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巡回公演スタート

2021.08.03 (火)

8月になりました。暑さは真っ盛りですが、だんだん日没が早くなってきています。
つくつく法師も鳴き始め、夜になると虫の音が…。秋が忍び足で近づいています。

さて、劇列車は演目「どんぐりと山猫」から「ちょうふく山のやまんば」への作品転換を終えて、本日から夏の巡回公演をスタートさせました。

今日は、久留米市内の学童保育所での「ちょうふく山のやまんば」公演。
窓を開けての換気、客席の間隔を空ける、マスクをしての上演と事前検温等、感染対策をとりながの上演です。

巡回公演は3月以来です。久しぶりに、子どもたちの前での公演。
事後の会場消毒まで含めて、なかなかに負担は大きいのですが、なによりも子どもたちの前で人形劇を演じる喜びがあり、「やるぞ!」と思えます。

終演後は、人形説明と人形を持ってもらう体験コーナーです(もちろんアルコールで手指消毒をして持ってもらいます)。
時間の関係で、代表者の子どものみに人形を持ってもらいましたが、客席からはたくさんの手が上がっていました。
人形を持つことができなかった子どもたち、本当にごめんなさい。
興味津々で、人形説明の話しを聞いてくれて、本当にありがとう。

明日は、別の会場で「ちょうふく山のやまんば」仕込みです。
夏の暑さにあてられないように、細心の注意を払って舞台を仕込みます。

さて巡回公演のみならず、秋の「市民人形劇学校」の制作も本格始動しました。
また、とある企業様からズームによる取材を受けるなど、多忙を極めています(この取材の件は、取材記事が公表された時点で、ブログをお読みの皆様にも御紹介します)。

夏の巡回公演が一段落したら、ひとみ座編「人形劇教室」(新興出版1964年発行)の読み合わせ、ブレヒトの戯曲「胆っ玉おっ母とその子どもたち」(未来1999年発行)読み合わせ等、学習の時間をとりたいと思っています。

稽古こそ最も実践的な学習の場でしょうが、一方で座学としての学習も大切なのです。
座学の学びと稽古での実践的な学びは、車の両輪です。

【釜】