Calendar

<< 2021/4  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

記事一覧

新作「どんぐりと山猫」、人形たちが動き出すおもしろさ

3月末に集中した公演がひと段落し、年度末と新年度の事務作業に追われる日々です。
そんな中でも、新作「どんぐりと山猫」の稽古は進んでいます。

人形という“モノ”は本当に不思議です。遣い手が操って初めて動くのです。
…当たり前のことですね(^^)でもこの当たり前のことに、稽古の中で幾度となく気づかされるのです。

どういうことかと言いますと、どんぐり同士のケンカの場面を例にお話します。
“どんぐり”は15㎝程度の小さな人形です。そのどんぐり2体が、大きなどんぐりに向かって体当たりをする場面があります。
どんぐり2体は、一人の遣い手が片手ずつに持ち、操っています。右手のどんぐりと左手のどんぐりは、全く異なる性格です。

この2体のどんぐりがそれぞれ不規則なテンポで体当たりをすると、“右手のどんぐりと左手のどんぐりが体当たりをしている”ように見えます。
ところが、一定のリズムで交互に体当たりすると、“遣い手がどんぐりという道具を使って張り手をしている”ように見えるのです。

どちらも“体当たりをする”という表現を目指して行われた行為ですが、見え方が全く違うのです。
遣い手が動かして初めて動く“モノ”たち。ささやかな動かし方の違いが、見え方に大きな違いを生んでいます。

このような発見の積み重ねで、新作「どんぐりと山猫」の稽古が進んでいます。
毎回の稽古が、毎回の発見が、おもしろい。みなさんにお届けする時点でどのように仕上がっているのか、楽しみです。

【尚】

ふくおか人形劇・交流と研究の会発足

バラの花も満開に近くなりました。毎日朝のウォーキングとジョギングも、楽しみが増しました。日々、野の花の開花が見られるのですから。
誰にも見られなくても、可憐に懍と咲く野の花を、私は大好きです。
品種改良された花のスマートさはないけれど、素朴な可憐さに溢れています。

さて、劇列車は助成企画報告書類作成や理事会総会準備、そして3月下旬の連続企画を終えて再開された「どんぐりと山猫」稽古におお忙しです。

劇列車の全事業を統括する事務局会議は、助成申請時期の秋と、理事会総会準備の春が多忙を極めます。

一方、「どんぐりと山猫」稽古は、どんぐり人形をどう動かすか、試行錯誤の日々です。単純なフォルムと単純な動きしか出来ないどんぐりクンたち。その生き生きとした動きを発見しながら、劇中のプロット(登場人物たちの関係を明らかにして、その関係の変化を描く小さな塊のこと)を成立させていくのは、なかなかに難しいのです。
難しいけれども、それがおもしろいのです。

さて前置きが長くなりましたが、4月18日日曜日に「ふくおか人形劇・交流と研究の会」が発足することをお知らせします。

昨年12月の「大人のための人形劇学校」にて、発足を呼びかけていたものですが、いよいよ発足です。

これは、人形劇表現に取り組む人々の交流と人形劇研究の場です。
交流と研究は、創造実践を刺激し、創意あふれる創造の母です。
活動交流と、それぞれが抱える人形劇表現の壁を報告しあいながら、技術の共有が出来ればいいなぁ、と思っています。

人形劇では、どうしても解決が出来なかった難題が、他の団体で蓄積された技術を見て「なぁんだ、そういうことか」と解ることがたいへん多いのです。目から鱗が落ちるといいますか。そんな経験をすることがよくあります。

そう考えると、人形劇は過去に蓄積された技術から学ぶことも多いし、他の団体から学ぶことも多いのです。
学びあいから、福岡の人形劇がゆたかに発展するきっかけが出来ていけば、と思っています。

「ふくおか人形劇・交流と研究の会」には、北九州市や篠栗町からも参加される方々がいます。お逢いできることを、たいへん楽しみにしています。

この会がどこまで継続できるか未知数ですが、先ずは発足させなければ、と思うのです。

4月18日の場所は、朝倉市秋月の劇列車稽古場「アトリエ山猫舎」。時間は13時から14時半まで。参加費300円です。

人形劇をやっていなくても、関心のある方ならば誰でも参加できます。
劇列車コアサポーター会員の皆様、またブログをお読みの皆様、「ふくおか人形劇・交流と研究の会」に参加して、学びあってみませんか?

【釜】

6企画に助成決まる

4月になりました。今日はバラが開花していることを発見。開花が1ヶ月早いような気がします。

さて、昨年度に助成申請をしておいた今年度の6企画全てが助成採択されました。
芸術文化振興基金、子どもゆめ基金、福岡県教育文化奨学財団からの助成を受けることになります。
とくに芸術文化振興基金は、初めての申請でしたが無事採択されました。


市民人形劇学校~実技編、市民人形劇学校~研究・実践交流編、親子であそぶ人形劇がっこうinくるめ、親子であそぶ人形劇がっこうinちくしの、第22回定期公演、冬のおやこ人形劇場に助成をいただけることになり、ホッと一安心。

6月には朝倉エリアなどで開催したい人形劇であそぼ!企画に助成申請をする予定です。

もちろん報告書類作成も大変になってきますが、事務局力量の強化で乗り切っていくつもりです。

ひとつ一つ力をつけていることを実感する毎日です。助成を得る力もついて来ているのでしょうね。といっても、頭を悩ませ、ウンウンうなっている毎日に変わりはないのですが…。

コロナ禍第4波が懸念されるなか、年度初めの4月1日に、幸先のよい出だしとなりました。

【釜】