今年はほんとうに暖冬ですね。日本列島近くでジェット気流が蛇行しているので、寒気が流れ込まないとのことです。
これも地球温暖化のせいでしょうか?
さて「ちょうふく山のやまんば」は、何回も通し稽古をしています。「猫の事務所」も、本日通し稽古を深めます。
いよいよ、劇の主題に迫る稽古に入ってきました。もちろん主題はいつも意識されているのですが、稽古で生まれる様々な問題群に、忘れがちになったりもします。
ですから、しっかり時間をとらなければ…。
「ちょうふく山のやまんば」の主題は「みんなという問題を解決する」です。
私たち日本人は「長いものにまかれがち」です。
そこから集団のゆがみが生まれます。
かつては戦争に流されました。今は「もの言えない職場や学校」にまかれています。
いまも昔も日本人は変わらない。
民話だってそうなのです。日本人のゆがみが物語に刻まれています。
そんな主題をはっきりとさせていく作業が、主題の明確化なのです。
それは「対話」の中にしかない。対話をきちんと成立させる。つまりはドラマを成立させる。
それこそが主題を浮き上がらせてきます。
それを音や明かりでフォローする。
それが主題に迫るということなのだ、と思っています。
面白くスリリングな作業ですが、しんどい作業でもあります。
さあ、今日も稽古。頑張ろう!
【釜】
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