稽古は、二時間くらいがあっという間に過ぎてしまいます。

人形を人間の動きに似せて動かすのではなく、人形というモノを生かしていく動きづくり。
それが「ああでもないこうでもない」と、とっても刺激的なのです。
それで、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

劇列車の人形劇稽古が、新しい段階に入ったことを実感しています。
意表をついた人形の動きも、増えてきていますよ!

写真は、今出来ている舞台道具を並べてみたもの。
暖かい日差しに、テラスでの稽古。終わったところで、写真をパチリと撮ってみました。

あっ。写真に写っている黄色のコンテナは、道具ではありません。あしからず。
【釜】

子育てカレッジ・観劇会

本日は、子育てカレッジ・観劇会。
『ゆきとかんたとももん爺』を上演させて頂きました(*^^*)
ご縁があってお声かけいただき、関係者の皆様、ありがとうございました。

いつもは小学生以上の子どもを対象に上演している劇列車。
未就学児とその保護者が対象ということで、私たちもドキドキしながらの本番でしたが、子どもたちは始終、一生懸命熱心に観てくれていました。子どもたち、ありがとう(*^^*)
寒い中、足を運んでくださった保護者の皆様もありがとうございました。

さて、これで年内の公演は終了。
新作づくりが進んでいますので、稽古や作業はもうしばらく続きます(^^ゞ

【尚】

人形劇でしか出来ないこと

ほんとうに日が短くなりました。
冬至まであと10日くらい。
野外での道具づくりが、日の入りとの競争になってきました。
でも野外にいる時間が長いことで、季節を全身で呼吸している気がします。

さて、人形劇でしか出来ないこと。
今回の新作「牛方とやまんば」では、そんなことを考えています。

私たちの劇づくりは脚本を重視します。
それは人間の劇と同じ。まずは、脚本の出来不出来で、劇の出来不出来が決まります。

しかし、人形劇ならでは…という表現があるのです。

それを「モノ語り」といいます。それは、モノによる表現を追求することです。

人形を人間に似せていくのではなく、人形が本来モノである、その特性を生かした表現を追求していくこと。

それが「モノ語り」。
どうもそれは、記号表現の組み合わせによる表現であるようなのです。

何を言っているのか
、わからないですよね。

つまり、コップが動いているだけでは、コップが歩いているように見えない。
けれど、「遊びに行こうっと!」という台詞(音声)をしゃべって、軽快なBGM(音響)を流すと、いかにもコップが歩いて行っているように見えてくる。
ここには、コップ(人形)・台詞(音声)・BGM(音響)という三つの記号表現が組み合わさっているのです。

人形劇には、そんな人形劇ならではという魅力的な記号表現の組み合わせがあるのです。

今のところの稽古は、台詞が完全に入ったことを土台に、記号表現の組み合わせを、ああでもないこうでもない、と創っては壊し、創っては壊ししているところ。

とても知的でスリリングな稽古ですよ。

【釜】

進む大道具製作

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写真の説明です!

一番下はかまど、その上が大釜、最も上が大釜の蓋(まだ蓋の取っ手がついていませんが)。

明るく見える明かりは、早い周期で不定期に点滅する白熱電球。ほんとうは赤いフィルターで覆い、赤い火の明かりにしてしまいます。
まるで、かまどに火がついたように見えるはずです。

白熱電球の点滅は、グローブ管と電球を直列でつなぐと出来ますよ。

さて、この製作中の大道具は、もちろん「牛方とやまんば」用。
やまんばは、この大釜の中で寝てしまい、火で焼かれてしまうのです。

けれども、劇列車の「牛方とやまんば」では、やまんばは焼かれた後、美しい蝶 に生まれ変わるのです。

なぜかって?その説明はいずれそのうちに。

さて、大道具はこれから紙貼りによる補強を経て、着色へ。
そうしたら完成となります。

【釜】