昨日は稽古の後、「オリザさんと演劇をつくる2017演劇発表とトークイベント」に行ってきました。
場所は、筑紫野文化会館。主催は「福岡教育を考える会協議会」の皆さんでした。
集いのテーマは、「演劇教育を学校現場に定着させる必要性を考える」ことにありました。
参加しての感想は次のこと。「演劇の持つ知恵と力を教育に生かす演劇教育は、もっともっと盛んになって欲しい」ということです。
今まで劇列車は、演劇と教育の接点で、事業を発想し活動してきました。
外から見てわからなくても、内部では一度もブレたことのない私たちのアイデンティティです。
それを、私たちは地域児童演劇運動と呼んでいるのです。
周りに同じような問題意識を持った方々が、極めて少ないため、ほとんど他から振り返られることのない活動を、コツコツとやってきました。精神的には充実した日々でしたが、活動が孤立的であったことは否めません。
また、かつて職場だった学校で選択科目「演劇表現」を受け持っていた時、演劇教育実践記録で準入選をいただいたことがあります。
しかし、演劇教育が子どもに必要だというコモンセンスが職場で育たず、選択科目自体が消えました。
演劇教育の社会的認知は、活動に困難をもたらすほど低いものがありました。
それは今も大きく好転したとは思えません。
だからこそ、昨日のような会は、とても有意義なものだと思います。
今後の活動が、大きく発展されることを期待したいものです。
さて、教育に生かすべき演劇的知恵と力とは、どんなものか?
また、教育に生かすべき人形劇の知恵と力とは、どんなものか?
機会があれば、まとまった形で述べてみたいのですが…。
時間も機会もなかなかないところですね。
近々、私たちの活動を振り返る意味でも、劇団通信に書いてみたい。
さて、写真は新作に使う道具の製作風景。少しずつ進んでいますよ!
【釜】
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