3月27日は頓田の森ぴーすきゃんどるナイト。ブログでの報告が遅くなりました。
当日は小雨に見舞われたため、第1部・第2部ともに立石コミュニティセンターで行ないました。
写真は、夜須燎原太鼓のみなさん。力強く願いが込められた太鼓の演奏に、心を打たれました。
そして、田中さんの朗読、菜の花合唱団のみなさんの歌声、中原さんのサックス演奏…
頓田の森事件について語る、窪山さん、板部さん、中野さん…
一人ひとりの願いを、想いを、会に参加したみなさんと共有できた、すてきなひとときでした。
当時、東洋一の飛行場だった大刀洗飛行場。
私の祖父も、大刀洗飛行場に勤めていました。
私が幼いころはよく話を聞かされていましたが、既に祖父は亡くなっており、当時のことを直接聞くことは、もうできません。
戦争を直接体験した世代の方々は、本当に少なくなりました。
いまを生きる私たちは、想像力を一生懸命働かせないと、戦争を身近に感じることができなくなりました。
私たちの暮らしの中にあった戦争体験を語り継ぎ、足元から戦争を考える。
戦争のことを、平和のことを、遠い世界のことではなく、遠い昔のことではなく、自分と密接に関係のあることとして考えること。
いま、それがとても大切なことだと思います。
頓田の森ぴーすきゃんどるナイトに参加していただいた皆様、ありがとうございました。
また来年、同じ日にお会いできたら、うれしく思います。
【尚】
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頓田の森ぴーすきゃんどるナイト、終わりました
- Date:2017/03/30(木)23:24
明日はきゃんどるナイト
- Date:2017/03/26(日)18:17
昨日と今日は、合志市国際子ども芸術フェスティバルの上演見学へ。
人形劇ばかり集中的に観ました。
私たちが「人形劇が自分たちに最も適した表現形態」と思い定めたのは、僅か4年前。
手探りの試行錯誤を続けてきましたが、観て学べることは、しっかり学びたい。
そんな趣旨を掲げて、2日間の熊本通いでした。
さて、遅くなりましたが、明日は「舞台アート工房・劇列車と市民の会」主催による、頓田の森ぴーすきゃんどるナイト開催の日です。
手作りの平和イベント。過去を想起することが平和の礎だ!と、エイ!ヤァ!とばかり始めてから、もう10年。10回目の開催となります。
これだけ続けてくると、平和って、願うだけでなく創るものだということが、ほんとうにわかってきました。続けるって大切なことなんだ、そう実感します。
開催は…
3月27日朝倉市立石コミュニティーセンターにて。
19時開会です。約1時間半の短い会ですが、72年前大刀洗空襲で命を奪われた子どもたちを偲び、平和の大切さを考えあいます。
参加費無料。
どなたでも参加できます!
【釜】
2017年度巡回公演
- Date:2017/03/22(水)18:02
春めいた昨夜。
印刷所から到着ホヤホヤの2017年度巡回公演作品パンフレット。
約150カ所に送付する作業をしました。
朝倉国際子ども芸術フェスティバルを終えて思ったこと。
それは、もはや私たちは作品創作の問題意識もパッションもエネルギーも、職業劇団に見劣りすることが、全くないということです。
自信過剰に見えると思いますが、それが私たちの実感。
お金もエネルギーも注いで、睡眠時間も削って「いい作品を創ろう」としてきた私たちの密かな心の充実となる誇りです。
確かに、工作力や見せ方やお客様の気持ちのつかみ方など、私たちが見劣りするところは多々あります。
それは、自分たちの弱点として、よくわかります。
けれども、これは実際的工夫の積み重ねで解決出来ていくことであり、やっていけば何とかなっていくこと。
けれども、表現しようとするエネルギー、伝えたいことがある切実さ、私たちは私たちのオリジナリティを紡いでいること。
作品の命というべきこの領域において、私たちは、自分たちの本気さを恥じることはなく、隠さなくてよいのだ。
そう思いました。
劇列車は、まだまだ遠くまで行けますし、まだまだ遠くまで歩いていかなくてはならないと思っています。
そんな考えで、今年の巡回作品では、「ゆきとかんたとももん爺」を下ろし、新たに新作「むかしむかしのお化けばなし」を加えて、二作品の巡回体制で臨みます。
さあ、劇列車の2017年度巡回の準備が整いました。
新しい子どもや大人たちとの出会いを求めて、張り切って走りましょう!
