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大晦日に

いよいよ大晦日。
劇列車は、2月新作公演と「猫の事務所」の作り直しで大わらわ。
ですが年の締めくくりです。一年をふりかえってみたいと思います。

2019年は、劇列車の児童演劇運動が広がり、深まりました。
そこで学んだこと、考えたことを「劇列車運動心得五ヶ条」にまとめてみました。

■自分を過信しない。
→私たちの作品を呼んで下さる皆様からの期待を、ひしひしと感じた一年でした。
絶対に皆様の期待を裏切らない。
そのために万全を尽くして「これくらい大丈夫」と慢心しないこと。
慢心大敵です。

■いばらない、大口をたたかない。
→劇列車はは運動体です。「子どもの心に種をまく」ということを目的にして、人の輪を広げながらネットワークを創る。
その意味で運動体です。
いばったり大口をたたいて、自分をよく見せようとすることは、運動を阻害こそすれ、広げることには決してつながりません。
これも間違いない。

■子どもの尊厳にリスペクトする。
→私たちの劇は子どもを相手にしています。
だから、子どもにたかをくくらない。見くびらない。
「子どもへのリスペクト」は、劇列車運動の生命線です。

■「地位と名誉」は運動を阻害する。
→地位と名誉は魔物。だから油断大敵。
地位と名誉が大好きな方々には、たぶん劇列車運動が見えないのです。
変な話しだけど、「見えてないのだろうな」と思える体験は何度もしました。
みているのに、みえてない。
なぜそんなことが起きるのかというと、地位欲名誉欲が、眼を曇らせているからだ。そう思うのです。

非営利活動、人形劇、子ども。地位とも名誉とも無縁。トクにならない。それだけで関心をなくされてしまいがちです。
けれどよいのです。
観てくれる親子の皆様に喜んでいただけることが、私たちの誇り。私たちの勲章。
この純粋さを生き生きと保持し続けることが、運動を生き生きとさせるのです。

■自分の力を信頼する。
→「どうせ私たちはこれくらい」という言葉からは、楽天性と前進が生まれません。
劇列車は、きつくても一歩一歩ここまで歩いてきたのです。
そして、これからも歩いていくのです。
「どうせ」と言わないことで、私たちの可能性を開いてきました。
この言葉には、甘美な快感があります。
きつくても「どうせ」とは決して言わない。
未来を信じて少しでも出来ることをやっていく。
どんな運動にも、こんな楽天性がいるのだ、と思います。

長くなりました。
以上、劇列車運動心得五ヶ条でした。
この一年の経験から大切にしたいことを、心得風にまとめてみました。
来年も、こんな調子で歩んでまいります。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

【釜】

弓削公演で2019年巡回終了

昨日は、久留米市北野町の弓削コミュニティセンターにお邪魔しました。
子ども食堂での「猫の事務所」公演です。

だんだん夜明けが遅くなるなか(冬至が過ぎても夜明けはまだまだ遅くなるんですよ)、俗明院子ども会公演の時よりも、あたりが暗い。そんな時間に集合して、弓削コミュニティセンターまで向かいました。

皆さん、熱心に観てくれました。ありがとうございました。

そして上演が終わったら、子ども食堂で子どもたちと一緒に、チキンカレーをいただきました。とってもおいしかったです。朝早くからカレーの準備をされた皆様、ありがとうございました。

様々な地域で様々な子どもたち、そして子どもと関わる様々な大人たち。そんな方々の前で人形劇をやる巡回公演。
2019年は、これで終了です。4月から12月の間で、巡回公演10回、巡回ワークショッブ3回。計13回の巡回でした。

回った先は、うきは市から大野城市のエリア。
行く先々で、学童保育所、行政の方々、生協、子ども会など、子どもと関わる大人たちの姿を拝見してきました。そんな姿はほんとうに尊い。そう思えてなりません。

私たちの人形劇が、少しでも喜びとなり、糧となるのであれば、こんなにうれしいことはありません。

それにしても、うきは市から大野城市。
車で90分。そこにどのくらいの人々が暮らしているのでしょうか?ざっと60万人くらい?

