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パペットシアターPROJECT見学お申し込み開始

2021.02.18 (木)

梅に雪が積もっています。雪混じりの寒風が吹きすさんでいますが、そこにもかすかな春の匂いがふくまれているようです。もうすぐ春ですね。

さて、パペットシアターPROJECT見学御案内です。

【この企画の本質】
パペットシアターPROJECT企画は、子どもの文化資本や社会関係資本の蓄積(体験によって蓄積される体験的価値の蓄積)に寄与します。

(ここでは「体験的価値の蓄積」と「文化資本や社会関係資本の蓄積」を、便宜上ほぼ同義の意味で使っています。)

【企画意義の背景】
ここは、少し理屈っぽくなりますが、御容赦ください。

文化資本蓄積は、人間の社会への関わり方に大きく影響を与えます。
ひいては幸福度に影響を与えるということが、様々な研究者によって異口同音に指摘されています。

この事は、国立青少年教育振興機構の研究でも裏付けられています。様々な体験の多い子どもほど、生きる意欲が高まるということが、実証的研究であきらかにされています。

ところが、これらの体験的価値の子どもへの蓄積が、実際の社会では極めて不均衡に偏在してしまっています。
実際の社会では、家族の階層化と貧困の世代的再生産によって、貧困が幾重にも織り込まれています。
それが、子どもの文化資本蓄積不均衡に結びついています。

その結果、文化資本の蓄積が専らテレビとマンガとゲームだけという子どもがいる反面、一方では様々な習い事や様々な芸術観賞機会に恵まれた子どもがいるのが現実です。

【企画を誤解されないための補足】
私たちは文化資本蓄積機会を平等にしたいなどと、単純なことをいっているわけではありません。
そもそも、文化資本蓄積のあるなしが人間の値打ちに直結し、個人の富の蓄積に直結してしまう社会は、やっばりおかしいと思うのです。

しかし、文化資本蓄積(体験的価値蓄積)は、人間の心の発達につながります。
この蓄積は、人間が人間らしく成長していくために、必須の心の栄養なのです。
ヒトという生物が人間になっていくためには、心の栄養がたっぷりと注がれなければなりません。

もちろん、心の栄養が不十分だから人間としての成長が未成熟になるといっているわけではありません。

人間は、足りないものがあれば他で補います。
例えば、眼が見えない人が聴覚を研ぎ澄ますように。
心の栄養が補給されなければ、人間はなんらかの方法で補おうとするのです。例えば学校に行くことに恵まれなかった人が、耳学問がとても上手くなるように。
このように、人間という存在は不思議な可能性に満ちています。

それにしても、まずは様々な要因によって、文化資本蓄積(体験的価値蓄積)から遠ざけられている子どもたちには、その機会を提供すべきだと考えます。

【企画のねらい】
●到達目標
上記のような趣旨で、一度は人形劇鑑賞を楽しんでもらえる機会をつくる。それが到達目標です。

●私たちの願い
「つくりだす喜びというものが確かにある」ということをからだでわかってほしいと思います。それが私たちの願いです。

【人形劇鑑賞とは何か?その豆知識】

●人形劇鑑賞とは何だろう?

人形劇鑑賞も、やってみるのと同じくらい能動的行為です。自身の広義の意味での学びをつくりだします。
その意味で鑑賞行為とは、テレビを受動的に視聴する行為と本質的に異なる行為である、といえます。

●人形劇の特徴
人形劇とは、工作の喜び、フィクションをつくりだす喜び、それを集団で表現するという喜び、そんな演劇表現と造形表現の両形態にまたがった総合的表現形態です。
その鑑賞体験を最低一度はもってほしいと思います。
それは「百聞は一見にしかず」のことわざどおり、大きな意義があると思えるのです。

【鑑賞後のこと】
もちろん、鑑賞のみで終わっても、それは素敵なことです。
もし鑑賞した子どもたちの中から、「人形劇で遊んでみたい」などの願望が生まれてきたら、それは自分たちで創造する喜びをつかみたいという衝動の現れだと思います。ほんとうに素敵なことだと思います。

【御案内】
さて、具体的な御案内です。
この企画の第一回を3月28日(日)久留米市金丸コミュニティセンターで開催します。
・時間
13時からと15時からの2回公演。開場は15分前。
・演目
民話人形劇「ちょうふく山のやまんば」。
・助成団体
筑後川コミュニティ財団「子ども・若者応援助成金」。
・見学対象
日頃から「子ども食堂」運営に努力されてある大人の皆様。
・見学内容
実際の鑑賞会進行の様子を御見学いただき、人形劇を子どもとともに鑑賞いただければと思います。

・見学のお申し込み
・HPお申し込み欄から・電話09082228928
・上記連絡先へのお問い合わせも出来ます。いろいろご質問ください。

※パペットシアターPROJECTでは、「子ども食堂に集う子どもに観賞機会提供する」を目標に、今後も活動していきたいと考えています。(来年度助成採択の場合の活動です)。

※コロナ感染防止を目的とした会場使用定員規制のため、恐縮ですが見学お申し込みは先着順各回2名までとさせていただきます。

【釜】






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