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10月に入って

2021.10.03 (日)

10月に入りました。
9月。「市民人形劇学校~研究・実践交流編」の参加呼びかけを、今までの自分たちのネットワークを越えて、どこまで広げることが出来るのか。そこにチャレンジしてきた1ヶ月でした。

いろんな団体へ出かけて行って対話を試みました。今も継続しています。なぜなら、それが大切なことだと思われるからです。

9月29日に、オンラインで或る講演を聞いたのですが…。
子どもを取り巻く状況は深刻化の一途をたどっていること。今、子どもの育ちについて考えることは、この国の将来の大人のあり方を考えることと同じ。
そんな主題の講演でした。

全く同感です。
今の子どもが置かれた状態に心を痛める大人たちの協同戦線を構築する必要がある、と思うのです。

硬い言い方になりましたが、平たく言うと、「学校だ、地域だ、別物だ」などと、既成の枠組みの範囲で発想していては、もはや「子どもの置かれた環境をよい方向に動かずことは出来ないのではないか?」ということです。

なかには、今までの枠組みに自足していて、私たちの呼びかけに耳を閉じられる方々もいらっしゃいます。
それでは、時代と社会の渦巻く激流から取り残されてしまうのではないでしょうか。

いや、流れから取り残されようが、それはそれでよいのです。私たちがとやかく関知することではありません。
問題は、一方で子どもの育ちの環境は悪化するばかりだということを言いたいのです。

どこかの或る団体が頑張ったからといって、それだけでは、もはやどうにもならない。
それぞれの努力は大事だけれど、それだけではどうにもならない。
今は、既存の枠組みを越えて、多様な協同を構築していく時期なのだ。
そう思えてなりません。

それは、何も大層なことではありません。
それぞれが別に動いていて良いのです。それぞれの取り組み課題があるのですから。
しかし、今、子どもの育ちをめぐって横断的に話し合う「広場」が必要になっていると思うのです。

様々なことに奮闘してある大人たちが、そこに集って、子どもの成長・発達をめぐってワイワイ言い合う「広場」。
そんな人と人とのネットワーク。

今回の市民人形劇学校~研究・実践交流編は、「演劇教育」という手法を使った、研究と討論の「広場」づくりだと思うのです。

ですから、それぞれのメンバーが、いろんな団体へ出かけて行って、話を聞いてみる作業を続行してきたのです。
ここからしか始まらないと思っています。

さて10月に入りましたので、11月7日開催予定の「親子であそぶ人形劇がっこうinちくしの」の広報準備も始まりました。
また、10月16日開催予定の人形劇巡回公演に向けた再稽古も始まっています。

私たちは、巡回先の方々に、必ず事前にお話しの時間を取っていただいています。
それは、受け入れ先の皆さんが「何を考えて人形劇を子どもに見せたいと思っていらっしゃるのか」知りたいからなのです。
鑑賞行事が「楽しみの消費」ではなく、「楽しみの創造」になるためには、その作業は必須のことだと思っています。

そして、この秋の巡回先の先生方は、異口同音におっしゃいます。「コロナの中で、子どもの体験が奪われているから」と。
子どもの成長・発達を主軸に置けば、当然そうなります。

とはいえ、感染防止と楽しい体験の両立に悩みながら進んであることも事実です。
私たちも悩みながら、一緒に歩いていきたいと思っています。

だから「親子であそぶ人形劇がっこう」にも手を抜けないのです。
先生方の悩みは保護者の方々の悩みでもあるのですから。

保護者の方々は、この貴重な体験機会を子どもに味会わせたいと思っていらっしゃることは間違いないと思っています。

さて、いきなりのまとめになりますが、さあ、頑張っていきましょう!

【釜】