梅の花も満開、あんずもつぼみをつけています。うららかな早春です。
さて、昨日は三潴生涯学習センター主催事業「家族で楽しむ人形劇」にて、「どんぐりと山猫というはなし」初演を迎えました。
三潴生涯学習センターの感染対策は、細心の注意を払ってあるものでした。
そして、なんといってもこの事業に対する丁寧な準備に感動させられました。
子どもたちが拾ってきたどんぐりや松ぼっくりを使った可愛い工作物の数々。
その工作物で階段などを飾ってありました。
そして、開演のアナウンスに汽車の音を流すという工夫。丁寧なアナウンス。
数々の丁寧な趣向に、準備された方々の意気込みを感じました。
生涯学習センターの皆様、ありがとうございました。
そんな取り組みを目のあたりにして、私たちは「あること」をハッキリと悟ったのです。
それは、私たちの巡回事業は、迎え入れる方々の願いや必要の上に成り立っているということです。
巡回を迎え入れる主催者様は、主催するに至る願いや必要があって、企画をたててあるわけです。
そして、人々を集めてあるわけです。
それは、あたりまえのことですね。
このことを言葉を変えて述べてみます。
それは「主催される方々は、人々の‘’組織者(オルガナイザー)‘’である」ということです。
そこに私たちの上演を持ち込むということ、それはどういうことなのか?
その答えは、「組織者にとっての触媒足らんとする」ことなのでしょう。
なぜなら、組織者の方々は、集まっていただいた人々に触媒を投じることで、ある化学反応が起きることを期待してあるわけですから。
作品と上演は、組織者にとっての触媒であるわけです。
振り返って考えてみると、こんなことが言えます。
「大なり小なり全ての私たちの巡回公演は、その性格を持っていたなぁ…」と。
私たちを呼ばれる方々は、それぞれに独自の願いを持ち、独自の必要を感じてある組織者である方々です。
それはいつも肌で感じてきており、私たちの心構えの土台を為すものととらえてきました。
しかし、昨日の出来事を通じて、くっきりと輪郭を持った言葉にすることが出来たと言えます。
私たちが、地域に根ざした巡回公演を大切にしてきたのはなぜか?
私たちが作品の質にこだわってきたのはなぜか?
私たちの作品づくりと活動、その動機の質をいつも自らに問いかけ続けたのはなぜなのか?
その答えは簡潔です。
触媒が触媒になり得る質をもたなければ、組織者の方々の目的は達せられない。
ここにあります。
もちろん、私たち自身も直接的組織者です。
私たちも願いと必要を持って、直接に人々に集っていただくわけですから。
一方で巡回事業は、組織者の方々に役立つ触媒足らんとする「間接的組織者」の意識で遂行されるものです。
以上のように言葉の輪郭を与えてくれるきっかけとなった公演が、昨日の巡回公演でした。
もちろん考えていなかったわけではありませんよ。
ですが、「呼んでいただいた人々にとって満足のいく作品を」と、いささか情緒に流れた把握の仕方をしておりました。
三潴生涯学習センターの関係者の皆様、ほんとうにありがとうございました。
【釜】
記事一覧
三潴生涯学習センターでの公演終了
- Date:2022/02/27(日)16:27
13時半の回、お申し込み受付終了
- Date:2022/02/23(水)23:54
春のおやこ人形劇場について、さしあたって御連絡差し上げます。
13時半の回、満席となりました。
よって11時の回に引き続き、13時半の回もチケットお申し込み受付を終了いたします。
16時の回は、まだゆとりがございます。
劇団HPからの受付、もしくはプレイガイド(石橋文化センター・久留米シティプラザ情報サテライト)でのチケットお買い求めも、まだ可能です。
ただし、16時の回もだんだんと座席が埋まってきております。
お早めのお申し込み、お買い求めをお薦めいたします。
とりあえず御連絡まで。
【釜】
取材をうける
- Date:2022/02/22(火)21:58
遅くなりましたが…。
「春のおやこ人形劇場」について、西日本新聞社から取材を受けました。
記者のT様、丁寧な取材をありがとうございました。
的確な質問を投げかけて下さり、打てば響くような応答に、気持ちのよい時間が流れました。
あらためて厚く感謝申し上げます。
3月上旬には西日本新聞に記事化されるそうです。
西日本新聞購読の皆様、よろしければお読み下されば幸いです。
さて、いよいよ今週土曜日は三潴での「どんぐりと山猫というはなし」初演です。
私たちの力を注いだ作品がどう受けとめられるのか?不安でもありますし、楽しみでもあります。
最も、どんな作品であっても、初演ではそんなものであるのでしょう。
全力で臨みますので、関係各位の皆様、よろしくお願いいたします。
三潴とその周辺エリアの親子の皆様とお会いできることを楽しみにしております。
さて最後になりますが、
「春のおやこ人形劇場」13時半の回も、ほぼ満席になっております。
残席はほんの僅かです。
今後、4名以上でチケットお申し込みの皆様には、16時の回を御案内差し上げます。
どうぞ、御検討いただきますようお願い申し上げます。
【釜】
13時半の回、残席わずか
- Date:2022/02/15(火)23:49
菜の花もあちこちで見かけるようになりました。夜空のオリオンも、随分と南中が早くなったようです。
さて、「春のおやこ人形劇場」13時半の回は、残席少々となっております。13時半の回で御観劇をお考えの方は、早めのうちにチケットをお求めいただけたら、と思います。
13時半の回、満席になりましたら、販売を終了いたします。
さて人形演劇「どんぐりと山猫というはなし」は、通し稽古と手直しの段階に入ってきました。
なかなかに面白い作品になってきているようです。
主人公一郎くんは、なぜどんぐり裁判の判決を間違ってしまったのか?
