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2015.01.24 (土)

第16回定期公演を教えて一週間。ミーティングを終えて、新作「でんでら山のふしぎ」の今後についても話しあいました。

私たちは、大人が創る児童演劇には三つの観点が必要だと思っています。

1:子どもへの願いが込められていること。
2:主人公は子どもが望ましいこと。
3:子どもにとって楽しいものであること。

「でんでら山のふしぎ」は、元々野外パフォーマンス用に脚本を書いたものなので、上記1と2が欠けているのです。
そういう意味では、児童演劇としてどうなのか?疑問を残しています。
私たちは、賭け値なく本気で、地域から優れた児童演劇を創り出そうと思っているのですから。

一方で、脚本に3ヶ月半。劇製作に4ヶ月。計7ヶ月半をかけた産みの苦しみと愉楽も、半端なものではありませんでした。

前回作品の脚本の質を超えようとする苦闘。脚本が要求する質の人形演技を創る苦闘。人形製作と舞台美術の苦闘。

一つとしておざなりにしたものはありません。だからこそ、たくさんの衝突もありましたし、一つひとつを作り出した時の愉楽も味わい深いものがありました。

舞台美術である遠見が一つ仕上がるたびに、何度も眺めてしまう。人形一体が仕上がるたびに、見とれてしまう。
創る喜びと苦しみを、深く味わうことになりました。

おかげさまで、全体的に好評をいただき、私たちの創る作品を面白く観ていただいているお客様方がいらっしゃることも知りました。

児童演劇としてどうなのか?という点を除けば、舞台装置の強度強化と舞台転換の工夫改善をすると、巡回作品として今後に生かすことが出来ると判断しました。

どんな時でも完全な作品というのはありえない。よくできたと思っても、その先を歩く人々からは、欠点が見えるものです。

けれども、私たちが味わった愉楽と苦しみは本物でした。深い精神の充足ともいってよいもの。

2015年度巡回作品として「でんでら山のふしぎ」をアップします。
「ゆきとかんたとももん爺」共々、地域から生まれ、地域に生きる作品です。
あちこちで上演していきたいと願っています。

皆様、「でんでら山のふしぎ」を、よろしくお願い申し上げます。

【釜】






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