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ちょうふく山のやまんば、最終段階へ!

2020.01.22 (水)

新作「ちょうふく山のやまんば」は、いよいよ最終段階の稽古に入ります。2月23日日曜日の第21回定期公演が初演です。
ぜひ皆様、お越しください。
久留米市石橋文化会館小ホールです。詳しくはHPにアップしています。

私たちは、人形も舞台も小道具もみんな手作りします。脚本も、もちろん手作り。
これには訳があります。

零から物語を立ち上げて、人形美術も舞台美術も音も明かりも、全部自分達で創るのには、訳があるのです。
安易に外注しません。

何故ならば、人間のもつ力を、人形劇づくりを通じて全面開花させたいのです。

人間は、年齢を重ねても能力を発達させることは充分に可能です。
また若くても眠っていた力を目覚めさせることは、充分に可能です。

それなのに、外注という人の力に頼って自らの能力を眠らせてしまうのは、もったいない。

もちろん全て手作りは、外注に比べて見劣りがするかもしれません。
けれども、手作りする分それだけ力がつきます。
作品に深い愛着も湧いてきます。

そうした努力の結晶が、観ていただける皆様に喜んでいただけるのなら、こんなに幸せなことはありません。
私たちは、そこに幸福をみているのです。

これを世間はアマチュアリズムと呼ぶのでしょう。私たちは、このアマチュアリズムを大切にしています。

アマチュアリズムには二種類あると思っています。
一つは上記の「良きアマチュアリズム」。もう一つは、悪しきアマチュアリズム。
「趣味である」と自己限定し、自己満足する。そこに甘える。

そんな悪しきアマチュアリズムを厳しく排し、「良きアマチュアリズム」を慈しむ。
それが劇列車です。

今回の新作「ちょうふく山のやまんば」も、そんな構えで創ってきました。
さあ、最終段階稽古。
頑張っていきますよ!
【釜】






頓田の森ぴーすきゃんどるナイトに想う

2020.01.20 (月)

新作と改作の二正面作戦に忙殺されている中、一昨日は頓田の森ぴーすきゃんどるナイト2020の打ち合わせ会でした。

今年で通算13回目。

今年は会場問題に揺れ、それでも色んな方々の少しずつの善意に助けられながら、新会場での開催にこぎ着けました。

そもそも13年前。会場すら借りることが難しく、雨降りのリスクも抱えながらも、森を会場にして始めた頓田の森ぴーすきゃんどるナイト。

天気予報に一喜一憂し、3月の夜の寒さに震えながら開催した第一回目でした。
はく息が白くなり、手がかじかむような寒さでした。

第二回目。通り雨の水滴に濡れた椅子を何度も拭きながらの開催でした。
拭いてもまたすぐ通り雨が来たことを、昨日のことのように覚えています。
雨が恨めしくてならなかった。

それが会場問題を抱えながらも、毎年続けてきたせいでしょうか。
今年また野外に舞い戻ることなく、新会場でできることを嬉しく思います。

頓田の森ぴーすきゃんどるナイトを続けていると、不思議なことに遭遇します。それも私だけでなく、複数の人が不思議なことに遭遇するのです。

それを私たちは、「森で亡くなった子どもたちが会いにきてくれた」と理解しています。

戦争体験の継承とは、死者と生者の対話です。亡くなった方々と生きている者の魂の交流なのです。
この催しをやるようになって、そう思うようになりました。

死者と生者の連帯で、未来の平和を創るのです。
それが頓田の森ぴーすきゃんどるナイト。
一年に一度は、頓田の森ぴーすきゃんどるナイトに集うこと。
それは、一年に一度事件を思い出す会。歴史を新たに刻む会。
生者が事件を忘れたら、それは歴史ではなくなります。死者は生者の心からいなくなります。

さあ、今年も準備開始です。

【釜】






謹賀新年

2020.01.04 (土)

あけましておめでとうございます。新しい年に皆様の御多幸をお祈り申し上げます。

2020年の劇列車初公演は、P新人賞最終選考会です。
名古屋ひまわりホールにて、2月15日(土)18時半と16日(日)13時からの2ステージ。演目は「猫の事務所」。

遠方なので、費用と時間のことからも、観に来て下さいとは言えません。もし、たまたまその日は名古屋にいるという方、良かったらお越しください。
また名古屋方面にお知りあいがいらっしゃれば、お声かけいただけれると嬉しいです。
前売りチケット2200円です。