喜び、悲しみ、悩み、苦しみ。人間の暮らしの中にわけいって、そこで演じて、交流する。そんな機会と時間が元気を育む場となる。
そんな巡回活動は、劇列車の存在意義そのものなのです。

今年、私たちを呼んでいただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。

【釜】

チケット販売開始!

今日はクリスマスイブ。しかし劇列車は、明日の猫の事務所公演のために、準備に大わらわ。がんばりますよ!

さて今日は来年2月23日(日)に開催される、第21回定期公演「ちょうふく山のやまんば」チケット発売日です。

公演会場は、いつもの石橋文化会館小ホール。
スタッフの皆様、また御世話になります。

早速、もうお申し込みの電話がありました。
各回定員120名です。観劇予定の皆様、お早めのお申し込みをおおすすめします。

石橋文化会館と久留米シティプラザ情報サテライトで、チケット販売を開始しています。
また、HPからのお申し込みも受け付けております。

作品は、音あわせもはじまりました!新作はいつも苦労の連続ですが、いい感じに仕上がりそうですよ。

【釜】

俗明院子ども会公演、ありがとうございました。

本日は、俗明院子ども会のもちつき&クリスマス会で上演させて頂きました(^^)

会場は100名を超える子ども達でにぎわっていました!
私たちの人形劇をとても熱心に観てくれる姿に、上演しながらとても嬉しく思いました(*^o^*)
また、上演後には素敵な感想やプレゼントもいただき、ありがとうございました。

巡回公演は、1回1回がいつも新鮮です。
同じ演目を上演しても、子ども達の反応次第でまるで違う演目のよう。
観てくれた方々にとって、1度きりの演目。私たちにとっても、たった1度きりの新鮮で特別な公演です。
あちこちにお邪魔する劇列車ですが、いつもそう思うのです。

最後になりましたが、早朝から夕方までお世話くださった育成会の皆様、公民館の皆様、地域の皆様、本当にありがとうございました。大変お世話になりました。

【尚】

三奈木保育所公演

昨日は朝倉市三奈木保育所公演でした。演目は「むかしむかしのお化けばなし」。
久しぶりの早朝舞台仕込み。6時半から仕込み開始でした。

もうすぐ冬至ですから、6時半といった時間は、東の空がうっすらと赤みが差してきたところ。
もちろん家を出る時は、まだ真っ暗でした。

そんな早朝から園を開けて、待ってくださった先生。ありがとうございました。着いた時には、舞台となる会場は、暖房で温か。気持ちもほんわりとなりました。
それに美味しいお茶までごちそうになりました。

園の子どもたちは、明るくてとってもお利口さま。みんな「お化けばなし」を楽しんでくれたかな。

次は、15日日曜日に筑紫野市俗明院公民館で、「牛方とやまんば」公演です。はりきっていきましょう!

12月の巡回公演とワークショッブ、あと残すところ二ヶ所です。

新作「ちょうふく山のやまんば」は、例によって難航しがちです。これは毎年のこと。
だって次々に現れる難問を、一つひとつ解決していくのが新作づくりなのですから。
「できる範囲で」ではなく「できないことに挑戦してできるようになる」
ことを大切にしているのですから。
当然難航するのです。

さて、新作公演もだんだん近づいてきています。そうもいってはいられない。
新作稽古も拍車をかけるぞ!

【釜】

ランドセルクラブでのワークショップ

もう師走になりました。あっという間に一年が過ぎ去ろうとしています。やることはたくさんあるのに、時間が追い付かない。相変わらず、てんてこまいしている劇列車です。

さて、昨日は大野城市立大野小学校ランドセルクラブで14時から、人形工作ワークショッブでした。
小学校低学年の子どもたち、約100人を対象にしたワークです。
2グループに分けて、50人ずつの工作ワークショッブ。

最初に、短編人形劇「なかよし」を観てもらって、それから工作へ。
工作をしているみんなの表情がとっても素敵でした。元気な子どもたち、ありがとう。
とっても楽しかったです。

御世話いただいたコーディネーターの皆様、工作の補助をしていただいた支援員の皆様、ありがとうございました。

さて、次は12月10日に朝倉市三奈木保育所へ「むかしむかしのお化けばなし」巡回公演です。
がんばるぞ!

【釜】