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秋月保育所公演、終わりました!

暖かい一日。今日は秋月保育所公演でした。

本日も6時半から搬入、仕込み開始。
子どもたちが喜んでくれた温かい公演になりました。
園長先生、二週連続で真っ暗なうちから園を開けていただき、ほんとうにありがとうございました。大変助かりました。
差し入れのおにぎり、とってもおいしかったです。

また北野生涯学習センターのご担当者様が、遠くまで見学にこられました。ありがとうございました。7月は、よろしくお願いいたします。

さて、次の巡回公演は3月26日、久留米東国分校区学童保育所「むかしむかしのお化けばなし」です。

でもその前に、いよいよ2月10日の第20回定期公演「異本・猫の事務所」。明日明後日と、公民館を借りての仕上げ稽古が続きます。
さぁ、明日も頑張ろう!

【釜】

人形演劇「異本・猫の事務所」

ファイル 1488-1.jpg

新作人形演劇「異本・猫の事務所」の稽古も、いよいよ佳境に入っています。

土日は朝から晩までみっちり稽古。
お越しいただいたみなさんの心に届く作品に仕上げるためにはどうしたらいいか…
あーでもないこーでもないと議論を交わしながら、仕上げに向かっています。

写真は、主人公の「かま猫」。くりっとした丸目が印象的ですね(^^*)

【尚】

安川保育所公演終わりました

今日は朝倉市立安川保育所で「むかしむかしのお化けばなし」公演。

朝6時半からの舞台仕込みでした。朝に家を出ると、まだ真っ暗。明けの明星がとってもきれいでした。

安川保育所の子どもたち、保護者のみなさま、先生たち。熱心に見ていただいてありがとうございました。
私たちも、喜んでいただけると疲れも吹き飛びます。

園長先生は、朝早くから保育所を開けていただき、ありがとうございました。
また、心づくしの差し入れもいただき、本当に感謝です。

一週間後には、今度は秋月保育所にて公演。
また頑張ります!

そして明日明後日は、新作「異本・猫の事務所」稽古。いよいよ公民館での通し稽古のはじまりです。いい感じになってきていますよ!

【釜】

頓田の森ぴーすきゃんどるナイト

今日は午前中稽古。午後から「頓田の森ぴーすきゃんどるナイト会議」

今年で11回目を向かえるぴーすきゃんどるナイトも、戦争体験の忘却が加速度的に進むなか、ひとつの曲がり角にさしかかってきました。

戦争体験の忘却…。
それは体験を語る人が高齢化して減り、体験の継承が途切れていくこと。
継承体験をする機会がなくなる子どもたちにとっては、大きな損失でもあります。

なぜなら、子どもたちが「戦争と平和のこと」を自分の心で感じ、自分の頭で考える機会が奪われていくことなのですから。体験の土台がないと、なかなか自分の頭で考えることが難しい。

そうなっていくと、メディアで流される情報や無責任な危機のあおりに、簡単に巻き込まれていきます。

多数の言っていることを、自分の意見としてしまい、自分の心と頭で考えてないことに、だんだん気づかなくなっていく…。
自分の感受性や考えが、借り物であることに気づかなくなっていく…。

この怠けた心と思考の隙に入りこむのは、「戦争だってしかたない」という魅惑的な囁き。

子どもが自らの感受性と思考を磨くためには、その土台となる体験が、ほんとうに必要不可欠の栄養なのです。
いつもいつも、そう思います。

ですから、ぴーすきゃんどるナイトが、子どもにとって体験的学びの場になっていくように、今年のきゃんどるナイトに変更を加えました。

戦争や平和についての自分の思いや自分の考えを、きゃんどるナイトの場で一言メッセージにしたためる。
そして、その場で森の椎の木(被爆した樹木です)を形どった模造紙に張り付けていく。
そんなささやかなアイデアです。

「こんなことをしますよ†」と、朝倉地域の子ども団体へ参加を呼びかけていきたい。
新たな出会いを創るために。

もちろん参加呼びかけに、すぐ応答があるとは限りません。しかし、諦めずに呼びかけていく。
なぜなら、「呼びかけ」とは、「希望」を語ることなのですから。

今日の会議に参加されたみなさま、お疲れ様でした。今年もぴーすきゃんどるナイトを頑張りましょう!

【釜】

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

劇列車は新年から稽古。
5日の日は、新作の前半後半通し稽古をしました。
しかし!前半が「うーん」…。こうはならないはずなのに…。なぜ?何かがおかしい。
きのう6日の稽古は、その原因究明の稽古になりました。

原因を二点特定して、次回稽古への備えが出来ました。

さて、新年にふさわしくここは今年の抱負を。

今年に限ってのことではありませんが、劇列車の人形劇創造は「子どもにとって質の高い劇をつくる」ことを目指しています。

「質の高い」とは何か?
それは、社会を被う感受性や思考、価値観に抗して、違った感受性や思考、価値観を提示することだと考えています。
それによって、子どもの生活に長く影響を及ぼすことができるものを「質が高い」というのだ。
そう思います。

具体的には「あの時の劇で勇気が出た」とか、「あの時の劇をみた時間は、身体や心がうわぁと浮き上がるような素敵な時間だった」とか…。そんな劇を創ることなのだ、と思っています。

ここにアマチュアとプロの違いはありません。

ですから、私たちはずっと以前から「アマチュア」と言った自己規定を拒否してきました。
むしろ、積極的に自らの「アマチュア性」を否定してきたのです。
一方で職業化すること(=プロ化すること)も否定してきました。

「アマチュア」という自己規定を拒否することで、この言葉で自分たちのことを説明した時に生まれる、ある種の甘えを拒絶してきました。
「プロ化」を否定することで、私たちの児童演劇運動の純粋さを守ろうとしてきました。

繰り返しますが、質の高い子どもの劇創造に、プロもアマチュアもないはずなのです。
そう確信しています。

変な言い方になると思いますが、プロ以上に真剣に劇と向き合い、真剣に稽古に臨んできたつもりです。

そしてヒエラルキーの観点に囚われて、私たちを見下すプロに対しては、断固とした反撃を加えてきました。

でも世の中には、プロとアマチュアといった規定を拒絶した時、ほんとうに私たち自身を説明する言葉がないんですね。

ですから「非職業劇団」と名乗ってきました。なんだか座りの悪い言葉なのですが…。

さて一方で、私たちは謙虚であるつもりです。
自分たちの達成できている水準を、いつも客観的に測ろうと試みていますし、抱負に掲げた目標は、まだまだ遠い彼方にぼやけて見えない段階であることも自覚しています。
要するに、まだまだの段階であることもよくわかっています。

さて、以上は創造面での話。
劇列車は、一般的な劇団ではありません。
ワークショップも含めて「子どもの発達に演劇の力を活用する児童演劇運動体」です。
今日書いた抱負は、あくまで創造分野の抱負です。

さて皆様。2019年も劇列車の歩みを温かく見守っていただければ、こんなに嬉しいことはありません。

【釜】