選考会は、全国から選考された3団体によって行われます。審査員の皆様と観客の皆様の手で新人賞が決まります。

私たちの作品上演の質をより高めるために、しっかりと取り組み、取り組んだ分、しっかりと学んでこようと思います。

次にわずか1週間後の2月23日(日)は、劇列車第21回定期公演「ちょうふく山のやまんば」です。
久留米石橋文化会館小ホールにて、13時と16時の2ステージ。

これも「こだわりながら良い作品を」と、頑張っています。
またチケットお申し込みは、年末年始でありながらも着実に増えています。

さて、2020年の劇列車は、改作「猫の事務所」稽古と新作「ちょうふく山のやまんば」稽古の同時進行からスタートします。

それが終わると、新年度事業計画づくりと、「ちょうふく山のやまんば」第二上演班の編成へと向かます。

さて今年は、どんな子どもたち、どんな大人たちと出会えるのでしょうか。
どんな出来事が待っているのでしょうか。

皆様、今年も劇列車をよろしくお願い申し上げます。

【釜】






大晦日に

2019.12.31 (火)

いよいよ大晦日。
劇列車は、2月新作公演と「猫の事務所」の作り直しで大わらわ。
ですが年の締めくくりです。一年をふりかえってみたいと思います。

2019年は、劇列車の児童演劇運動が広がり、深まりました。
そこで学んだこと、考えたことを「劇列車運動心得五ヶ条」にまとめてみました。

■自分を過信しない。
→私たちの作品を呼んで下さる皆様からの期待を、ひしひしと感じた一年でした。
絶対に皆様の期待を裏切らない。
そのために万全を尽くして「これくらい大丈夫」と慢心しないこと。
慢心大敵です。

■いばらない、大口をたたかない。
→劇列車はは運動体です。「子どもの心に種をまく」ということを目的にして、人の輪を広げながらネットワークを創る。
その意味で運動体です。
いばったり大口をたたいて、自分をよく見せようとすることは、運動を阻害こそすれ、広げることには決してつながりません。
これも間違いない。

■子どもの尊厳にリスペクトする。
→私たちの劇は子どもを相手にしています。
だから、子どもにたかをくくらない。見くびらない。
「子どもへのリスペクト」は、劇列車運動の生命線です。

■「地位と名誉」は運動を阻害する。
→地位と名誉は魔物。だから油断大敵。
地位と名誉が大好きな方々には、たぶん劇列車運動が見えないのです。
変な話しだけど、「見えてないのだろうな」と思える体験は何度もしました。
みているのに、みえてない。
なぜそんなことが起きるのかというと、地位欲名誉欲が、眼を曇らせているからだ。そう思うのです。

非営利活動、人形劇、子ども。地位とも名誉とも無縁。トクにならない。それだけで関心をなくされてしまいがちです。
けれどよいのです。
観てくれる親子の皆様に喜んでいただけることが、私たちの誇り。私たちの勲章。
この純粋さを生き生きと保持し続けることが、運動を生き生きとさせるのです。

■自分の力を信頼する。
→「どうせ私たちはこれくらい」という言葉からは、楽天性と前進が生まれません。
劇列車は、きつくても一歩一歩ここまで歩いてきたのです。
そして、これからも歩いていくのです。
「どうせ」と言わないことで、私たちの可能性を開いてきました。
この言葉には、甘美な快感があります。
きつくても「どうせ」とは決して言わない。
未来を信じて少しでも出来ることをやっていく。
どんな運動にも、こんな楽天性がいるのだ、と思います。

長くなりました。
以上、劇列車運動心得五ヶ条でした。
この一年の経験から大切にしたいことを、心得風にまとめてみました。
来年も、こんな調子で歩んでまいります。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

【釜】






弓削公演で2019年巡回終了

2019.12.26 (木)

昨日は、久留米市北野町の弓削コミュニティセンターにお邪魔しました。
子ども食堂での「猫の事務所」公演です。

だんだん夜明けが遅くなるなか(冬至が過ぎても夜明けはまだまだ遅くなるんですよ)、俗明院子ども会公演の時よりも、あたりが暗い。そんな時間に集合して、弓削コミュニティセンターまで向かいました。

皆さん、熱心に観てくれました。ありがとうございました。

そして上演が終わったら、子ども食堂で子どもたちと一緒に、チキンカレーをいただきました。とってもおいしかったです。朝早くからカレーの準備をされた皆様、ありがとうございました。

様々な地域で様々な子どもたち、そして子どもと関わる様々な大人たち。そんな方々の前で人形劇をやる巡回公演。
2019年は、これで終了です。4月から12月の間で、巡回公演10回、巡回ワークショッブ3回。計13回の巡回でした。

回った先は、うきは市から大野城市のエリア。
行く先々で、学童保育所、行政の方々、生協、子ども会など、子どもと関わる大人たちの姿を拝見してきました。そんな姿はほんとうに尊い。そう思えてなりません。

私たちの人形劇が、少しでも喜びとなり、糧となるのであれば、こんなにうれしいことはありません。

それにしても、うきは市から大野城市。
車で90分。そこにどのくらいの人々が暮らしているのでしょうか?ざっと60万人くらい?

喜び、悲しみ、悩み、苦しみ。人間の暮らしの中にわけいって、そこで演じて、交流する。そんな機会と時間が元気を育む場となる。
そんな巡回活動は、劇列車の存在意義そのものなのです。

今年、私たちを呼んでいただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。

【釜】






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