昨日は、今年のパペットシアターPROJECT(ちくご川コミュニティ財団子ども若者応援助成)第一段!
福岡市のフリースクール「みんなの学び館」に通う子どもたちへの人形劇観劇支援でした。
場所は、福岡市のふくふくプラザ。
午前は人形ワークショップ。
子どもたちの作る人形の、それはそれは個性的なこと!
今までのワークショップで、最も個性的な人形たちの数々。
楽しんで作る子どもたちのエネルギーで、会場にはムンムンの熱気が漂っていました。
午後は「どんぐりと山猫というはなし」観劇と対話のひろば。
特に劇の冒頭の「父と母」のシーンでは、息を殺してじっと舞台を見つめる子どもたち。
観劇している子どもたちの誰もが、同じような体験をしているようなのです。
観劇後の対話のひろばでは、打って変わって、積極的に自ら手をあげて発言する子どもたち。
そんな物怖じしない積極性に、内心ほんとうに驚きました。
「自分の中の固定概念が…」と発言する小学生。
とても感受性が鋭く、語彙も豊富。
とても小学生とは思えない優秀さ。
こちらも舌を巻きました。
けれども観劇アンケートを読むと、文字の行間にそんな子どもたちの心の痛みが読みとれるのです…。
隙間から透けて見えてくるのです。
痛々しいほどに傷ついている、当事者にしかわからない。
そんな痛みが読みとれるのです…。
そんな風に進んだパペットシアターPROJECT第一段、「みんなの学び館」公演。
楽しんでいただけましたか?
人形ワークショップから観劇と対話のひろばまでのフルバージョン。
私たちもヘロヘロになりましたが、みんなの学び館スタッフの皆様も、大変だったと思います。
いろいろありがとうございました。
やるまではとても大変なのですが、やってみると、やはりその意義がダイレクトにからだに入ってきます。
そして、いい時間が流れ出すのです。
そんなステキなパペットシアターPROJECT。
関係された皆様、ボランティアの方、そして何より参加してくれた子どもたち。
ありがとう。
じつは、君たちが熱心に観てくれて、心を開いて生き生きと発言してくれたから、作品を創った私たちも深く呼吸が出来るようになるのです。
ここだけの話しだけどね…。
(これは内緒です)。
だから、子どもたちに御礼が言いたいのです。
私たちは子どもたちを支援しているつもりです。ですが、じつは子どもたちから支えられているのかもしれません。
いや、きっとそうなのでしょう。
だから、子どもたちにありがとうと言いたいのです。
【釜】
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