昨日は、頓田の森ぴーすきゃんどるナイト。
コロナウィルス対策で、小規模な催しをさらに小規模にして開催しました。無事に終わりました。
今年で13回目。
会場の変更やコロナウィルス対策と難題が続き、開催が危ぶまれました。行政関係の皆様含めて、皆様の少しずつの善意をいただき開催できたたこと、厚く御礼申し上げます。
ひるがえってみると、何の後ろ楯もなく、参加者の皆さんの寄付のみを頼りにしてきた手作りの会が、ここまで続いてきたんだなぁ。
そう思います。それはそれだけで、奇跡的なことであったと思えてなりません。
劇列車の創造がまだ未熟だった頃。「作品を創って平和を訴える」という言説の欺瞞性に我慢ならずに始めました。
私は、そんな言説に満足してふんぞり返るいわゆる「演劇人」たちを嫌悪し、軽蔑します。虫酸が走るくらいイヤなものを感じてしかたありません。
「作品を創ったならば、現実社会に責任があるはず」と考えるのです。
「一回か二回平和を考える作品を上演して、偉そうなことを言うな」と思ってしまうのです。
作品というフィクションに留まるのではなく、現実社会に切り込む力を育む…。
そんなことから始めたぴーすきゃんどるナイト。
たくさんの皆さんに出会いました。たくさんの善意をいただきました。
ほんとうにやってきてよかったと思います。
人間は信じるに値する。
ぴーすきゃんどるナイトをやってきて、そう思います。
会場こそ移りましたが、頓田の森でキャンドルの点灯式を行い、その灯を会場前まで運びました。
森で犠牲になったこどもたちの魂も、きっと会場までついてきてくれたのではないでしょうか。
平和を考える物差しは、戦争という暴力で命を落とした死者たちとの、内なる対話から生まれるのです。
13年続けてきたことの実感です。
平和とは、死者たちとの対話からはじまるのです。そこから始めねば、平和は机上の空論へと堕ちてしまいます。
さあ、来年は第14回目の頓田の森ぴーすきゃんどるナイトです。
【釜】
Calendar
<< 2020/3 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>記事一覧
頓田の森ぴーすきゃんどるナイト終わりました
- Date:2020/03/28(土)20:20
NPO総会は5月24日に
- Date:2020/03/25(水)17:53
劇列車のNPO理事会と総会を、今年は5月24日(日曜日)午後に開催します。
例年ですと4月末に開催しており、そのつもりで準備を進めておりました。
コロナウィルス対策と、それに関連して久留米市内の公共施設利用が不可能になっております。
残念ですが、勝手ながら延期を決めさせていただきました。
よって例年より1ヶ月遅れで開催いたします。
該当する方々は、劇列車正劇団員とコアサポーター会員の皆さんです。
準劇団員の皆さんにおかれましては、コアサポーター会員を兼ねてある方は該当します。
総会案内通知が来ない、と心配してある方々もいらっしゃると思います。
5週間前めどに案内通知を郵送いたします。
また1ヶ月前には、総会議案を該当の皆さんに郵送いたします。
御予定がつく皆さんは、ぜひご参加くださり、御意見をいただければ幸いです。
案内通知は、今しばらくお待ちいただきますよう、お願いいたします。
【釜】
頓田の森ぴーすきゃんどるナイトは縮小して開催します
- Date:2020/03/24(火)16:29
頓田の森ぴーすきゃんどるナイトは、3月27日(金)に縮小して開催します。中止または延期ではありません。
コロナウィルスが猛威をふるう中です。
「中止」も選択肢に入れて、臨時の対策会議を持ちましたが、縮小して開催することに決まりました。
戦争の悲劇を記憶し続ける。未来に記憶をつなぐ。そのためには開催を続けたほうがよい。
それが対策会議の結論です。
但し今回、広報は限られています。学校も臨時休校中。市役所広報もなし。もちろん新聞広報もなし。参加者はたいへん少ないと思われます。
これは、この情勢下では仕方ないことです。やることに意味があると考えています。
†参加者の皆様は、マスクを御準備下さい。
マスクが手に入りにくくなっております。
各人での御準備をお願いいたします。消毒液は準備しております。
†また、参加者同士の間隔を空けてお座り下さいますよう、お願い申し上げます。
†さて、今年は会場が変わっております。いままでの立石コミュニティセンターではなく、ピーポート甘木視聴覚室です。第二部「祈りの時間」でのキャンドル点灯は、ピーポート甘木の「シイの木モニュメント」前にて開催します。
†時間は19時から。ピーポート視聴覚室です。
17時に頓田の森平和花園に実行委員が集まり、短時間の「キャンドル点灯式」から始まります。
これは第二部のために、悲劇の現場でキャンドルを灯します。
第二部のキャンドル点灯の火種をつくる短時間の催しです。
参加を考えている皆様、くれぐれも場所時間をお間違いないようにして下さい。
またこの情勢下ですので、野外の平和花園でのキャンドル点灯式のみご参加も歓迎いたします。
†この催しのみ参加をご希望される場合は、17時に頓田の森平和花園へお越しください。点灯式は10分程度です。
【釜】
学習と討議づけの毎日
- Date:2020/03/14(土)22:23
久し振りのブログ更新です。休眠していたわけではありませんよ。
劇列車は、しっかり活動していました。4月以降の方針づくりのための、討議、討議、討議。そして学習。
学習し、執筆し、討議する毎日です。
読んだ本も鶴見俊輔の「限界芸術論」、「韓国の民衆美術」、ウィリアムモリスの「民衆の芸術」と三冊目。
まだ目を通していない本が残り三冊。
やっぱり勉強不足だったなぁ、と痛感しています。
一方では、財政面の報告と討議も。
いつのまにか菜の花も満開になっていました。
杏の花も咲きました。
そんな季節の移り変わりを横目に、ひたすら学習と討議を繰り返している毎日です。
【釜】