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演劇と教育研究委員会~第二回

2022.10.31 (月)

本日は、演劇と教育研究委員会の第二回開催日でした。

参加された皆様、お疲れさまでした。
特に実践報告をされたMさん、ありがとうございました。

報告に際して、Mさんにおかれては、膨大な準備の時間をかけられたことと思います。
あらためて感謝申し上げます。

Mさんの実践は、バワフルで稀有な地域での実践です。
今後の継続的なとりくみを期待しております。

一方で、実践報告については、研究会で厳しい「たたきあい」の時間になりました。

「たたきあい」の主な焦点は、大人(指導者)の都合(やりたいこと)だけでは、実践は成り立たないのではないかということ。
そこに議論が集中しました。
指導者の「やってみたい」興味だけでは、実践は成立しないのです。
実践は、対象となる子どもたちの実態把握と子どもたちの「必要と要求」の把握が出発点です。
そこから子どもたちの活動が生まれます。

子どもの発達にかかわる意図的な活動、それも子どもと大人の協同で行われる営み。
それが教育なのです。
Mさんの実践も、地域での立派な表現教育です。
ですが、自分のやりたいことに走る大人の存在ばかりが目だっており、子どもの姿と変化が見えてこない。
これが、言葉は違えど参加された皆さんに共通した発言の内容でした。

このような課題を抱えたMさんの実践でしたが、バワフルで実践を楽しんでいる大人がいます。
そんな魅力に満ちていることも事実です。
楽しんで子どもに関わる大人たちが、実際あまりにも少ない。
ですから、稀有な実践であることも事実です。

表現教育といえども「子どもの変化を意図したもの」という視点をMさんがしっかりと手にした時、この実践は質的に飛躍すると思えてなりません。
Mさんの今後の御健闘をお祈り申し上げます。

さて、演劇と教育研究委員会第三回は、12月25日(日)13時半から。
場所はアトリエ山猫舎です。
報告はTさんから。
タイトルは「聴くことで、話すこと、話し合うことの段階的指導」(仮称)です。
皆様、奮ってご参加下さい。
知的でスリリングな時間を一緒に創りませんか?

【釜】