記事一覧

劇場を持った劇団

2014.05.21 (水)

ファイル 1120-1.jpg

どうもわかりにくいらしいのです。劇列車中期ビジョン(5カ年計画)。どんなものか、伝わっていない気がするのです。

シンプルに言えば中期ビジョンとは「5年後に劇場を持つ!」ということです。
もちろん本格的劇場はムリ。ごく小規模な観客定員20〜30人規模のミニ劇場。

演劇とは、そもそも虚構の<ひろば>。つまり、上演行為によって生み出される異なった価値のコミュニケーションの場。
よく演劇によって場が「和らぐ」とか「ふくよかになる」とか言われますが、それは異なった価値のコミュニケーションから生み出された空気なのだ。そう思っています。

さて上演行為を虚構の<ひろば>とすると、劇場は実態のある<ひろば>空間です。
私たちは、上演行為の外側に現実の<ひろば>空間をつくろうと計画しているわけなのです。

私たちがつくる劇場という<ひろば>では、子どもの遊び場としてのアート体験ができるようになっているはず。大人たちが学ぶ小さな学校が開設されていたりするはず。

そんな<ひろば>をミニ劇場で創る。
そして上演活動もミニ劇場も、「のびのびとした子ども時代を、どんな子どもにも!」という目標の下に統一された活動となるわけです。

劇列車のキャッチフレーズ「あらゆる子どもに劇を!文化を!」とは、「どんな地域の子どもにも」という空間概念ではありません。

「どんな境遇の子どもにも、のびのびとした子ども時代を!」という階層概念に基づく平等思想から発想されたものなのです。

どんな境遇の子どもも、かけがえのない大切な子ども時代を送ってほしい。
そのために、上演活動という虚構のひろばづくりだけでなく、劇場という現実のひろばを5年後には造りあげる。

これが劇列車中期ビジョンです。
そのために、一つひとつの事業を、本気で組み上げていこうとしています。

劇場建設までこぎつけるか、それとも現在より本格的な拠点空間を確保するに留まるのか?それは、この1〜2年でハッキリする。
そう思っています。

写真は秋月の小川にかかるミニ水車。
可愛いですね。

【釜】