【釜】
朝倉フェス、終わりました
- Date:2017/03/20(月)20:39
今日は朝倉フェス2日目。
4団体4作品の公演を観てまわりました。
フェスティバル実行委員会のみなさま、お疲れ様でした。
そして、お世話になりました。ありがとうございました。
自分たちが上演させていただいて、他団体の上演を観て…
いま、私たちが抱えている課題が明確に見え、整理することができました。
次の作品創りで、その課題にチャレンジしたいと思います。
課題の他に、子どものための劇を創るときに大切なことを改めて考える機会にもなりました。
劇列車が考える、子どものための劇に大切なこと。
それは、「子どもへの願い」があること。
――だけど、それが表面的で上滑りしたものになってはならない。
ではなにが、心に響く「子どもへの願い」となるのか…
それはきっと、「いまの子ども」を真正面から受け止めた上で、「いまの子どもに向けられた」願いである必要があるのではないでしょうか。
いつの時代も、子どもは真剣に一生懸命悩んでいます。
大人から見るとバカバカしいことでも、子どもにとっては死活問題。
反対に、大人がハッとさせられる問題を、子どもから発信することもあるのです。
子どもからの発信は、未熟な存在であるがゆえに適切な“ことば”になっていない場合がほとんどです。
子どもから繰り返し発信される表情や態度を、大人側がキャッチしていかなくては。
発信されているものは、決して一般論では終わらない、子どもからの切実な悩みなのです。
それを受け止めた上で、「子どもへの願い」を込めて作品を創っていく。
これが、子どものための舞台作品創りで最も大切にすべきことだと、私たちは考えます。
技能面でまだまだ未熟な劇列車。
でも、この「子どもへの願い」は、いつも、どの作品にも、誠実に込めて創り上げてきました。
2016年度の巡回事業は、この朝倉フェスが最後。
次年度の作品創りに向けて、また多忙な日々が始まります。
【尚】
上演終わりました!
- Date:2017/03/19(日)20:01
今日明日は、第16回朝倉市国際子ども芸術フェスティバルです。
劇列車は本日「みなしごサキと子天狗こたろう」の上演を、無事に終えました。
狭いスペースに満員のお客様、観ていただいてありがとうございました。
写真は、劇列車の団体名と作品名が書かれたのぼり旗。
フェスティバル実行委員会に作っていただきました。
上演する全団体の分があるんですよ!
ほんとうにありがとうございました。
ありがたくいただいて帰ります。
明日は、いろんな上演団体の上演を観て歩きます。
まずは、いろんな作品を楽しんで観てみたいです。
それが、私たちにとっても次の肥やしになると思っています。
まずは、本日お世話になった皆様方、荷物を運んでくれた国際ボランティアの皆様ありがとうございました。
お礼申し上げます。
【釜】
明日は朝倉フェス
- Date:2017/03/18(土)20:51
明日は、朝倉市国際子ども芸術フェスティバル。
今日は上演作品「みなしごサキと子天狗こたろう」の最終稽古。
朝倉フェスは、子どものための舞台芸術実演団体が全国から集まるフェスティバルです。
劇列車の参加は数年ぶり。よりいい作品を!…との熱意から、今日の最終稽古では「あーでもない」「こーでもない」と意見がぶつかります。
明日観てくれる子どもたちと大人の皆様に、楽しんでいただけるように。がんばります!(*^^)
【尚】
朝倉市国際子ども芸術フェスティ
- Date:2017/03/11(土)09:55
3月19日(日曜日)と20日(祝日)は、第16回朝倉市国際子ども芸術フェスティバルがあります。
出演団体は17団体という、大がかりな児童芸術フェスティバルです。
皆さん、お越しになりませんか?
菜の花で一面黄色に染まった筑後川も、とっても美しいですよ。
劇列車の出演は3月19日13時から。
朝倉市杷木町のらくゆう館研修室です!
演目は「みなしごサキと子天狗こたろう」。
チケットのお問い合わせやお申込みは、実行委員会事務局0946639333へ。
メールは、a-fes2016@asakura-fes.jpです。
何作品でも鑑賞できるフリーチケットがお得ですよ。
劇列車は久しいぶりの出演です。
「みなしごサキと子天狗こたろう」稽古も再開しています!
【釜】
次に向けて
- Date:2017/03/04(土)11:35
いつの間にか日が長くなり、花の香りが漂うようになりました。人間も生き物ですから、なんだか気持ちがウキウキしてしまいますね。
「むかしむかしのお化けばなし」初演を終えて、次年度事業計画が明日のミーティングに提起されます。
さて、「タヌキとゆうれい」から「牛方とやまんば」の製作過程は、私たちにとって人形劇の魅力を自分たちなりに追求していくプロセスでした。
モノが語る魅力を、お客様と共有していく表現。未熟ながら 追求してきました。
ですから、いろいろな実験を仕掛けていたのです。
紗幕を使った表現、音の使い方を変化させてみる、牛が食べられる場面表現の工夫、人形それ自体の繊細な表現へのチャレンジなどなど。
もちろん、ブラッシュアップをかけないといけないところもあります。ですが、人形劇の魅力を表現していく一歩を進めることが出来たと思っています。
ブラッシュアップをする場面も、具体的に特定できています。
人形劇の製作では、私たちは多様な感情を味わいます。
モノを作っていく工作過程では、深く静かな充足感。
稽古過程では、イメージを共有して足し算の世界を創っていく緊張やイライラ。
演出過程では、予想した表現が出来ていない場面を改善していく作業仮説を生み出すまでの、息詰まる追い詰められた感情。
その全てが人形劇を創っていくために必要なファクターなのでしょう。
そして自分たちの思いを大事に生きる表現が生まれてくる。そう思います。
さあ、次に向けての一歩が始まりました。創造する者として、劇を通じて社会に参加する者として、次年度の準備を進めてまいります。
【釜】