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P新人賞最終選考会下見

2023.01.30 (月)

寒い毎日が続きますが、だんだんと日没も遅くなってきました。春が近づいています。

さて昨日は、近づいてきたP新人賞2022最終選考会に向けて、愛知県から愛知人形劇センターの方が下見にいらっしゃいました。

新幹線が雪にたたられたそうで、大変な思いをして福岡県久留米市までいらっしゃいました。
下見にいらっしゃったN様、どうもありがとうございました。
最終選考会当日は、どうぞよろしくお願いいたします。

最終選考会で上演する「どんぐりと山猫というはなし」(全面改作版)は、旧作とは違った斬新な準新作といった趣の作品になりました。
社会の見えない競争原理を、より鋭く鮮明に描き出した作品として仕上がりつつあります。

「世界に一つだけの花」という歌が、かつて流行りました。
それは、競争原理を否定しているかに見えて、実はしっかり(ちゃっかり)競争原理の上に乗った歌でした。
だからか、なんとも言えない嫌なモヤモヤしたなにか、違和感が残ったものです。

(と、私は感じているのです。私の感じ方と違う感じ方をされる方々がいるのは当たり前です。それを前提とした上での私の感じ方の話です。)

その違和感の正体を掴まえたい、見えない競争原理に対して、自分(たち)なりの答えを出したい。
その想いにせかされて、あがいてきました。

「表現する」とは、モヤモヤして正体を掴みがたいものに向き合い、そこに言葉を与えていく行為、言葉を与えることで自分なりの「答え」の輪郭をくっきりと描く行為なのではないでしょうか?

とはいえ、5週間で取り組んできた作品です。
2021年の「どんぐりと山猫」以来、2年半の歳月をかけた試行錯誤の土台の上にあるとはいえ、全面改作版に取り組んで僅かに5週間。
ですからまだ粗っぽいのです。
しかし、観ていただける皆様に、確実に力づよい波動が届くものと思っています。

話は変わって、3月は例年「春の巡回公演」シーズンとなっています。
今年も「おやこ人形劇場」(石橋文化センター小ホール)を皮切りに、久留米市K小学校でのパペットシアターPROJECT、ワークショップ、巡回公演と続きます。

春の上演作品は、全て最終選考会で上演する「どんぐりと山猫というはなし」(全面改作版)です。
3月だけで、この全面改作版は3~4回の上演となりそうです。
この全面改作版が、どのように受け止められていくのでしょうか?
不安とともに期待に胸が膨らみます。

【釜】






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