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親子であそぶ人形劇がっこうinくるめ、終了

2021.12.07 (火)

「親子であそぶ人形劇がっこうinくるめ」、終了しました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
人形づくりから人形劇あそびまでをやってみる今回のワークショップ。楽しんでいただけていれば嬉しい限りです。
それから定員制限の関係からお断りとなったみなさま、本当に申し訳ございませんでした。
来年は実施日を増やそうと考えております。来年度の参加をご検討いただければ幸いです。

この2年、コロナ感染状況とにらめっこしながら事業を実施してきました。
緊急事態宣言によって延期や中止を余儀なくされたこともありましたが、実施できた事業には、コロナ前とは比較にならないほど応募が殺到しました。
応募いただいた際に保護者が口にする言葉は、「子どもが行きたがっているから」。
子どもの要求に突き動かされ応募数が増えたということは、「これに参加したい!」という子どもの欲求がコロナ前と比較にならないほど増えているということではないでしょうか。

子どもたちはコロナ禍の現状をしっかりと理解し、感染予防に正しく行動し、コロナ禍にきちんと順応しています。
「コロナやけんしょうがないもんね。」「コロナがなくなったら○○○したい。」など、定型の言葉を子どもたちはよく口にします。
これらの子どもの状態を、大人は言葉どおりに受けとめています。
それはもちろんある種仕方がないことだと思います。

私たちのひとつひとつの事業は、非常にちっちゃな規模です。回数もそう多くはありません。
ですが、「しょうがない」と現状を理解している子どもたちからの応募が殺到するという現象は、押し込められている子どもたちの発達要求が爆発しているのではないかと思えてなりません。

子どもたちの、目に見えないささやかなSOSに敏感でいたい。
年内最後の自主事業に、改めてそのようなことを感じさせられました。

さて、ここからは『どんぐりと山猫』のブラッシュアップに本腰を入れて取り掛かることになります。
ブラッシュアップされた作品は、3月の自主公演「春のおやこ人形劇場」にてお披露目です。みなさま、どうぞお楽しみに。

【尚】