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大道具がひと息

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写真は、新作「注文の多い料理店」のメインとなる大道具。
紳士たちが迷い込むレストラン「山猫軒」になる部分です。

やっと組み立てが出来るところまで来ました!
この部分を組んでの稽古は、12月2日からになる予定です。

写真の白い部分は、発泡スチロールで作ったレンガ壁。
その上の黒枠は、しゃ幕がつく枠です。
白い柱は玄関。
上に山猫の顔(幅110センチ高さ70センチ)が付く予定。

とりあえず大物の道具が出来て、ホッとひと息。

まだまだ道具づくりは続きます。
次は山猫軒のいろいろな看板、山猫親分の持つ大きなフォーク。それに鉄砲やその他もろもろ。

あっ、山猫の被る仮面の着色も…。

寒さが厳しさを増してきますが、稽古がない休日は、朝から日が暮れるまで野外作業が続きます。

さて、次の作業日は土曜日。
看板作りが始まりますよ!

立ち稽古第2クール

新作「注文の多い料理店」稽古は、いよいよ立ち稽古第2クールに入りました。

昨日の稽古は、7時半から18時半まで。
ロングラン稽古でしたが、午後からの稽古で、ようやく第2クールに突入しました。

私たちの立ち稽古第2クールは、第1クールでの人形表現デッサンを踏まえて、人形の表現をより細やかに創っていく段階になります。

人形遣いにとっては、表現を幾通りも試してみる時間。

およそ台本3ページ の稽古に、約2時間がかかります。
本番では5〜6分で進むところを、第2クールでは2時間をかけます。

体力的にも精神的にも、ここはきついところ。しかし、ここの表現がしっかり確立してくれば、だんだんと作品が面白いものに育つのです。

明日は夜間稽古。
半野外での現稽古場稽古は、寒さとの戦いになってきました。

防寒対策をしっかりやって、頑張ります!
【釜】

稽古場のお引っ越し

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11月になり、今年も残すところ2ヶ月を割りました。日に日に日が短くなり、冬の訪れを感じます。

劇列車は新作の製作にフル回転していますが、ここでお知らせです。
劇列車稽古場「山猫亭」が、12月にお引っ越しをします。

いろいろお世話になっています「ろまんの道」の敷地内での引っ越しですが、6畳一間の山猫亭から、ロフト付き二階建てに変わります。
写真の場所です。

一階を小さな稽古場にして、二階を事務所兼ミーティングルーム。物置のスペースもちょっぴりお借りすることになります。

パソコンやプリンター設置など、事務機能も充実させ、朝から夕方までの1日稽古に対応して、居住性を高める工夫もしていきたいと考えています。
それは来年4月から5月の予定となりますが、引っ越しだけでなく拠点機能を充実させていくつもりです。

まずは今まで山猫亭にある荷物だけの引っ越しとなります。

さて、地域児童演劇運動建設のための劇列車第1次5カ年計画(中期ビジョン)が、これで一区切りを迎えました。

ろまんの道の鹿田さんのご厚意もあって、敷地内での引っ越しと拠点充実が出来るようになり、来年春に5ヵ年計画が終わります。

大きな流れで言えば、劇列車は「第二次5カ年計画(新中期ビジョン)」に向かって歩むことになります。

それは巡回公演回数増加を図ること、それを支える複数公演班の確立を課題とした、地域児童演劇運動強化計画となる予定です。
拠点機能充実を生かした計画としていくつもりです。

おっと、筆が止まらなくなりそうです…。このあたりで筆をおいて、今日も舞台装置の製作に頑張ります!

【釜】

ぴーすきゃんどるナイト

11月5日日曜日は、稽古終わって「頓田の森ぴーすきゃんどるナイト」反省会。

朝倉9条の会や燎原太鼓の皆さんを含んだ反省会でした。
さて、この反省会が、来年のきゃんどるナイトへの始動になります。

いろんな有意義な意見が出てきて、とってもいい時間でしたよ。

頓田の森ぴーすきゃんどるナイトは、「地元の戦争悲劇を忘れない」ための記憶継承の場です。

戦争に対する抵抗感が希薄に見えてならない政治家たちが、勇ましい言葉を吐くようになった昨今、こんなシンプルな記憶継承の努力が、ほんとうに大切になったと思います。
そう思えてなりません。

そして、戦争という暴力行使や平和を考える想像力を養う土台は、やはり記憶継承にあるように思えてならないのです。

私は父や母から戦争を聞いて育った世代です。私にとって記憶継承とは、話をする父や母の表情や体温とともにあります。

悲劇の現場に集うぴーすきゃんどるナイトは、記憶が五感の記憶となって、刻まれる場だと思うです。
大切にしていかないと。

子どものイキイキとした成長の土台は、平和があることです。
地域で児童演劇に携わる者として、平和の大切さを噛み締めて、私たちの活動を進めたい。

来年に向けて、頓田の森ぴーすきゃんどるナイトが始まりました!

【釜】

人形劇であそぼ!

「人形劇であそぼ!〜人形劇をみて人形をつくってみる親子ワークショップ」を、昨日11月3日に筑紫野文化会館で終えました。

人形劇を通じて親子で楽しむ企画の一環として、子どもゆめ基金助成で実施した事業です。

参加者の皆さんに楽しんでいただけたようで、ホッと一安心しました。

人形ってほんとに不思議!
作ると動かしたくなるし、喋らせたり、名前を付けたくなるんです。
自然と表現遊びが始まります。
表現を遊ぶことへの垣根が低く、ほんとに面白い。子どもたちの様子を観ていても、そこがほんと不思議だなぁと思うのです。

人形が、遊びを表現に繋げる媒体になるんです。

さて、キラキラつばめコースの講師を担当していただいた高木敬二さん、ありがとうございました。
アシスタントや撮影をしていただいた馬場園さん、久富さん、舞台仕込みからばらしまで、ハードなスケジュールにお付き合いいただき、ありがとうございました。

ワークショップは、子どもや親子の創造的遊びの場づくりとして、大切なものだと思います。
また創造的遊びが子どもの発達にもたらすものは、ほんとうに大きい。

ワークショップ分野の研究と実践も一つずつ積み重ねて、もっともっと良いものにしていきたいなぁ。

【釜】