昨日は、サザンクス筑後にて「こどものためのえんげきひろば」を見学させていただきました。
見学を快く引き受けていただき、また終了後に、質疑応答の時間をとっていただきましたK様、G様に厚く感謝申し上げます。
正味二時間のえんげきひろばの時間。
「表現を楽しもう」とのねらいの下、楽しいプログラムが組まれていました。
こどもたちも楽しんで取り組んでいる様子。
場の空気が段々と密度を増し、暖かくなっていく様子が、手に取るようにわかりました。
今回、実際にえんげきひろばを見学させていただいて、昨年の市民人形劇学校~研究・実践交流編でのK様報告(こどものためのえんげきひろばの報告)を、実感としてとらえることが出来ました。
質疑応答にも率直に答えてくださり、豊富な体験と深い知見に裏打ちされての実践であることも、よくわかりました。
お時間をとっていただき、ありがとうございました。
さて、劇列車は今年、地域での様々な演劇教育の現場を見て歩こうと計画しています。
といっても、通常の私たちの業務と創造の合間をぬっての取り組みであるため、見学数自体は僅かになると思います。
それは私たちの学びであると同時に、往き来をすることで、少しずつでも何かが生まれたら、と思っているからです。
人が隣を通過していくと、微かに巻き起こる空気の揺らぎ、のような微かなもの。
生まれるものは、そんなものかもしれません。
でも、そんな空気の揺らぎが、実践にも地域にも大切だと思うのです。
閉じていては、揺らぎが生まれない。
空気が動かない。
よく言うではありませんか。風通しがいいとか悪いとか。
実践は、風通しが良いと段々と高まっていきますし、風通しが悪いと、どうしても停滞していきます。
訪問者(民俗学風に言えば「まれびと」)が必要なのです。
これは、私たちの長年の活動からの実感です。
私たちが訪問することで、私たちがトクをするだけでなく、訪問を迎え入れる側にも、某かトクになるものが生まれたら、こんなに嬉しいことはありません。
ということで、これから訪問の打診をさせていただく方々、快く迎え入れていただければ幸いです。
最後に、演劇と教育研究委員会の第二回目のお知らせです。
10月30日(日)。
13時半から15時半。
山猫舎にて。
「わくわくチャレンジ劇団」M様実践報告を中心に開催されます。
どなたでも参加できます。皆様、どうぞお越しください。
【釜】
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