牛方とやまんばも、いよいよ大詰めの稽古に入っています。
人形も、試行錯誤を繰り返しながら出来上がりつつあります。
写真は、着色途中・製作途中の人形たち。
同じ役の人形ですが、場面によって使い分けられます。
30分の劇で3回変わるやまんば人形。
製作は大変でも、劇効果は面白い!
日に日に形が出来ていく人形たち。楽しみです(*^0^*)
【尚】
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着々と…たくさんの人形!
- Date:2017/01/29(日)22:53
ぴーすきゃんどるナイトへ!
- Date:2017/01/22(日)21:20
今日は午前中稽古。
はじめて音響スタッフも入っての稽古でした。
先週に引き続き寒波襲来の中、音響スタッフの馬場園さん、今回初音響の正会員古賀法子の御両名、お疲れ様でした。
午後は、3月27日に行う予定の「頓田の森ぴーすきゃんどるナイト」打ち合わせ会。
夜須燎原太鼓の皆さんも参加いただき、和気あいあいとした会議でした。
けれども、未来の平和は年を経る毎に「危うさ」を増すばかり。
復古主義、国家主義、全体主義。そんな傾向がないまぜになって、私たちの伸びやかな自由と、毎日を慈しんで生きていく平凡な幸せを軽んじてきている。
ひとり一人のかけがえのなさ、額に汗して働く人々、懸命に生きる人々への敬意。そんな大切なことを笑い飛ばし、誰もが同じ価値観でなければ気がすまない空気が、ますます強く社会を覆ってきている。
だからこそ過去の戦争悲劇に想いを馳せ、命を落とした人々のことを思い出したい。そう思います。
その作業は、ドイツの人々がやったように、私たちも繰り返し行っていく必要があるのだ。そう思います。
そして命落とした人々に想いを馳せるのは、自国民だけの範囲であってはならないと思うのです。
どんな国の人々の無念悲しみ嘆きも、私たちと同じなのだから。
そんな想像力を持つが、これからの大人に大切なことに思えてなりません。
さあ、ぴーすきゃんどるナイトも動き始めました†。
【釜】
雪の中で半野外稽古
- Date:2017/01/15(日)22:14
今日は朝9時から夕方5時まで、半野外稽古。
寒波もなんのその。私たちの稽古場はテラスですから、完全防寒でしのぎます。
ちなみに私の今日の稽古服装は、靴下2枚、ズボン3枚、上着は5枚。それにマフラー、ニット帽、手袋。
昨日も道具製作作業で半日野外でしたから、ほんとうに「寒波がなんだ!」と気合いで勝負する毎日です。
劇列車の作品は野趣溢れる匂いがするのですが、稽古から半野外ですから、野趣溢れるのは当たり前ですね。
まだまだ稽古が足りない。いったん出来た道具も人形も、情け容赦なくボツ。そして作り直し。
もちろん演技もね。
作っていた段取りも所作も、何回もやり直し。壊しては作り直す手間を惜しまない。
写真はやまんば!
いかがですか?
雨の稽古
- Date:2017/01/08(日)23:11
新年の稽古が再開されました。雨の中、半野外で9時から。真っ暗になる18時半まで。
完全防寒対策をしての稽古ですが、この冬は暖冬なので助かります。
ずいぶんゆっくりとした稽古開始のように見えますよね。
しかし製作関係は、元旦返上のメンバーもいましたし、私も3日には製作作業再開しています。
製作時間を確保するに、稽古にややゆとりを持たせたスケジュールで進めています。
とにかく毎日毎日モノづくり。あくまで稽古の開始が今日というだけです。
今日は難しい表現にもくらいついて、妥協のない稽古。
わずか25分の作品のダメ出しをしながら、脚本の最後までたどり着いたのが18時半。
火曜日は通し稽古に入ります。
劇列車維持会員の皆様、新作定期公演「むかしむかしのお化けばなし」のご招待券を発送いたします。お手元に届きましたら、ご活用いただければ幸いです。
【釜】
新しい年を迎えて
- Date:2017/01/01(日)08:42
あけましておめでとうございます。
劇列車は2月新作定期公演のため、年末は急ピッチの製作作業に明け暮れました。
さて新年を迎えて、今年の劇列車は「人形劇であそぼ!」事業の拡大を行う計画です。
劇列車は児童演劇の創造団体ですが、同時に「子どもを取り巻く環境」「子どもの発達」をより良きものにしていく児童文化運動でもあります。
この二重性こそ、私たちの団体の特徴です。
ですから、演劇作品を創り公演するだけでなく、子どもの体験活動も大切にしています。
なぜなら、子どもにとっては、「観る」と「体験する」は両方が大切だからです。この2つが噛み合って、子どもの発達上における、何らかの変化が大きくなるのですから。
また私たちは、運動の純粋性を確保するため、演劇職業化を強く否定している団体です。
ですから、劇列車に専念する時間が限られて、必死に時間確保の努力をしても、事業拡大が思うにまかせません。
けれど、理事長である私の職業生活が、あと一年と少しで終わります。
とするならば、時間のゆとり生み出して、運動体としての劇列車事業 拡大に振り向けることができます。
先に書きました「人形劇であそぼ!」事業拡大は、運動発展の第一弾に過ぎません。
まだまだやらなくてはならないことがあります。
私たちの巡回公演は地域密着型ですが、学校などへ劇を届けるのに精一杯。
劇を必要とする子どもたちに私たちの作品が届くには、地域のまだ奥深くへ入っていく事業も必要です。
さらに、児童演劇・児童文化を担う大人を育てること。
大人のための講座事業を創って、地域の児童演劇土壌を耕すのです。
人を育てるのです。
それをしないと、10年後を見据えた時に、私たちの運動担い手の高齢化が起きてしまいます。
劇列車事業は、趣味でも職業でもありませんから、高齢化による先細りをなんとしても避けなければなりません。
さて、いろいろ書きましたが、2017年の体験事業拡大は、運動強化発展の一環です。
どこまで歩めるかわかりません。
今の社会状況や人々の精神態度の傾向性をみると、理解される方よりも「変わっている」と切り捨てる方の方が多いでしょう。
けれども、無名者である私たちは、無名者であることに誇りを持って、行けるところまで歩くのです。
このような運動は、無名者が無名者に止まらなければ本物になりません。
今年はとうとう始めます。いや、始めなければ機会を逸してしまう時となりました。
劇列車にとって、そんな新しい年です。
皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。
写真は年越え詣りに歩いていった神社の参道。とても静かでした。
【釜】