そこに、彼の中にある心の壁が問題となってくるのです。
とするならば、この作品は「壁をめぐる物語」でもあるわけです。
そのあたりも鮮明となってきています。
とはいえ、人形たちの動きも魅力的になってきていますし、俳優たちの演技も「様式性」を帯ながら、独特の存在感を放ちはじめています。
そこもなかなか魅力的なのです。
皆様、どうぞ3月6日は久留米シティプラザCボックスまでお越しください。
お待ちしています。
【釜】
三潴公演打ち合わせ
- Date:2022/02/04(金)15:53
梅の花がほころんでいます。菜の花も開花しました。
日没時間も18時に近づきました。
春の足音がだんだんと強くなっています。
さて、昨日は2月26日(土)の「どんぐりと山猫というはなし」三潴公演(「家族で楽しむ人形劇」)の打ち合わせに、三潴まで足を伸ばしました。
聞いて驚いたのですが、主催団体様が1月7日申し込み受付開始して、僅か10日ほどで定員100名に達したとのこと。
特に受付初日には、お申し込みのお電話がひっきりなしだったそうです。
また受付を締め切った後から市民の皆様からの観劇お申し込みについては、私たち劇列車の3月6日(日)「どんぐりと山猫というはなし」久留米シティブラザ手打ち公演(春のおやこ人形劇場)を案内いただいているそうです。
道理で、例年になく三潴方面からのお申し込みが多いはずです。納得しました。
三潴公演主催団体様への勢いあるお申し込みは、やはりコロナ禍での子どもの体験喪失もあるのでは、と思います。
(勝手な推測ですが…)。
それにしても、私たち劇列車も身が引き締まる思いです。
それだけの期待を背負っとの公演なのですから。
御期待に添えるように、親子の皆様が「観てよかった」と思える作品を上演したいと、ほんとうに思います。
主催団体様も客席の間隔や換気など、頭を悩ませながら考えてありました。
それはそうですよね。
誰であっても、コロナ対策には頭を悩ませます。
通常公演の数倍のエネルギーが必要なのです。
拙いながらも、コロナ禍の下、私たち劇列車が石橋文化センターで公演を打ってきた体験的な知恵(客席間隔や四人家族のござ席占有面積など)も、主催団体様へ提供しました。
何か役立ってくれればよいのですが…。
いずれにしても、主催団体様の努力と「子どもたちに体験機会を」という熱意に、頭が下がる思いです。
人形劇ですから、観劇年齢層が、こちらの作品鑑賞設定年齢よりも低めのようです。
それでも観劇される皆様が等しく御満足いただけるよう、私たちも頑張りたいと思います。
また工夫を凝らしたいと考えています。
【釜】
11時の回満席
- Date:2022/02/01(火)17:13
梅の花も開きました。もう2月です。
さて、3月6日(日)春のおやこ人形劇場「どんぐりと山猫というはなし」(久留米シティプラザCボックス)の11時の回、満席になりました。この回のチケット販売を停止します。
なお、13時半の回・16時の回は、チケット販売続行中です。
観劇をお考えの皆様は、恐縮ですが、13時半もしくは16時の回のチケットをお求め下さい。
コロナウィルスオミクロン株の感染が流行しております。会場観客定員の半分にて、御案内差し上げております。
入場の際の検温、観客の皆様の連絡先把握など、御協力をお願い申し上げます。
また、当劇団「舞台アート工房・劇列車」HPに、直接チケットをお申し込みいただきますと、当日精算券をお送りします。
このタイプのチケットは、当日御入場の際にチケット代金お支払となりますので、事前のお支払は必要ございません。
コロナ感染の動向をみて御観劇をお考えの皆様には、お薦めのチケットではないかと思っております。
さて、私たちの「どんぐりと山猫というはなし」も、いよいよ稽古が大詰めに入ってまいりました。
時間との勝負の段階です。
はたして、どんな作品となるのか。
御期待に添えるように頑張りたい、と奮闘しております。
【釜】