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記事一覧

注文の多い料理店の紳士でーす!

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新作人形劇「注文の多い料理店」は、都会の紳士が深い山奥のレストランで、怖い目にあうお話です。

そもそもレストラン自体、山猫(化け猫)の妖術で森に現れる幻のレストランということも出来ます。

さて写真は、物語に出てくる都会の紳士たちです。
コートを羽織って、座り込んで一休み中の紳士をパチリ!

人形劇の着色や髪の毛はまだですが、稽古でもはや大活躍中ですよ!

【釜】

動き出したきゃんどるナイト

14日の日曜日に、朝倉市のフレアス甘木にて、第11回頓田の森ぴーすきゃんどるナイトの打ち合わせ会をしました。

地元、大刀洗空襲頓田の森事件の戦争悲劇を忘れないための市民の集いが、ぴーすきゃんどるナイトです。

この事件を描いた劇を公演したことがきっかけで始めたきゃんどるナイトも、11回目です。
ということは、あたりまえのことですが、もう11年目となるんですね。

今年からは、主催が「舞台アート工房・劇列車と市民の会」から、「頓田の森ぴーすきゃんどるの会」に変わります。

いろんな方々との共同で開催できるようになってきたため、それにふさわしい名前に変えたのです。

もちろん劇列車は、これからも関わり続けますよ。

戦争の記憶が遠のくと、それは平和の危機。子どもの健やかな成長の土台は、平和にあります。

子どもの成長に演劇を通じて関わり続ける私たちは、平和を大切にしたいと思っています。
それが劇列車の原点です。

事件を描いた劇を終演してからずいぶん年月が経ちますが、子どものために平和を大切にするスタンスは、これからもブレたくないものです。

今年の開催も悲劇が起きた日である3月27日。
事件の地元、朝倉市立石コミュニティーセンターと頓田の森にて、二部構成で開催します。

さあ、第11回目の準備がスタートしましたよ!

【釜】

雪とつらら

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やっと寒波が去りそうですね。
昨日土曜日は朝から夕刻までの稽古でした。
稽古場である山猫亭に到着してみると、なんと!つららが。
写真でわかりますか?

長さ30センチから40センチはあるつらら。そして残雪。

冬景色の中、新作「注文の多い料理店」を9時から5時まで、集中して稽古しました。

稽古終えてから、劇団通信の発送作業も行いました。

ヘトヘトになりましたが、「注文の多い料理店」は、稽古していても、とっても面白いですよ。

「こんなことを表現したいのだけど、どうすればそれを表現できるか」

そんな試行錯誤の連続ですが、このあり方は大切。試行錯誤こそ、稽古の本質なのかもしれません。

そんな意味で、新作はとても面白い。
難点は、とてもとても稽古に、時間がかかること…。

私たちの試行錯誤の稽古には、時間もエネルギーも必要です。

雪景色が、ヘトヘトになった私たちをとり囲んでいました。

【釜】

甘木幼稚園公演終わりました

今日は朝倉市甘木幼稚園にて、「みなしごサキと子天狗こたろう」を上演しました。

とても熱心な先生方、それから元気な子どもたち、観ていただいてありがとうございました!

観劇会は、呼んでいただける先生方が熱心に教育活動の中に位置付けてあるほど、この効果を高めると言われます。

私も教師の端くれ。
現役教員として最後の年が終わろうとしていますが、鑑賞教育の大事さをずっと主張してきた一人です。
けれども実際は、その理解が広がらないのも事実でした。

ですから、幼稚園の先生方が鑑賞を大切にしてあることに、とっても素敵なものを感じたのでした。

寒波と雪の中、公演日に雪による交通途絶を避けるため、上演チームは前日から甘木に宿泊しての公演。

こんなことって滅多にないのですが、無事に上演を終えて、ほっとしました。
山の雪景色が、青空に映えて、とても美しく輝いていましたよ。

さて、明日は新作「注文の多い料理店」の稽古。
苦労して稽古している分、そこから生まれている表現が面白い!

それはどんなかと言うと…、観てのお楽しみです。
さあ、明日も頑張ろう!
【釜】

新しい年に寄せて

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あけましておめでとうございます。

年を越す時、私は近くのお寺で除夜の鐘をつき、山の上の神社にお詣りして年を越します。
歩いて回るので、深夜の冷気がひんやりと肌に刺します。
そうやって年が明けていきます。

さて、昨年の劇列車は、ワークショップを充実させました。
また巡回公演活動も、「むかしむかしのお化けばなし」作品で、幼稚園や保育園へと範囲を広げました。巡回エリアも広がりつつあります。
年末には、拠点の引っ越しもしました。

今年は五カ年計画(中期ビジョン)最後の年となり、新五カ年計画(新中期ビジョン)へと、橋渡しをする年となります。

新五カ年計画は、巡回公演活動充実のために、実演メンバーの増加を図ることに力点が置かれる予定です。

劇列車のような児童演劇運動では、人を育てることが大切です。それも戦略的に。

拠点充実や養成システムを創ること、規約改正など、多角的な取り組みが必要だと思います。
今年はその一歩を踏み出します。

いずれにしても、その全ての事業は、子どもの心に種を蒔くための活動です。

心にいろんな花の種が蒔かれることで、子どもの発達はゆたかになっていきます。
もちろん、蒔かれた種が芽吹かないことだってあるでしょう。
それを知りつつも、あえて種を蒔き続けるのです。

そのことを「子どもの可能性を信じる」と言うのだ。そう思うのです。

そうしたことをひっくるめて、児童演劇を通じて子どもの心に種まきする道を、今年もえっちらおっちら歩いていきます。

皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。

写真は、先ほど歩いた山上の神社の山道
です。1年に一度、大晦日の日だけ、灯りが灯されます。

【釜】