Calendar

<< 2017/7  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

記事一覧

人形劇でしか出来ないこと

2016.12.11 (日)

ほんとうに日が短くなりました。
冬至まであと10日くらい。
野外での道具づくりが、日の入りとの競争になってきました。
でも野外にいる時間が長いことで、季節を全身で呼吸している気がします。

さて、人形劇でしか出来ないこと。
今回の新作「牛方とやまんば」では、そんなことを考えています。

私たちの劇づくりは脚本を重視します。
それは人間の劇と同じ。まずは、脚本の出来不出来で、劇の出来不出来が決まります。

しかし、人形劇ならでは…という表現があるのです。

それを「モノ語り」といいます。それは、モノによる表現を追求することです。

人形を人間に似せていくのではなく、人形が本来モノである、その特性を生かした表現を追求していくこと。

それが「モノ語り」。
どうもそれは、記号表現の組み合わせによる表現であるようなのです。

何を言っているのか
、わからないですよね。

つまり、コップが動いているだけでは、コップが歩いているように見えない。
けれど、「遊びに行こうっと!」という台詞(音声)をしゃべって、軽快なBGM(音響)を流すと、いかにもコップが歩いて行っているように見えてくる。
ここには、コップ(人形)・台詞(音声)・BGM(音響)という三つの記号表現が組み合わさっているのです。

人形劇には、そんな人形劇ならではという魅力的な記号表現の組み合わせがあるのです。

今のところの稽古は、台詞が完全に入ったことを土台に、記号表現の組み合わせを、ああでもないこうでもない、と創っては壊し、創っては壊ししているところ。

とても知的でスリリングな稽古ですよ。

【釜】






進む大道具製作

2016.12.04 (日)

ファイル 1340-1.jpg

写真の説明です!

一番下はかまど、その上が大釜、最も上が大釜の蓋(まだ蓋の取っ手がついていませんが)。

明るく見える明かりは、早い周期で不定期に点滅する白熱電球。ほんとうは赤いフィルターで覆い、赤い火の明かりにしてしまいます。
まるで、かまどに火がついたように見えるはずです。

白熱電球の点滅は、グローブ管と電球を直列でつなぐと出来ますよ。

さて、この製作中の大道具は、もちろん「牛方とやまんば」用。
やまんばは、この大釜の中で寝てしまい、火で焼かれてしまうのです。

けれども、劇列車の「牛方とやまんば」では、やまんばは焼かれた後、美しい蝶 に生まれ変わるのです。

なぜかって?その説明はいずれそのうちに。

さて、大道具はこれから紙貼りによる補強を経て、着色へ。
そうしたら完成となります。

【釜】






半立ち稽古から立ち稽古へ

2016.11.27 (日)

新作「牛方とやまんば」の稽古は、本日で半立ち稽古が終わりました。

イキイキした人形劇表現を、もっともっと高めていきたい。

私たちの新作稽古は、いつも新しいチャレンジを含みこんでいます。

今回は…。

1:演者より多い人形を、同時に出演している状態で使いこなすこと。
つまり、出演している二人が、三体の人形を同時に使いこなすこと。

2:人形美術に冒険してみること。

3:舞台美術のレベルアップを図ること。

4:紗幕を使った効果的表現を試すこと。

こんなチャレンジは、次回の中編新作人形劇の技術的土台を創ると思っています。道は遥かに遠いけど、焦らず慌てず、一歩一歩高みを目指します。

さあ、次回稽古から、台本を外す立ち稽古。

もうすぐ師走ですね。寒くなりました。

皆様、風邪など召されないようお気をつけ下さい。

【釜】






山家小学校公演終わりました

2016.11.24 (木)

今日は筑紫野市立山家小学校公演。
演目は「ゆきとかんたとももん爺」。
約150名の子どもたち、それから先生 や保護者の皆様に観ていただきました。

とても素直な反応を出してくれる子どもたち。ありがとう!

三年生からは感想文もいただきました。
子どもたちが熱心に観てくれたことが、よくわかります。
朝7時からの舞台仕込み、本番、ばらしと、巡回公演はハードなのですが、疲れも吹き飛びました。

さて次の巡回公演は、12月16日に久留米子育て支援センターの催しとして、再び「ゆきとかんたとももん爺」です。

次回が2016年最後の巡回公演となります。

観てくれる皆様と良い出会いが出来ますように。
さあ、頑張っていこう!
【釜】






やまんばの家の窓

2016.11.19 (土)

ファイル 1337-1.jpg

新作「牛方とやまんば」の舞台装置。

やまんばの家の窓です。

やまんばの住む家は、廃屋のあばらや。
だから、窓を汚して朽ち果てた感じを出したかったのですが…。。

この窓は角材とベニヤ製。ベニヤに切り込みを入れて破れた感じを出してみました。
塗料はミルク ペイント。アンティークメディウムで、汚れを付けてみました。

なかなか良い感じと思うのですが、いかがでしょう?

人形劇も生身の人間劇も記号体系。
記号の組み合わせ方が、表現方法の工夫なのだ。そう思います。

やまんばの家は、朽ち果てたあばらや感をどうしても出したい、といろいろ考えました。

朽ち果てたあばらや感が、劇の記号体系構築の大切なパーツとなります。
一つひとつをないがしろにしない。
それが強固な記号体系を生む礎なのだと思うのです。

少しずつ進む新作人形劇。
私たちの作品がだんだん喜ばれるようになり、こんなに嬉しいことはありません。
だから、もっと先に進みたい。
少しずつ新しいことにチャレンジしています。

【釜】






ページ移動